留学大図鑑 留学大図鑑

単位・留年 111件

留年の価値

八島 拓也(東北大学/ 福島県立安積高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • University of California, Irvine, Computer Science
  • アメリカ合衆国
  • アーバイン
留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)・工学(機械・航空・宇宙・海洋・物質・材料・化学・医療・情報・画像・電気電子)

留学をすることで留年してしまう人。けっこういると思う。 そしてそれが原因で留学に踏み切れない人も。 自分の場合も留学をすることで留年が不可避となったので、あることを心がけた。 それは、一年間の留年の価値が十分にある留学を目指すことだった。たとえば、一日一日を無駄にすることなく、いろいろなものにチャレンジすること、いろんなイベントに参加すること、研究に役立つ講義を積極的に履修することなど。これを心がけ、さまざまな機会に飛び込むようにした結果、留学に行く前に想像しているよりも、はるかに多くの学びと気づきがあった。チャレンジ精神を常にもち、いろんなことに挑戦すれば、日本にいるだけでは絶対に得られない経験をたくさん得られるはず。そしてそれは、留年という、比較的リスキーな選択に見合うだけのものだと思う。 結果論になってしまうものの、現時点ですでに留年ライフを満喫している自分から言えば、留年は確かに、卒業が遅れるし、同期は先に卒業してしまうし、後輩に混じって講義を受ける羽目になる。果ては就活にも影響が・・・あるかもしれない。が、それはデメリットでもなんでもない。知り合いも増えるし、同期からは有意義な情報がもらえるし、余裕をもって様々なことに取り組むことが出来るので、むしろメリットな気も。

続きを見る

事前準備が何よりも重要

YUI(筑波大学/ 福井県立藤島高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • マサチューセッツ州立大学アマースト校
  • アメリカ合衆国
  • アマースト
留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)・法律・政治・国際関係学

単位互換は交換留学生にとって進級等が関わってくる非常に重要な問題だと思います。この単位互換を円滑に行うために何よりも重要なことは、入念な事前準備です。出国前に、①自分の大学で残り必要な単位と留学先で履修予定の単位の参照、②自分の大学の単位互換条件、の2つを十分にチェックしてから留学することをおすすめします。このステップを踏むことで、留学中に帰国後に単位互換申請に必要な書類を集めることや、単位互換を念頭においた履修を組むことが出来ます。

続きを見る

人と違うかもしれないけど

さくら(富山大学/ 石川県立金沢桜丘高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ナンシー市役所・ロレーヌ大学フランス語学院
  • パラグアイ・フランス
  • ナンシー
留学テーマ・分野:
海外インターンシップ

私の大学では留学に行く人が多くありません。なので、身の回りに留学する人も、ましてや休学する人もいません。 なので、卒業が1年遅れるということが、私にとってとても心配でした。そのような経験をした人が身近にいなかったからです。しかし、いざ留学してみると、現地で出会った日本人留学生の殆どが自分と同じ状況で、「あ、一人じゃないんや」と思いました。小さなコミュニティの中では一人かもしれないけど、実際は自分の仲間が世界中にいると思えば不安が一気に吹っ飛びました!

続きを見る

休学することに対する不安

山口諒真(佐賀大学/ 岡山県立笠岡高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • NPO法人ジャパンハート
  • ミャンマー
  • ヤンゴンマンダレー
留学テーマ・分野:
海外インターンシップ

休学して留学/海外インターンに行くことに不安を感じている人は多いのではないでしょうか?ほかでもない僕自身も休学することに対して漠然とした不安を感じていたひとりでした。 なぜ休学に対して“漠然とした”不安があったのか考えてみます。 ① 周りの友人たちと学年がずれてしまう。 ② 休学してチャレンジしている人が周りにいない。 ③ 自分に自信がなく将来がなんとなく不安。 今になって考えてみると、具体的な不安ではなく、漠然とした不安だったことが分かります。すべての不安が漠然としたものであり、よくよく考えてみると自分に本当にやりたいことにチャレンジするためのリスクと考えるとどれも些細なものです。実際に休学して海外インターンを経験したことで、残りの大学生活の過ごし方も変わりましたし、僕自身に関しては人生の大きな転機になりました。 もしいま自分のやりたいことがあって休学を検討している方がおられるとしたらなぜ不安を感じているのかを考えてみるのもいいかもしれないですね。最終的には自分の決断で決めた選択がもっとも良いものだと思います!

続きを見る

単位互換をもちいて留年回避

じゅんいちろう(九州大学/ 長崎県立長崎西高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ミュンヘン工科大学 内燃機関研究室
  • ドイツ
  • ミュンヘン
留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)・工学(機械・航空・宇宙・海洋・物質・材料・化学・医療・情報・画像・電気電子)

交換留学制度を用いて留学した場合、単位互換制度を用いると理系学生でも大学院生で一年以内の留学ならば、留年なしで卒業することができると思う。

続きを見る

休学留年不要の留学

いだみ(千葉大学/ 東京都立八王子東高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • アラバマ大学アーツアンドサイエンス学部
  • アメリカ合衆国
  • タスカルーサ市
留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)・法律・政治・国際関係学

私のように派遣留学(交換留学)で留学すれば、入学金や授業料を留学先に払う必要はなく、また奨学金や助成金が充実しているので、お金の心配はさほどありません!!

続きを見る

自分の軸を大切に。

吉開 祐貴(九州工業大学大学院生命体工学研究科/ 福岡県私立八女学院高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • マレーシア・JICA・プトラ大学、アメリカ・ペンシルベニア州立大学
  • マレーシア・アメリカ合衆国
  • クアラルンプールペンシルベニア
留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)・理学・数学・物理・化学・生物・地学

就活のために何かをする。みたいな人をよく見かけますが、本当にそれが自分のしたいことなのか、常にどんな行動にも理由を探して、自分の軸を意識して生きていくことをお勧めします。僕は、大学院に飛び級入学し、学士を持っていませんが、大学院も中退します。いわゆる高卒です。僕には理由があって、そのような決断をとりましたし、自分で納得した上で、今本当に必要なことは何かを常に考えて生きています。高卒ですが、就活もまったく問題ありませんでした。就活のために何かをするのであっても、それに理由がなければ意味がないし、自分としても楽しくないと思います。まだ、何もなしていないので偉そうなことは言えませんが、最高の人生ですし、これからくる未来にワクワクしています。

続きを見る

本当に4年で卒業しなければいけないの?

える(大阪大学/ 愛媛県立松山東高校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • サンクトペテルブルグ大学言語学部
  • ロシア
  • サンクトペテルブルク
留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)・人類学・言語学・歴史学・社会学・国際文化

よく留学相談を受けるときに「留学しても4年で卒業できますか」と聞かれることがあるが、私は4年で卒業することを考えてなかったから、交換留学で単位をバッチリとってきたけれど「できるかもしれないが私は5年行く」と答える。卒業ができるかできないかは学校や学部のシステムによっても違うから、先生や先輩に聞いて単位とかのことを把握しなければならないし、帰ってからの就活が気になるならそれも事前に自分がどういう就活をしていくのか考えて、調査してみるべき。私の経験と周りで見てきた人たちの結果を言うと、私は留学に行ったことでいろいろな価値観を知って、勉強に対しても働くことに対しても見方ががらりと変わったので、留学後帰ってきてからすぐに就活もできなかったし、学びたいことがまだまだ増えたので、そのまま卒業するのはもったいないと思った。周りでは留学後期から就活を始める人もいたが、軸も定まらずとりあえずの就活をしていたため、結局みんなうまくいかずまた来年チャレンジすることにしていた。他のトビタテ生はやはりしたいことが明確に決まっているからだろうか、割と帰国後に就活を初めてすぐにうまく内定を取っていたりしたが。でもやっぱり私は卒業を4年ですることにこだわる必要はないと思う。特に3年生から留学を開始して4年生で帰ってきてそのまま卒業はもったいない。きっと留学中に勉強不足で悔しい思いもするし、新しく学んでみたいことも見つかるし、ある程度言語も堪能になって帰ってくるからやっとここから本当に勉強できるようになると思うからだ。もちろん少しでも早く社会に出てみることも大事だが、学生しかできないこともたくさんあって、それは取り戻すのは難しい。多くの社会人とも話す機会があったが、ほとんどすべての人がもっと大学時代にしかできないことをやっていればよかった、と語っていた。周りの大人の圧力に負けず、最後は自分で決めてほしい。

続きを見る

留学で何かを諦めない

まりこ(千葉大学/ 横浜市立東高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • University of the Philippines Los Banos, College of Arts and Sciences, Institute of Biological Sciences
  • フィリピン
  • ロスバニョス
留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)・農学・森林科学・水産・獣医・畜産

少しネガティブなタイトルになってしまいましたが、何かを理由に長期留学を諦める人はたくさんいると思います。それと同じで長期留学で何かを諦める人もいると思います。私ができるアドバイスは、大学4年生で1年留学をしても同期と同じ年に卒業することを諦めないということです。もちろん1年延ばすことを否定しているわけではありません。もし自分が大学を4年間で卒業したいと思っているのならば留学を理由にそれを諦めないでほしい、ということです。特に大学院に進学する予定の方は就職活動のように長期には及ばず、大学院入試は2日で終わってしまうので、準備等をしっかりすれば難しいことではないと思います。そのためには卒業論文を留学先でやることは必須です。日本にいるときはとてもハードルが高いように聞こえますが、1年大学卒業を延長して留学することで得られることがあるように、少し厳しいスケジュールになったとしても得るものはたくさんあります。そのためには、研究室の先生の協力を仰ぐこと、留学先で自分の専攻の卒業研究のアドバイスをしてくださる担当教員を見つけておくこと、大学院の研究室訪問を済ませ、入試に必要な書類・日程を確認しておくこと(一時帰国の飛行機の手配や、過去問題、願書など)、提出書類に関して家族の協力を仰ぐことが必要になります。また留学してからすぐ卒業になるため、単位は全て取得してからか、単位互換制度もしっかり確認することが大切です。

続きを見る