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留学先探し / 大学院 62件

客員研究員の採用

小倉 宏志郎(東京工業大学/ 浅野学園高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • スイス連邦工科大学チューリッヒ校、建築歴史・理論研究所
  • スイス
  • チューリッヒ
留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)

客員研究員は一般的な交換留学とは異なり、日本での所属大学を経由せずに受け入れ先の教授、研究所に直接アプライ、コンタクトをとることになりました。自分の場合は、ちょうど研究での興味が近い研究者が、日本での所属学科の教授と親しい方だったので、その教授にご紹介いただいてスムースに採用へと至りましたが、自分と同じ研究所への留学を考えていた知人で、その教授を介さずにアプライしようとして、研究所とのコミュニケーションが十分に取れなかったことから、採用プロセスの途中で結局留学を断念してしまったということがありました。使えるコネは最大限使いましょう。

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研究留学先の探し方

板谷玲哉(大阪大学大学院/ 愛知県立時習館高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • バルセロナ大学EventLab
  • スペイン
  • バルセロナ
留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)

今回研究留学先を探すということで私は自身が研究の中でよく引用する教授にメールを送るということをしました。 意外とメールを送るのは、ハードルが高いように思えますが、意外と海外の研究室ではメールが届くのが多いらしく、実際他の国の研究室から学びに1年来るみたいな人もよくいました。 また、メールを送る際は自身で送るのではなく、教授の方に送ってもらうなどするとスムーズに留学を確約できる可能性が高くなると思うので、可能な限り自身の人脈を使うといいかなとも思います。

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大学院は合う合わないがある。行ってみないと分からない。合わないかも知れないという覚悟を。

だいざぶろう(東京大学/ 東大寺学園高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • トロント大学人類学科
  • カナダ
  • トロント
留学テーマ・分野:
大学院進学(修士号・博士号取得)

私はアメリカの大学院の博士課程を初めた時、5年以上在籍する予定だったのですが、実際には色々な難しい事情があり半年で辞めることにしました(自主退学)。詳しいことはここには書けないのですが、ざっくりといえば、大学院の雰囲気や考え方と自分の個人的な特性が全く合っていませんでした。アメリカの色々な文化が自分に合っていなかったということもあります。その後仕切り直してカナダで大学院に入り直しました。同じ北米の、同じ人類学の博士課程でしたが、今度は、自分に合っている場所を見つけられた気がしました。その後、無事に今まで(現在時点で3年半)続いていますので、今回は大丈夫だったと言えそうです。アメリカの際の合わないという感じは、どれだけ下調べをしても、事前に知ることは難しかったと思います。カナダの場合も、自分に合うだろうという確信を下調べの段階で持つことは難しかったと思います。身も蓋もない言い方ですが、合う合わないは行ってみないと分かりません。下調べを徹底的にすることは言うまでもなく必須のことですが、それでも分からないことは無限にあります。行ってみてうまくかなければ、それで人生が終わりではないので、どこかの段階において、前向きな気持ちで諦める、ということも大切です。それでもまたやりたいと思ったら、やり直せば良いのです。

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大きな壁にぶつかっても...

Kazuki(東京工業大学大学院/ 東京都立日比谷高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • デルフト工科大学 航空宇宙学科
  • オランダ
  • デルフト
留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)

最初の指導教員のもとで研究予算がなく研究に必要な実験ができないと判明するというトラブルに遭遇しました。そこからなんとか予算を確保する方法がないか四方八方可能な限り調査を行ったり、新しい指導教員になってくれないかと同じ学科の教授や研究者に熱意をもって何度もコンタクトを取った結果、そのうちの1人が私の熱意に感心して新しい指導教員になってくださり、新しく研究を開始することができました。この経験を通じて、八方塞がりに思えてもすべての可能性に挑戦することの大切さや文化は違えど熱意をもって問題に取り組むことで,まわりの人を巻き込んで状況を好転させられることを学びました。

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大学院の入学試験について その2

Ryoki.M(電気通信大学大学院/ 開智中学高等学校一貫部)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • Manchester Metropolitan University, Master of Science in Crowd Safety and Risk Analysis / International Institute of Risk and Safety Management
  • イギリス
  • オックスフォード・ロンドン・マンチェスター
留学テーマ・分野:
大学院進学(修士号・博士号取得)

・分野知識を問う筆記試験2テーマ テーマ1 群集科学,群集力学,群集行動,群集リスク分析とは何か,これらの科学分野を支える主要な理論は何かを論じてください.また,群集の安全のための適切なリスク評価方法についても簡単に説明してください.1,500語以上. テーマ2 現実のイベント会場を1つ取り上げ,教授が提唱する4つの手法をすべて含めて分析してください.1,500語以上. ① DIM-ICE ②RAMP Analysis ③混雑状況/リスク度合いのマッピング ④ 意思決定支援(渋滞、リスク、天候、群衆やイベントの種類など) 白紙状態から書き上げるのはさすがに厳しいので,段落構成がわかるサンプルは提供されます.ただしテーマ2は,分析手法を理解していないと手を付けることができないので,事前学習が必要です. ・学費 国立大学のためか外国の学費としては想像よりは高くなく,£6,930-ですので110万円ほど.でもそれはEU圏内の学生の話であって,EU圏外の私は2倍の220万円.同じ授業なのに,なんだかなぁ…というのが率直な思いです.純粋に修士を目指すならともかく,現に日本の大学院で修士を取得する見込みが立っているのに.追加で200万円を払ってまで修士を取る必要性とは…?と考えてしまいました. さらに,こればかりは受験前に調べておけという話ですが…日本の国立大学では二重学籍が認められていないことが決定打となり,入学を辞退しました.入学試験に合格したことで,結果としては研究学生としての在籍許可が下り,当初計画していた以上の充実した研究活動ができました. 入学試験に合格していなければ在籍させてもらえなかったわけですので,受験そのものはチャレンジして良かったと考えています.

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海外は交渉で乗り切れることも多い

玉木彩子(東京工業大学/ 都立西高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • Faculty of Medicine, KU Leuven
  • ベルギー
  • ルーヴェン
留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)

研究室滞在型の留学だったため、まずは研究室の教授と直接連絡を取りました。運良く受け入れ許可をもらい、受け入れに必要な英語スコアや条件がないか確認したところ「特にない」と言われていました。しかし、その後大学全体の事務を通して手続きを進めるうちに有効期限内の英語のスコアが必要なことが直前に分かり、VISAの申請手続きに間に合わせるにはもう試験を受ける時間がない状態になってしまいました。そこで、受け入れ大学の事務に対して、「既に研究室からは受け入れ許可ももらっているが、英語のスコアだけ提出が間に合わないので他の手段で代替できないか」と交渉したところ、スコア提出の代わりに英語の口頭インタビューを実施することで、必要な語学力があるか審査してもらうことになりました。今回の例は私のリサーチ不足が原因ですが、往々にして海外では交渉すれば何とかなるケースも多いと感じたのも事実です。何か正式なルートで困ったときも諦めずに交渉してみることをおすすめします。

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渡航後に研究室をまわり,所属させてもらった

しゅう(東北大学、東北大学大学院/ 茨城県立下妻第一高校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ミュンヘン工科大学、香港理工大学
  • 香港・ドイツ
  • ミュンヘン・香港
留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)

渡航前から自身の研究と関連する研究室は調べていたが,学外のものには詳しい情報は公開されていなかった. そのため渡航後片っ端から研究室のホームページを調べて,自身の研究内容に近いものを探し,該当する研究室に連絡を入れた.数か所面談をしてもらい数か所から所属許可をもらい,無事渡航1か月で研究室に配属された.

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世界では、修士課程と博士課程の認識の違いは大きい!

重政海都(横浜国立大学大学院/ 都立青山高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ユーリヒ総合研究機構(Institute of Energy and Climate Research)
  • ドイツ
  • ヴェストファーレン州
留学テーマ・分野:
海外インターンシップ

私が留学受け入れ先として決定した国立研究所では、修士課程でのインターンシップでは必要なものがとにかく多く、それらをそろえるところで手続きが滞っていた時間が長かったです。例えば、① 現地の大学での学生証(現地で認められた学生でないと研究をするインターン生としては受け入れてもらえない)、② 現地大学での受け入れ先研究室(手続き上、現地の大学からの派遣という形をとらないと受け入れてもらえない)、③ 研究所での受け入れ先研究室(修士課程の学生は博士課程のアドバイザーがいないと研究ができない)、などなど。 なかなか手続きが進まない中、”博士課程学生としていくのはどうか?”という提案をしたところ、二つ返事でOKをもらうことができました。”研究遂行能力”という観点で、修士/博士課程の認識の違いを目の当たりにした瞬間でした。日本では気づきにくいこの認識の違いは、海外に出た瞬間に当たり前ではないということを多くの人に伝えたいです。

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研究室立ち上げたばかりの若い先生に凸

Aki(電気通信大学/ 岩手県立黒沢尻北高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • University of Chicago, Physical Science Division, Department of Computer Science
  • アメリカ合衆国
  • シカゴ
留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)

博士課程として留学をするからにはホストとは今後長く付き合うことになりうるので,とすれば若くてその分野で活躍しているような方がいいかもねというアドバイスを指導教員からいただき,そんなちょうどいい人いるかなと探していた.そんなところに,本当にちょうどその分野で有名な人がPh.D.を取得して研究室を開いたばかりという情報を得た.というのも彼は初めて自分が論文を読むという体験をした時の著者であり,研究動向をしばしば追っていた方であった. 研究留学しようと思っている方は研究動向を追っている中でちょっと年上くらいの研究者をちょっと調べてみると良いかもしれません.特に若い先生は実績が欲しいことが多く,無給で一緒に研究してもらえるならば結構ウェルカムであることが多いと思います.

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留学先研究室の教授とアポを取る

Shoma(東京工業大学大学院/ 国際基督教大学高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • スイス連邦工科大学チューリッヒ校コンピューターサイエンス学部
  • スイス
  • チューリッヒ
留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)

どうやって留学先大学で所属先研究室を見つけるか,という話です.交換留学をしている人の中で,留学先で研究室に所属し研究を行っている人が周りに少なく,それについて人から聞かれることもあったため,私のケースを紹介したいと思います.国や大学,専攻によっても状況が大きく変わる可能性があることはご了承ください.私の場合,まず日本の在籍大学の研究室の指導教官に,近しい分野を研究している知り合いの教授を何人か聞き,その中から自分の興味のありそうな人を絞りました.その中の一人で,交換留学先の候補の大学に所属する教授が,たまたま自分の大学に講演に来るということだったので,指導教官にお願いし3人で話す時間を作っていただきました.また,講演でも質問をすることで相手の印象に残ってもらうように努めました.その教授の帰国後,メールを送り研究室所属を打診してみたところ,了承してくださいました.周りの友人などでも,留学開始後,現地で所属研究室を探そうとしている人もいましたが,その場合,留学開始直後のセメスターでは受け入れてもらうことが難しい様子でした.2セメスターの留学で2セメスターとも研究をしたい場合は,渡航前に事前に連絡をとっておく事が良いと思います.交換留学等で受け入れ側に金銭的なコストが生じない場合は受け入れてくれる研究室はそこそこあるのではないかと思います.

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