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帰国後の進路 113件

リベラルアーツ大学の最大の弱点「就労機会」

福永 祐一(Williams College/ 西大和学園高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ウィリアムズ大学・心理学/統計学先行予定
  • アメリカ合衆国
  • ウィリアムズタウン
留学テーマ・分野:
大学進学(学位取得)

私が学部留学を志していた時に感じていた違和感の中で最も大きかったのが、「留学の良いところはいろんなところで書かれているけれど、なかなかその厳しい現実を知る機会はないし、もっともどのように乗り越えるのかなんて情報どこにもない」というものでした。なので、ここで米国のリベラルアーツ大学進学の最大の弱点である「就労機会の無さ」について触れようと思います。 ウィリアムズ大学を含めた多くの米国のトップ大学は田舎にキャンパスを構えているために、なかなか他の学校や社会人の方を見かけません。そのため、大学を出た後のキャリアについて考えるたり、ロールモデルとなる方と出会う機会はあまりありません。また、学生ビザで学外の就労が禁じられていることに加えて、日頃の課題に忙殺されて、将来のキャリアを考える上で参考になる就労経験をすることも難しいのが現状です。そのため、ギャップタームや休学、休暇を使用して日本や米国でのインターンへの参加、日頃からのインプット、自発的なネットワーキングがとても重要だということが見過ごされがちだと思います。

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海外の学期制と日本の就活スケジュール

けんと(長崎大学/ 熊本県立第一高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ルーヴェンカトリック大学
  • ベルギー
  • ルーヴェン
留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)

海外大学への留学、特に交換留学として飛び立つ場合、北米で8月、欧州で9月ごろに渡航を開始することが多くなる。その理由は日本の大学と海外大学の間にある学期制の違いがある。日本では4月に始まるところ、海外では8~9月からアカデミックイヤーが始まることが多い。  そして日本の就職活動は決められた日時から一斉にスタートする。そして減ってきてはいるが、まだまだ説明会出席必須や日本の試験会場でのテストの成績提出必須など海外では手に入れられない機会を失うことになる。  そのため留学に行く前から日本にいる学生以上に就職活動情報や、イベント情報を集め、SPIなどテスト対策本を持っていくことも一考すべき。また郵送限定でエントリーシートを受け付けている企業もあるため学校指定の履歴書があれば、事前に買い求め、留学先から送付することもある。

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受け入れること

ヒロピ(京都工芸繊維大学大学院/ 私立東山高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • Deakin University
  • オーストラリア
  • メルボルン
留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)

留学中困難に面した時、どうしても友達や家族に相談できない状況になったことがありました。それは自分自身を肯定し、受け入れることができていなかったから、でした。苦悩することも、努力もせめて自分だけは肯定してあげてほしい。そんな考え方のキッカケを与えてくれたのが、現地で出会った、もう1人の日本人留学生でした。セクシャリティや人種、性別、出身地や移民で悩み、それを打破しようと試みてきたオーストラリアにいたからこそ、「自己受容」という答えを見つけられたのだと思います。

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自分とは何者なのか(Who am I?)

ふな(横浜市立大学/ 至学館高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • TNK&APTトラベル
  • ベトナム
  • ホーチミン・ハノイ
留学テーマ・分野:
海外インターンシップ

私が留学を行い感じた最も大きな課題は、現地で過ごす時間の中での将来との向き合い方であると考えます。私自信の留学を振り返ると、外国人、日本人を含め多くの方々にお前は何者なんだ?(Who are you?)と問いかけられることがありました。もちろん、当時は自身の価値観や将来の目標を持っていましたが、本当にこれが将来を通してやりたいことなのかなど多くの葛藤があり、その悩みは尽きませんでした。 実際に留学を終了し、日本での就職活動を行う中で、『お前は何者か?』と全く同じ質問を突き付けられ、留学での自分自身との向き合いが活動を通して生きたと感じています。私の場合は、留学中に自分と向き合い、様々な人々と対話をすることで将来の目標が大きく変わりましたが、自分にとってこれが留学の一番の価値であったと感じています。 自分が何者なのかを相手や社会に発信できる力は、本当に強い力なので留学期間の長さに関係なく、自分と向き合う時間を多く作り実のある留学にして頂きたいと真に感じています。

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チャンスを掴む準備を

成田瑞(京都大学医学部/ 灘高校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ジョンズホプキンス公衆衛生大学院
  • アメリカ合衆国
  • ボルチモア
留学テーマ・分野:
大学院進学(修士号・博士号取得)

卒業2か月前の時点で就職先が決まっておらずかなり焦っていました。しかしそんな中で粛々と統計スキルを高めたり、論文執筆して業績を増やしたり、チャンスが得られた際の成功率を高めるための準備をしていました。ジョンズホプキンスは個人的な繋がりから、スタンフォードは公募からチャンスを得ましたが、どちらも前もって準備をしていたことで良い結果が得られたのだと思います。

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ボスキャリ内定

Rumi(駒澤大学/ 東京都立調布北高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • テネシー工科大学コンピュータサイエンス学部
  • アメリカ合衆国
  • クックビル
留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)

ボストンキャリアフォーラムに行って2つ内定をもらいました。ボストンキャリアフォーラムは情報集めにもなるので、絶対に行った方が良いと思います。

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距離のありかた

大矢未来(東京藝術大学大学院/ 北海道札幌北高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ウィーン大学哲学文化学部演劇学科
  • オーストリア
  • ウィーン
留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)

日本にいる家族や友人、留学先で新たに知り合った人たち。留学すれば自ずと色々なものとの距離が変わっていきます。 勇気をもって歩み寄ることも、ほど良い距離感を持つことも、大切です。時には休むことも忘れずに。

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留学先で起業仲間を見つけると面白い

ごう(東京大学/ 東邦大学付属東邦高校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • MIT(マサチューセッツ工科大学)
  • アメリカ合衆国
  • ボストン
留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)

留学先こそ、起業仲間が見つかるチャンスです。起業を射考えている人は、積極的に機会を探していきましょう。

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アメリカで日本企業とマッチングできるボストンキャリアフォーラム

大西翔太(北陸先端科学技術大学院大学/ 国立松江工業高等専門学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • Kemuri Technology, Code for America
  • インド・台湾・アメリカ合衆国
  • バンガロール、台北、サンフランシスコ
留学テーマ・分野:
海外インターンシップ

 僕は留学前、帰国後の就活をどのように進めていくかとても不安だったのですが、留学中に周りの友人からの情報で、毎年10月に日本企業がアメリカのボストンに集まり、学生とマッチングする「ボストンキャリアフォーラム」というイベントがあることを知りました。  実際に行ってみたのですが、僕のような「アメリカ以外の国での留学」「大学ではなくてインターンシップ」という人もたくさん参加しており、そうした人の中で実際に内定をもらっている人にも多く会いました。また、僕自身ボスキャリで内定をもらうことができました。  ボスキャリの時期が近づくとトビタテの学生の中でも対策会などが始まったりするので、就活が不安だという方はぜひ調べてみてください。ボストン以外でもサンフランシスコや中国、オーストラリアなど様々な地域で開催されているようです。

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理想についてはよく考え、結果の善し悪しにこだわらず行動を始め、課題を具体化する。

のっつー(獨協大学/ 埼玉県立春日部高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ルプレヒト・カール大学ハイデルベルク(政治学部・エネルギー政策)
  • ドイツ
  • ハイデルベルク
留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)

インターンシップを行いたいと思う場合、どうしても他の現地学生などとの競争になってしまう側面があります。そのため、こちらはまず数当たるしかないということと、反応の善し悪しを先に考えてアクションを起こすか悩む時間があったら、まず1通メールを書き送ってみることをお勧めしたいと思います。ドイツの場合は、日本人以上にPraktikum(プラクティクム=インターンシップ)に積極的な学生が多く、早めに志願して「志願者リスト」に載せてもらう段階があったりします。これに出遅れてしまうのが一番の痛手であるので、兎にも角にも、まず先方に打診してみましょう。先方の反応次第で、ようやく取り組むべき課題が明確になる場合が多いです。

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