留学大図鑑 留学大図鑑

語学力 689件

時には、時間しか解決法がないときもある

栗原茉海(お茶の水女子大学/ 清泉女学院)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ロンドン大学SOAS
  • イギリス
  • ロンドン
留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)

留学当初、英語が流暢に話せるわけではなかった私にとって、授業をはじめ生活のあらゆる場面で英語が求められる状況は逃げ場がなくつらかった。自分の肌ひとつ隔てたすべてが異文化であり、自分の身しか「自分」に帰属するものがないような感覚はとても不安で、LINEなどのSNSで日本の両親や友人とつながっていることが唯一の安心だった。しかし時間が経つにつれて英語に慣れ、生活の感覚がつかめるようになると、次第に外への恐怖心も和らいだ。あまりにしんどいようなら所属大学なりで適切なメンタルケアを受けるのがひとつの手だが、異文化に身を投じる以上このようなカルチャーショックはつきものであり、時間に任せて慣れるのを待つというのも有効だと感じた。

続きを見る

思いを言語化する力

Hinano Toda(法政大学/ 都立両国高校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • the dance ability movement
  • カナダ
  • トロント
留学テーマ・分野:
海外ボランティア

自分が思っていることを言語化することは母国語でも難しいと思います。留学中に、表現芸術に関わっていきたいのなら自分がどう感じて何を思ったか言語化して相手に伝えることが非常に大切だと言われました。自分の英語力に自信がなく、言語にばかり意識が向いてしまっていましたが、何を感じたか、自分の心にフォーカスすることで、伝えたいという気持ちの方が大きくなり、発言することも増え、その時に集中することができるようになりました。

続きを見る

授業に期待しすぎない

まこ(京都大学/ 奈良高校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ビショップス大学(Bishop's University) 生物化学科
  • カナダ
  • シェルブルック
留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)

秋学期、私は授業を多めに履修し、その授業の勉強をメインでやっていました。しかし、秋学期が終わった後、いまいち自分の英語力がのびていないと感じてしまいました。このままでは、また他の学生と対等にやっていけないという危機感を感じ、冬学期は授業の数を最低ラインまで減らしました。そして、個人的な英語の勉強の割合を増やしました。その中で1番効果があると思うのが、Netflixなどで、ひたすらドラマなどをみることです。そんなんもうやってるわと思う方もいるかと思いますが、私は正直、「ドラマ視聴=娯楽=さぼっている」というような固定観念が頭から抜けず、試していませんでした。しかし、見始めてみると、見た直後は明らかに口から英語が出やすくなっているし、内容にはまって、集中して見ることで、リスニング力も付いたと思います。ネイティブが複数いる中での会話だと、彼らが猛スピードで話すので、リスニング力を鍛えるのもすごく大切だと思います。私だけかもしれませんが、YouTubeだとどうしてもおすすめの動画として、日本語の動画が出てきてしまうので、その誘惑に流されてしまいました。 専門の授業では、専門の単語や知識は身に付けられて、もちろんそれは大事で将来の研究に生かしていけると思うのですが(秋学期は特にそう思っていた)、会話やディスカッションで、「この人理解してるな」と思ってもらわないと相手にもされないと思うので(結果、悔しい思いをすることが度々ありまました)、自分で英語学習の時間を設けて、しっかり勉強するのも大切だと思います。それから、動画を見るなんて、日本でもできると思う方も少なくないと思いますが、私としては、日本にいたら、部活やらバイトやらで実はあまり時間がないと思うので、留学中は語学力アップのチャンスかなと思います。

続きを見る

とにかく話す

LZ(The University of Melbourne/ 市川学園 市川高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • The University of Melbourne, Bachelor of Science (Animal Health and Disease)
  • オーストラリア
  • メルボルン
留学テーマ・分野:
大学進学(学位取得)

留学前の準備でも留学中でも、ノンネイティブにとって英語はいつまで経っても多少は悩むもの。言語は話せるか話せないかではなくて、どのくらい上達させられるかが大事なことを忘れずにどんどん使ってみるしかないんだと思う。大学に正規留学するには相当な英語力がないといけないのかなと思われがちだけど、私は全く英語のバックグラウンドがなくこれが初めての留学。大学ではイベントなどでできるだけ話すようにして、未だに話に詰まることもあるけれど、周りが優しいからそれでも大丈夫!

続きを見る

言語の学び方:失敗を恐れない姿勢が自分を変える!

藤井 里奈(上智大学/ 東京都市大学等々力高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ハイデルベルク大学
  • ドイツ
  • ハイデルベルク
留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)

 留学に行って多くの人がぶつかるのが言語の壁だと思う。私が初めてドイツに留学したのは高校生の時だったが、一切ドイツ語を話せなかった。周囲の人に十分にお礼を伝えることすらできないのが歯がゆかった。そこでホストファミリーとの会話は全てドイツ語に変えてもらった。現地の高校では毎朝新聞記事を音読してクラスメイトに発音を教わった。大切なのは完璧なドイツ語を話すことではなくて意思疎通することである。どの言語を学ぶ場合でも、失敗を恐れずに努力を続けることができれば語学力は確実に上達すると思う。

続きを見る

恥を捨てるしかない!(多分)

Manaka(University College London/ 都立小石川中等教育学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • University College London
  • イギリス
  • ロンドン
留学テーマ・分野:
大学進学(学位取得)

私は初めて1ヶ月以上海外に滞在したのは今回が初めてで、交換留学等も行ったことがありませんでした。そのためIELTSの成績もListeningとReadingのみ点数が取れ、SpeakingとWritingはなかなか点数が伸びませんでした。Speakingについては、周りの目を気にせず、また間違いを恐れずに沢山使うことが一番の練習方法になると思いました。 また、概ねの場合日本人が話すのは「アメリカ英語の劣化版」ですので、香港等アメリカ英語を学んできた人達には何を言っているのかが伝わるのですが、英国ネイティブ等イギリス英語を話す学生にはなかなか言いたい事が伝わらず悔しい思いをしました。

続きを見る

「失敗」と友達になろう!

Lena YAMAGUCHI(京都大学/ 京都府立西城陽高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • リヨン国立建築大学・まちと都市環境専攻
  • フランス
  • リヨン
留学テーマ・分野:
大学院進学(修士号・博士号取得)

フランス語は大学の第二外国語として始めました。大学3年目にトビタテ3期生として10か月フランスへ交換留学したのが初めての海外で、それまでは日本語が通じない環境にいた経験が全くありませんでした。はじめの半年間は会話が聞き取れないことも、うまく話せないことも本当に辛くて、でも失敗するのが怖くてふさぎ込んでいました。そのうち夜にストレスで過呼吸をおこすようになって、しまいには大学の授業中に過呼吸を起こして倒れて、救急隊員にタンカで運ばれかけました (幸いにも大学の隣に住んでいたので、友達が家まで運んでくれました)。その時に何かが吹っ切れて、「間違っても何でもいいからとにかく何か話してみよう」という考えになってから、失敗も前ほどは怖くなくなり、フランス語を学ぶ楽しさを取り戻したと記憶しています。実際に話してみると、どんなに拙いフランス語であっても、文法や単語がぐちゃぐちゃでも、変な顔をせずにちゃんと聴いてくれる人の多さに気付きました。 2回目の留学である今でさえ毎日が失敗の連続で、悔しい思いをすることもしばしばですが、間違うことは決して悪いことではないし、誠意をもって話せば割と聴いてもらえることに日々助けられています。 これから留学される方で、語学力が不安な方はとても多いかと思いますが、大丈夫です、なんとかなります。ぜひ、「失敗」と仲良くなってください!

続きを見る

電話でのやり取り

けいすけ(南山大学大学院/ 三重県立宇治山田高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ヨーク大学 教育学/言語・言語科学科 
  • イギリス
  • ヨーク
留学テーマ・分野:
大学院進学(修士号・博士号取得)

最近はオンライン上でいろんなサービスを受けられたり、問い合わせなどができますが、どうしても本人確認が必要な場合や、急を要する場合など、どうしても電話をかけなければならない場合があります。英語で電話のやり取りをするというのは簡単なことではありませんでした。イギリス国内にいる英語ネイティブは非英語圏に滞在経験などがない限り、非英語話者と電話で会話することはあまりないので、手加減なく普段通りのスピードで話そうとします。電話の会話は不明瞭で聞き取り辛いことも多く、また、イギリスの英語は様々な地方のアクセントもあり(私の住んでいた地域はヨークシャ・アクセントで話す人が多かったです)、聞き慣れていないアクセントだとさらに聞き取りが困難になり、初めは電話をすることに恐怖感を抱いていました。しかし、私は小さい子供もいたので、急病で緊急で病院に連れて行かなければいけないときなど、どうしても電話をかけなければいけないことも多かったので、対処法として、事前に聞かれる情報や、想定される会話に必要な表現などをできるだけ事前に準備をして臨みました。例えば、子供のために病院に電話で予約を取る際などは、必ず子供の生年月日、続柄や、子供の容態を尋ねられるので、すぐ答えられるように、時間が許す限り準備しておくことで、ある程度落ち着いて電話できました。それを繰り返していくうちに滞在が終わるころには電話でも随分スムーズにやり取りができるようになりました。

続きを見る

モノマネをせよ

しもしも(東京工業大学/ 神奈川県立川和高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • Lappeenranta University of Technology/Electrical Enjineering
  • フィンランド
  • フィンランド・ラッペンランタ
留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)

英語のスピーキング・リスニングが全然出来ないまま留学が始まったので、最初はかなり苦労しました。授業の英語も全然聞き取れないし、自分の発音が間違っていて相手に言いたいことが全然伝わらないことが多々ありました。そんな中がむしゃらに話しかけたりする中で徐々に慣れていったのですが、一番スピーキング・リスニングが向上し始めたのは、モノマネをし始めてからでした。僕はある時から現場にいたカナダ人の先生の綺麗な発音の英語を完コピしようとしだしたのです。同時にマイケルジャクソンを筆頭に洋楽を聞き出し、本物の英語を完コピし出すようにしました。すると徐々に自分の発音が上手くなり、またそれによりリスニング能力も向上していきました。欧米の赤ん坊が親の英語を聞いて真似して行くように、僕もそうしようと思って始めたのですが、これは本当にやって良かったと思います。

続きを見る

留学を最大限利用して英語を鍛えるためにしたこと

モモカ(神戸市外国語大学/ 大阪市立咲くやこの花高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • Kaikorai Valley College
  • ニュージーランド
  • ダニーデン
留学テーマ・分野:
短期留学(3か月以内、語学・ボランティアなど各種研修含む)・語学留学

留学に行けば何もせずとも英語が上手になる、なんてことは正直ありません。 私が留学中に英語力を鍛えるために効果的だと思うことをいくつかご紹介します! 1. 授業の予習復習を徹底的にする 現地の学生に混ざって受ける授業では、知らない単語や分からないことが沢山出てきます。そういったことは帰宅後必ず理解できるまでとことん調べて、予習も必ずしていました。また、分からない単語は英英辞典で調べることを心がけていました。 2. 積極的に英語で話す 実は、英語を話さなくても留学生活を送ることは可能です。でも、英語を少しでも話せるようになりたいのなら、自分から「英語を使わなければならない環境」に飛び込み、とにかく間違っていてもいいから沢山話すということをおすすめします。最初は相手の言っていることが分からなかったり、通じないことがあったりと不安かもしれませんが、必ず会話は上達していきます! 皆さんの心意気次第で成長度はかなり変わります。1度しかない大きなチャンス、ぜひ自分に出来る最大限のチャレンジをしてたくさんのことを吸収してみてください!

続きを見る