時には、時間しか解決法がないときもある
栗原茉海(お茶の水女子大学/ 清泉女学院)
- 留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
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- ロンドン大学SOAS
- イギリス
- ロンドン
- 留学テーマ・分野:
- 大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)
留学当初、英語が流暢に話せるわけではなかった私にとって、授業をはじめ生活のあらゆる場面で英語が求められる状況は逃げ場がなくつらかった。自分の肌ひとつ隔てたすべてが異文化であり、自分の身しか「自分」に帰属するものがないような感覚はとても不安で、LINEなどのSNSで日本の両親や友人とつながっていることが唯一の安心だった。しかし時間が経つにつれて英語に慣れ、生活の感覚がつかめるようになると、次第に外への恐怖心も和らいだ。あまりにしんどいようなら所属大学なりで適切なメンタルケアを受けるのがひとつの手だが、異文化に身を投じる以上このようなカルチャーショックはつきものであり、時間に任せて慣れるのを待つというのも有効だと感じた。
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