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帰国後の進路 / その他(インターンシップなど) 24件

インタビューのアポ取りに苦戦

茂垣 聖( 千葉県立佐原高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • VanWest college バンクーバー校
  • カナダ
  • バンクーバー
留学テーマ・分野:
短期留学(3か月以内、語学・ボランティアなど各種研修含む)・語学留学

私は医療従事者へのインタビューを行うためにアポイントメントをとりたかったのですが、留学前は時差が大きくて現地と連絡を取り合う時間が合わないし、そもそも国際電話になってしまうので、医療機関に片っ端からメールやSNSのダイレクトメッセージを送ることにしました。しかし得体の知れない日本人、しかも未成年の突然の連絡は相手にされなかったらしく、返信はほとんど来ませんでした。また、カナダはマリファナの使用が認められていることもあって中毒患者が病院に搬送されることも多いらしく、未成年が1人で大きな総合病院に入るのは危ないという返事もありました。そんな状況下でも、“諦めないこと“が大事です。諦めず範囲を広げて調べていると運良く、日本人の医療通訳の方が派遣されているクリニックでインタビューの許可をいただくことができたのです。しかも全て日本語でOKでした。これから留学をされる方も、アポ取りは苦戦されるポイントなのかもしれません。そんな時は諦めず、時には他人の力も借りて、挑戦し続けてみてください!

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新型コロナウイルスを越えて

はち( )

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • リーズ大学
  • イギリス
留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)

私は留学に際してイギリスの他にもう1カ国行く予定にしていました。未来の留学のためにトビタテに申し込み、留学計画を立てながらワクワクしたことは手に取るように覚えています。しかしながら、留学がちょうど半分くらい終了した2020年3月、イギリスにもパンデミックの波が押し寄せ、涙ながらに留学中断の選択をせざるをえませんでした。帰国してから2週間の隔離の間も、自分がなぜ留学したのか、特段成果が挙げられることもなく中途半端な状況で帰国してしまい、この留学をどのように自分の中で昇華すれば良いのか、と自問自答を繰り返す日々でした。しかしながら、留学中に得た“飛び込む力”が自分の心の中で沸々と湧いてきて、帰国後は留学中に学習したmHealthや、興味を持った医療政策についてより深く学ぶため、それぞれベンチャー企業やシンクタンクでインターンをさせてもらい、また所属大学では感染症に関する研究に関わらせてもらうことができました。留学しているだけではできなかったことに多々チャレンジすることができ、留学以上の成果が得られたかもしれないと今はとても満足しています。 おそらく留学した人は誰一人として(留学中断にはならないにしても)全てがベストな状態で物事が運ぶ人はいないと思います。しかしながら、自分の強みは何なのか、自分の学びたいことや興味があることは何なのか、ベストは選べなくてもベターな道はないのか、何度も何度も自省することで、満足する留学生活を送ることができると考えています。これを読んでいらっしゃる皆さんもきっとご自身の強みがあるはずです。留学中、そして帰国後も壁にぶち当たった時にそれが発揮されることを祈っています。

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インポスター症候群

のぐりん(オックスフォード大学大学院/ 東京都立国立高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • オックスフォード大学大学院 地理環境学部 水科学と政策、マネジメントプログラム
  • イギリス
  • オックスフォード
留学テーマ・分野:
大学院進学(修士号・博士号取得)

私が留学中に最も苦労したのは、「インポスター症候群」といわれる心理状態です。インポスター症候群とは、周りからは高く評価されているにも関わらず、自分自身のことを過小評価してしまう心理状態のことです。日本の謙虚さを美とする価値観を基準に自分自身や周囲を捉えると、欧米・アフリカ・ラテンアメリカ等の学生は業績のアピールが非常に上手いため、インポスター症候群に陥ってしまう恐れがあります。特にオックスフォードの環境では、欧米の学生でさえもこのように感じることが多々あるといいます。私自身今でもインポスター症候群と戦っている最中ではありますが、「こいつ、業績をアピールしているな」と思ったら言葉を額面通り受け取らずにある程度聞き流し、「事実関係を正しく把握する」ことを重要だと思います。添付画像は極端な例ですが、例えば「自動車の運転免許を取得した」を言い換えると、「燃料式車両を操作するスキルと能力を評価する専門的かつ最も栄誉ある試験の受験者のうち、上位5人に選ばれた」というように言い換えることができます。うわべの言葉に惑わされず、本物を見極められるようになりましょう。

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悩んだときに

MIA(名古屋大学/ 愛知県立明和高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ウプサラ大学
  • スウェーデン
  • ウプサラ
留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)

留学して1か月くらいが経った頃、自分の英語力の拙さや環境の変化へのストレスが溜まり、過去最大に病みました。持病の吃音がひどくなり、英語はもちろん日本語もうまく話せなくなってしまい、誰とも会いたくない、、という状態になってしまいました。 そんなとき、日本の友人と話して自分がどんな人間であるのかを思い出すと共に、現地でできた友人に思いを打ち明けました。最終的には、日本の大学から一緒に留学に来ていた、自分をよく知る人の言葉で、自分への自信を取り戻して、病み期を脱出することができました。 当時は永遠にも感じられましたが、振り返ってみれば本当に病んでいたのは2週間ほどだけです。留学先で悩んだり病んだりすることもあるかもしれませんが、いつか終わるときが来ると信じて、信頼する人たちを頼ってみてください!

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留学の持ち物

Sae(国立大学法人東京農工大学大学院/ 東京都立八王子東高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • Newcastle大学Centre for Rural Economy
  • イギリス
  • ニューカッスルアポンタイン
留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)

渡航するときのスーツケースに何を入れていこうか迷っている方へ。あれもこれもパンパンに詰めて32キロを引き連れて渡英した私が留学に必要な持ち物を厳選しました。添付画像を参考にしてみてください。欧米諸国では、たいていの物は手に入るので、あまり欲張らず身軽で行くことをお勧めします。

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日本用SIMフリーのスマホを持っていく※ただし周波数を確認すること

summer(京都大学大学院/ 私立金蘭千里高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • 南太平洋大学地理学 地球科学 環境学系研究分野
  • バヌアツ・フィジー諸島
  • バヌアツ共和国タンナ島・フィジー諸島スバ
留学テーマ・分野:
その他のテーマ

海外に行った場合にスマホが使えないと最悪です。海外に行って最初に行うべきことのひとつがsimカードの入手です。 simフリーのスマホを持っていない場合に悩むのが、日本でsimフリーのスマホを買うか現地でスマホを買ってしまうかですが、私のお勧めは日本でsimフリーのスマホを買うことです。なぜなら海外でスマホを買うと操作案内がすべて英語もしくは現地語なので使いづらいです。また、日本のスマホであれば日本人が愛するLINEが使えます。 ここで注意されたいのは、「simフリーのスマホ」と一口にいっても全てのsimが認識できるわけではないということです。スマホには認識できる周波数が決まっています。日本でsimフリーのスマホを購入する場合は事前に留学先で何の周波数の回線が使われているのか、自分のスマホはどの周波数に対応しているのか確認しましょう。 だいたい全世界の周波数に対応している海外仕様向けのスマホはiPhoneやNexusやAndroid Oneだと思われます。お勧めはアンドロイドのNexusとAndroid Oneです。理由は(1)途上国の人は比較的値段の安いアンドロイドを使っている場合が多いと思われるから(2)iPhoneは世界共通価格でみんなが知っているブランドなのですぐにお金を持っている人だとばれるからです。その点Google社製のNexusとAndroid Oneは高機能で使いやすい優秀なスマホであるにも関わらずそこまで知名度がない(ごめんなさい)ので現地の人が使っているスマホに紛れることができます。

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休日の予定も出国前に

ましょ(福島工業高等専門学校/ 福島工業高等専門学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • Hylton Environment
  • イギリス
  • チェスター
留学テーマ・分野:
海外インターンシップ

私は出国する前は「休日のことはイギリスについてから考えても、まあ大丈夫でしょう」と何も計画せずにいた。しかし、いざ行ってみるとやることがなかったり、旅行に行くとしても直前でチケットを取ったりホテルを予約したりしたので、かなりお金がかかってしまった。また何もない休日こそ、もっと自主活動(フィールドワーク)などをしっかり行いたかったと思った。休日の予定もしっかりと立てたほうが留学生活を充実させることができると思う。

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公務員試験

つかさ(長崎大学/ 長崎県立諫早高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ゲント大学
  • ベルギー
  • ゲント
留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)

2月に帰国して、4月から公務員試験の勉強を始めた。周りは去年の11月ぐらいから始めている人が多かったため、あせりを感じたが、公務員学校に通い人一倍努力することで5月以降の試験に間に合わせることができた。

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活かすも殺すも自分次第

永澤 慶章(北海道大学/ 北海道札幌東高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • 国際NGO Black Sash、NPO法人 FunDza Literacy Trust
  • モーリシャス共和国・南アフリカ
  • ケープタウン・ヨハネスブルグ
留学テーマ・分野:
海外インターンシップ

現地派遣のインターンは、良くも悪くも強制力というものがありません。もちろん、義務で始めた留学ではないので、やる気に満ち溢れた状態で生活は始まります。しかし、長期の滞在になればなるほど、どこかで物足りなさや、逆に怠けという気持ちが出てくることもあります。または、挫けてしまったりなど。そんな時に問われるのは、自分の克己心だと思います。 出発前に書いた自分の目標や決意というものは、こうした時に大きな支えになってくれます。なぜこの留学に来たのか、何を成し遂げたいのか。初心に帰ることが、また決意を新たにさせ、希望をもたらします。 旅を始めた段階で、それをやりきる力は、一人一人のうちに宿っていると思います。

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