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帰国後の進路 / その他(インターンシップなど) 23件

リベラルアーツ大学の最大の弱点「就労機会」

福永 祐一(Williams College/ 西大和学園高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ウィリアムズ大学・心理学/統計学先行予定
  • アメリカ合衆国
  • ウィリアムズタウン
留学テーマ・分野:
大学進学(学位取得)

私が学部留学を志していた時に感じていた違和感の中で最も大きかったのが、「留学の良いところはいろんなところで書かれているけれど、なかなかその厳しい現実を知る機会はないし、もっともどのように乗り越えるのかなんて情報どこにもない」というものでした。なので、ここで米国のリベラルアーツ大学進学の最大の弱点である「就労機会の無さ」について触れようと思います。 ウィリアムズ大学を含めた多くの米国のトップ大学は田舎にキャンパスを構えているために、なかなか他の学校や社会人の方を見かけません。そのため、大学を出た後のキャリアについて考えるたり、ロールモデルとなる方と出会う機会はあまりありません。また、学生ビザで学外の就労が禁じられていることに加えて、日頃の課題に忙殺されて、将来のキャリアを考える上で参考になる就労経験をすることも難しいのが現状です。そのため、ギャップタームや休学、休暇を使用して日本や米国でのインターンへの参加、日頃からのインプット、自発的なネットワーキングがとても重要だということが見過ごされがちだと思います。

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受け入れること

ヒロピ(京都工芸繊維大学大学院/ 私立東山高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • Deakin University
  • オーストラリア
  • メルボルン
留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)

留学中困難に面した時、どうしても友達や家族に相談できない状況になったことがありました。それは自分自身を肯定し、受け入れることができていなかったから、でした。苦悩することも、努力もせめて自分だけは肯定してあげてほしい。そんな考え方のキッカケを与えてくれたのが、現地で出会った、もう1人の日本人留学生でした。セクシャリティや人種、性別、出身地や移民で悩み、それを打破しようと試みてきたオーストラリアにいたからこそ、「自己受容」という答えを見つけられたのだと思います。

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距離のありかた

大矢未来(東京藝術大学大学院/ 北海道札幌北高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ウィーン大学哲学文化学部演劇学科
  • オーストリア
  • ウィーン
留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)

日本にいる家族や友人、留学先で新たに知り合った人たち。留学すれば自ずと色々なものとの距離が変わっていきます。 勇気をもって歩み寄ることも、ほど良い距離感を持つことも、大切です。時には休むことも忘れずに。

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理想についてはよく考え、結果の善し悪しにこだわらず行動を始め、課題を具体化する。

のっつー(獨協大学/ 埼玉県立春日部高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ルプレヒト・カール大学ハイデルベルク(政治学部・エネルギー政策)
  • ドイツ
  • ハイデルベルク
留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)

インターンシップを行いたいと思う場合、どうしても他の現地学生などとの競争になってしまう側面があります。そのため、こちらはまず数当たるしかないということと、反応の善し悪しを先に考えてアクションを起こすか悩む時間があったら、まず1通メールを書き送ってみることをお勧めしたいと思います。ドイツの場合は、日本人以上にPraktikum(プラクティクム=インターンシップ)に積極的な学生が多く、早めに志願して「志願者リスト」に載せてもらう段階があったりします。これに出遅れてしまうのが一番の痛手であるので、兎にも角にも、まず先方に打診してみましょう。先方の反応次第で、ようやく取り組むべき課題が明確になる場合が多いです。

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留学中の挫折や迷走は旅行で解決

Hidetaka Ko(同志社大学/ 近畿大学附属高校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • フットヒルカレッジ コンピュータサイエンス専攻
  • アメリカ合衆国
  • シリコンバレー
留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)

留学中にやらかしてひどく落ち込んでいた。そのときに、トビタテ生でもある親友が、「アリゾナとラスベガスに行こう」と連れ出していってくれた。そのときに、自問自答したりアリゾナの広大な景色を見て、「ゼロからやり直そう」と開き直ることができた。

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チームメンバーのモチベーション管理をインセンティブの設計で解決

シュウタ(明治大学/ 北海道北陵高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • デアンザカレッジ・コンピュータサイエンス学科
  • アメリカ合衆国
留学テーマ・分野:
その他のテーマ

現地でチームをマネジメントしていたのですが 給料をもらって仕事としてやっている訳ではないので メンバーのモチベーションをどうやって維持するかを課題に感じたことがあります。 解決策はームメンバーそれぞれのインセンティブ設計を考えることでした。 メンバーそれぞれの欲求を考えて 起業願望の強いメンバーには彼の人生の相談にのり、今自分たちが取り組んでいることが 彼の今後の人生にどう繋がるか一緒に考えるなどをしていました。 人それぞれ知的欲求、金銭的欲求、ライフプランなどがあるので マネジメントする上では それらを満たせるようにすることが大事だと思いました。 これから留学でチームを中心的な立場で主導していく人がいれば ぜひ参考にして欲しいです。

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共著者との体験の共有

かずひろ(東京農工大学/ 市川高校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • Centre for Wireless communication
  • フィンランド
  • オウル
留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)

THzパルスの伝搬をまずは定式化し,次にTHz帯のパルス測定器を用いて電波伝搬実験を行うことで定式の妥当性を確かめることができた.この結果を基に論文を共著で書いている際に課題が発生した. その課題とは執筆において論文の構成や結果についての考察について議論が進まないことである. そういった時に現地の研究者をバーやサウナ,釣りに誘いより親密な関係を築き体験を共有することで,お互いの論文に対する考えを共有した. このようなより議論を進めやすい環境づくりを行うことで,粘り強く議論をしていき論文投稿にまでいたった.

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大切にしている言葉をもつこと

ほのか(弘前大学/ 久慈高校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ニューサウスウェールズ大学付属学校、Australian Pro Bono Centre、Amnesty NSW
  • オーストラリア
  • シドニー
留学テーマ・分野:
その他のテーマ

留学中には、きっとたくさんの経験をして、たくさんのことを考えると思います。私もそうでした。その中で、どの経験も自分の解釈の中で生きるものなのだと実感しました。 でも、その中で私が絶対に忘れないようにしていたことは、 Play the infinity game という言葉で、自分の枠にはまらないで、とりはらおう!という言葉です。自分で勝手に限界線を決めてあきらめたり、逃げたりしないで、挑戦していこうと思いながら、留学中頑張っていました。 これから留学にいくみなさんも、自分の中に、なにか自分の軸になるような言葉や気持ちをもっていくと、きっと素敵な留学生活を送れると思います。

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挫けずトライ!実践活動は姿勢が重要

ソリ(筑波大学/ 群馬県立高崎北高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ユーラシア国立大学
  • カザフスタン
  • アスタナ
留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)

留学前、私はカザフスタンにある日本企業と大使館でのインターンシップを志望していた。しかし実際に行ってみると、カザフスタンは当時も今もオイルショック状態でどの企業も忙殺されている。いわんや大使館をや、である。当初のあてが外れた私はトビタテ生としては崖っぷちであったが、留学で早いうちから、アクションを起こせば必ず一定のリターンがあることがわかってきていた。日本では消極的な私も、排水の陣を敷き、世界の超有名企業から日本企業、現地企業とインターン受け入れ先に応募を出しまくった。結果として、非常にありがたいことに私の専攻する国際法の知識を以って活躍できるインターンや、国際的なEXPOで仕事をするチャンスを得た。ここから得た教訓は、とにかく異邦の地では悲観しないことである。悲観すると良いツテはできないし行動の気力も起きない。裸一貫のチャレンジャーとして挑み続ければ、チャンスは絶対にやってくる。実際私は、当初予定したよりも一層実りのある留学になったと感じている。

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