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留学先探し / ボランティア 45件

自分の力を信じて、孤独にも劣等感にも打ち勝て!

あまね(常磐大学/ 茨城県立水戸第二高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • 敏實科技大學
  • 台湾
  • 新竹・台北
留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)

私がこの留学生活の中でぶつかった一番大きな壁は、博物館でボランティア活動を行う上での孤独と劣等感でした。 留学前に二つの博物館でボランティア受け入れの許可が下り、私はとても誇らしく楽しみな気持ちになっていました。短期間ではあるけれど、あこがれの場所で活動ができる!と心躍らせていた日々は、いざボランティアガイドの研修が始まるとともに一変しました。難しい外国語での講義や周りの受講生のレベルの高さを目の当たりにして、初めて「自分には無理かもしれない。」と絶望的な気持ちになりました。案の定、一度目のガイドテストでは、二つの博物館両方とも不合格になり、ここまできて何もできないまま終わるのだろうかと孤独と劣等感に押しつぶされそうになりました。 そんな時、私を支えてくれたのは母からの一本の電話でした。「二十歳そこらのあなたが何もできないのなんて当たり前。でも、そんな中でがむしゃらに努力することが、未来の自分への贈り物だよ。」母のこの言葉で、私は自分の中の暗い気持ちにけりをつけることができました。孤独と劣等感に飲み込まれ、落ちるところまで落ちきったらあとは上るだけ!自分はできる!そのためにここまで来たのだと気持ちを奮い立たせ、時間の許す限り努力を続けました。 結果、二度目のガイドテストではどちらも合格をいただくことができ、晴れてボランティア活動を開始することができました。 留学先は未知の場所、分からないことにもできないことにもたくさんぶつかります。時には孤独と劣等感に飲み込まれてしまうこともあるかもしれません。ですが、そんな時こそ自分でも気づいていない自身の力を信じて、暗い気持ちに打ち勝ってください。何かに挑戦をして、ときに私たちを襲う孤独と劣等感は、実は人が成長するための土壌となるものです。

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たくさん探して、たくさん連絡を。

rii(東京学芸大学/ 東京都立大泉高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ヨーテボリ大学 教育学部
  • アメリカ合衆国・スウェーデン
  • サンフランシスコ・ヨーテボリ
留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)

交換留学や既存のプログラムに参加するのは、あまり難しいことではないと思いますが、自分でボランティア等の受け入れ先を見つけるのは大変だと思います。私は、ろう学校での活動を希望していましたが、学校は個人情報保護の関係でなかなか受け入れてくれるものではありません。なので、インターネットでとにかく学校を調べ、メールやFacebookのメッセージをたくさん送りました。返信が来なかったり、簡単に断られるのは当たり前です。それでもめげずに連絡を送り続けることが大切だと思います。私を受け入れてくれたアメリカの学校は、ウェブページだけでなく、FacebookやInstagramでの情報発信もよくしている所でした。そのように、ネット上もたくさん活動している団体は受け入れにも寛容かもしれません。また、学校ということで言うと、公立よりも私立の方が受け入れてくれるのではないかと思います。受け入れ先を自分で決めるのは大変なことですが、自分の好きなことができる絶好のチャンスでもあります。私は、この学校に行けたことを心から良かったと思っています。

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とりあえず行動

ラハット(東京外国語大学/ 東京都立西高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • カザフ国立大学準備学部
  • カザフスタン
  • アルマトゥイ
留学テーマ・分野:
海外ボランティア

渡航以前、参加予定だったボランティア団体の代表者とは連絡を取っていましたが、具体的にいつ・どこで・どんな活動に参加できるのかは不明でした。現地に到着後、どうしたものかと考えてしまいましたが、直接話をするのがはやいと思い、ボランティア団体が運営するイベントに足を運びました。担当者に合わせてもらい、渡航後間もなく語学にも不安がある状態でしたが活動に参加したいとやや直談判のようなかたちで話をしました。気持ちが伝わったのか、すぐにメンバーとして加入できることになりました。考えても解決しないことに対しては、一歩動いてみる、動きながら考える、という意識をもつことの大切さを学びました。

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トビタテ生を頼ってみる

紗和(中央大学/ 中央大学附属横浜高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • 南デンマーク大学
  • デンマーク
  • オーデンセ
留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)

一人で探そうとせず、希望先がダメであった場合は同様のテーマで留学していたトビタテ生や同じ国に留学する仲間を頼ると良いと思います!トビタテ生は行動力や人脈にあふれている人が多いため、興味関心のある事柄についてのヒントを得られるだけでなく、具体的な機関を見つけられる可能性がより高まると思います。また連絡の仕方などについても、一度決めた課外活動先を断られている人は多くいると思うので参考になることがあると思います。

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自分の目でしっかり現状を見てくる。

あおい( 山梨県立甲府第一高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • CEC Japan Netwark
  • フィリピン
  • セブ
留学テーマ・分野:
短期留学(3か月以内、語学・ボランティアなど各種研修含む)

格差社会、貧困世帯、ストリートチルドレン問題を読んだ本の中で知った。それらの問題解決につながるフェアトレード事業や自主自立活動、NGO団体の活動などに興味があった。本やメディアなどで発展途上国と先進国の不平等な関係を知るたび胸を痛め、自分にできることはなにかを考えたりもした。 しかし、日常の生活のなかでそれらの問題はどこか遠い国の出来事のようでリアルティがなかった。誰もが知るメディアからの情報で知った気になっていて恥ずかしく思うこともあった。 まずは自分の目で見てこよう。机上の論理ではなく現実でなにが起きているかしっかりと見て自分の頭で考えよう。そこから私の未来が始まる。

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留学先探しに苦労しました

はな( 石川県立金沢泉丘高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • tamwood camp at Simon Fraser University,Roots&wings montessori
  • カナダ
  • バンクーバー
留学テーマ・分野:
短期留学(3か月以内、語学・ボランティアなど各種研修含む)・専門留学(スポーツ、芸術、調理、技術等)

最初に幼児教育を留学のテーマにしようと思った時、教育先進国であるフィンランドに行きたいと思いました。しかし、フィンランドの夏休みは長く、留学しようと思った時期に留学することはできませんでした。 次にモンテッソーリ教育の園への留学先を探しましたが、受け入れ条件が高校生は不可というプログラムばかりでした。やっと高校生でも参加可能なエージェントを見つけて、そのエージェントにモンテッソーリで受け入れをしてもらえるデイケアを探してもらいました。

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ボランティア先はめっちゃ募集してる。

佐藤 文冶(奈良学園大学/ 沖縄県立向陽高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • Conservation Volunteers
  • オーストラリア
  • メルボルン
留学テーマ・分野:
海外ボランティア

私の場合は語学学校を中心にボランティアの募集要項がないか確認し、気になった場所には即座にメールを送っていた。特に環境保護に関しては肉体労働が多い反面興味のある人間は少なく、英語が話せる人間ならだれでもOKだというところもあった。場所によっては、環境について勉強をし、テストを受ける必要がある場所もあるが、特に気にする必要はない。興味のある活動には積極的にアプローチすることをお勧めする。また、観光先で活動されている人に声をかけるのもおすすめ。エージェントを通すのも一つの手だが、自分の足で活動先を探すのも楽しいのでお勧めする。バンディコットの生態調査に関しては自分から申し込んだのだが、とてもいい体験になった。休日など予定のない日は、ボランティアを考えている場所へ客として訪れてみるといいだろう。

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とにかくめげずにメールを送り続けること!!

細川 椿(琉球大学/ 沖縄県立那覇高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • 国立台湾大学大気科学系(台湾)、イミロア天文学センター(ハワイ)
  • 台湾・アメリカ合衆国
  • 台北・ハワイ島ヒロ
留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)

ハワイでの元々の留学予定先から受け入れを断られてしまい、その後次の留学受け入れ先を見つけるまで苦労した。とりあえず次の留学先候補をいっぱいネットで調べて、最も自分の希望と合致する機関のボランティア受付の連絡先にメールを入れた(この時メールを送ったのがハワイの留学先のイミロア天文学センター)。もちろん、メールの返信は帰ってこなかったが、アメリカではメールのやり取りは何回か催促しないと返信が帰ってこないことが多いと分かったので、もう一度念押しのメールを入れた。やっと返信が帰ってきたと思えば、担当者につなぐと言われまた音信不通になった。私はそれでももう一度メールを送り、ボランティアで私が日本語通訳としてどのように貢献できるか詳しく書いた。そうしてやっとポジティブな返事がもらえ、担当者が受け入れ許可証を発行してくれた。メールの履歴を見たところ、初めてメールを送った日から許可証がもらえるまで一年かかったようだ。

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直接訪問

奥住比沙子(明治大学/ 普連土学園高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • マンチェスター大学
  • イギリス
留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)

私は、留学前に何度かメールで受け入れの問い合わせをしていたのですが、一向に返信が来ず、最終的には渡航後に直接会ってお願いすることになりました。幸いにも、担当者の方と話すことができ、そこからやっと書類の手続きが開始できました。

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力になりたいけどなれないときは

うめこ(国際基督教大学/ 西南学院高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ブリティッシュコロンビア大学
  • カナダ
  • バンクーバー
留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)

学校のプログラムを通し、暴力や薬物中毒にて苦しむ女性のためのシェルターにボランティアとして訪れました。ここは、West Vancouverで初めて女性に限定した住居・ワークショップ等を提供した団体です。特に薬物中毒の問題に関しては、「急に摂取を止める」ことの難しさをこの団体は理解しており、世界で初めて、その地域に住む女性が一緒に、より安全に薬物と向き合うことのできるスペースを開きました。 昼食の準備を手伝いその後のワークショップに参加したのですが、同じような悩みを抱える女性達が集まる場を提供することで、支援団体が「上から」アドバイスや支援を行うのではなく、同じことを経験した女性たちがお互いを助け合うコミュニティ作りが行われていることは大変勉強になりました。 そして、暴力や薬物などの問題を経験してきた方は他人に対して敏感であり、自分を守るために攻撃的であったりするため、そのような方とどのようにコミュニケーションをとるべきなのかを深く考えるきっかけとなりました。スタッフの方から頂いたアドバイスは、”It’s always never about yourself”: 私個人に対して怒っていたりするわけではなく、これまでの過去の経験から他人とのコミュニケーションがとても難しく感じている方が多くいらっしゃるということでした。その内容はもちろん当然のことですし、自身の未熟さに気付かされましたが、その言葉を掛けていただくことで、selflessな状態で難しい経験をされてきた方々と向き合うことの重要性を再確認しました。また、直接力にはなれなくても、裏でその方を少しでも支える方法はいくらでもあるはずだと気付かされました。

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