留学大図鑑 留学大図鑑

三木 薫

出身・在学高校:
神奈川県立横浜国際高校
出身・在学校:
お茶の水女子大学
出身・在学学部学科:
生活科学部人間生活学科
在籍企業・組織:

facebookでコンタクトを取られる方は、合わせてメッセージも送っていただけると嬉しいです!(知らない方のリクエストを拒否してしまうことがあります)


最終更新日:2017年02月01日 初回執筆日:2017年02月01日

おとぎの国フィンランドの幸福の秘密

留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)・哲学・心理・教育・児童・保育・福祉
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • タンペレ大学 Social Science and Humanities学部
  • フィンランド
  • タンペレ
留学期間:
8ヶ月
総費用:
1,700,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 1,000,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 挨拶など基本的な会話ができるレベル<IELTS6.5点、TOEIC710点> 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<TOEIC900点>

留学内容

フィンランドの社会福祉や教育、メディアについて学びました。
大学での講義では、上記の事柄について理論的に学ぶことを主に意識し授業を選択しました。
理論が実際の社会ではどのように応用されているのかも知りたかったので、実践活動としてインタビューやインターンシップも行いました。インタビューでは図書館やネウボラ、"女性のための家"など10箇所ほどを訪問し、インタビューの内容や施設を訪問して考えたことなどをブログにまとめて公開したりしました。将来はメディアをとおして、福祉や教育についての疑問や学んだことを発信していきたいと考えていたためです。
インターンシップでは現地の小学校に、スクールアシスタントとして1ヶ月間お世話になりました。

留学の動機

フィンランドは、先進国でありながら福祉や教育などが進んでいて幸福度の高い国であると言われています。日本は文化や技術、経済面で成功している一方で、貧困の連鎖や過労死などの問題が山積しています。「かっこいい幸せ」は求められても「ありきたりな幸せ」をふつうに求めることが難しいのかもしれません。ふたつの幸せを両立させる秘訣が知りたくて、キーワードになりそうな福祉や教育をフィンランドで学ぶことにしました。

成果

秘訣について自分なりの結論が出せたことが最も大きな成果です。それは「余白を持たせること」。一見全てが上手くいっている"おとぎ話の国"のようなフィンランドですが、その秘訣は欲張りすぎないことにあると実感しました。
1年かけて学んだこの「余白を持たせること」という概念は、大学での勉強や将来目指していく社会像を考えるのに役立つのはもちろんのこと、現時点でも日常の生活のなかに生かされています。

ついた力

自分で舟を漕ぐ力

よく言われることですが、留学の充実度って自分次第で変わってしまうもの。それはきっと誰からも強制されることがなく、そもそも見られてもいないから。
日本では何となく何かに所属していれば物事は勝手に進んでいくことが多いものですが、留学中は自由が大きいぶん物事の進め方をすべて自分でプロデュースし制御しなければいけない。抽象的な表現ですがジェット船だけでなく手漕ぎボートに乗れるようになったように思います。

今後の展望

留学前は、福祉や教育についてメディアをとおして発信していきたいと考えていました。
今でもそれらを発信していきたいという思いに変わりはありませんが、プラスして今は、日々のふつうの暮らしが豊かになるようなアイデアや言葉を発信していきたいと思っています。フィンランドでの8ヶ月を経て、私が達成したいと考える日本に住む人の「ふつうの幸せ」を考えたときに、上記のトピックも大切だと感じるようになったためです。

留学スケジュール

2015年
8月~
2016年
4月

フィンランド(Tampere)

フィンランドの社会福祉や教育、公共放送などのメディアについて学びました。
印象に残っている場面のひとつに社会福祉の授業での現地の学生との会話があります。
「フィンランド人のなかには、働かずに国からのお金でかなり自由に生きている人がいる。こういう人のことをどう思う?」
「いいんじゃないのかな。人はみんな生き方を自由に選べるし、働きたくないときや働けないときがあると思う。」
全てのフィンランド人がこの考えを持っているとは言い切れませんが、私が尋ねた3人全員がこのような回答をしていたのにはとても驚かされました。
仮にこの国の福祉の仕組みを日本に応用することができても、社会的弱者とされる人に寛容な価値観を日本により強く根付かせるのはとても難しい。制度を学ぶことは大切だけど、この価値観がどこから来ているのかを考えることは更に大切なのかもしれない。そんなことを考えるようになりました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

35,000 円

生活費:月額

40,000 円

大学のあるTampereの町。町と自然がとても近い!
大学の学食。ブッフェでたったの2.6ユーロ!
授業で訪れた公共施設「女性の家」。スロットが資金源なんです!
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

35,000 円

生活費:月額

40,000 円

2016年
1月~
2016年
1月

フィンランド(Turku)

小学校でスクールアシスタントとしてインターンシップをしました。
2時くらいには帰宅の準備を始める先生方。子供の質問を遮らなかったり(1時間全てが質問の時間になってしまったことも!)、カリキュラムがその日ごとに柔軟に変わっていく様子であったり。期待していたとおり、もしくはそれ以上の"The フィンランドの学校"をみられた1ヶ月。
ただこのインターンのあと別の学校を訪問したときに、上記のシステムがあまりうまくいっていない様子を目にすることもありました。
2つの学校での経験を通して、フィンランドの教育の良い面と注意する点の双方を見ることができたのは、大きな収穫でした。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

67,000 円

生活費:月額

40,000 円

項目:インターンシップ申込み・参加費

181,000 円

登校の時間の小学校。真っ暗な中、子供達だけで登校してきます。
カフェのような職員室。休み時間にはコーヒーとおやつで談笑。
地理の授業では、iPadを使って自分だけのガイドマップ作り。
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

67,000 円

生活費:月額

40,000 円

項目:インターンシップ申込み・参加費

181,000 円

スペシャルエピソード

留学中に、自分を勇気づけてくれたモノ・コト

留学中、私がいちばん頼っていたのは日記でした。
以前から日記を書くことはありましたが、"相棒"に近い存在になったきっかけは、留学中にコミュニケーションそのものを怖いと思い始めてしまったこと。
日本では普通にできたことが語学や文化の壁なども影響して「全くできない」と感じるようになっていた時期で、人の目を見て話そうとするだけで体が勝手に震えてしまうようなこともありました。
日記は部屋やカフェなどで昼間でも気持ちがすっきりするまで、自分の気持ちをできるだけ素直に書き綴るようにしました。また、毎日の目標設定を書き込むようにもしました。
目標設定のコツは、できるだけ低いレベルから始め、徐々に難易度の高いレベルの目標を設定していくこと。最初の頃に書いたのは、「今日は手を振ること」「Hiと声をかけること」など。せっかく奨学金をいただいて留学しているのに情けない、と思うこともありましたが、急がば回れが功を奏したのか、効果は徐々に現れていきました。最後の方には今でも相手の国を訪れるほどの友人ができたり、授業中の発言はもちろん、いきなりアポなしで施設を訪れてインタビューをお願いするなどといったこともできるようになりました。(自分の中ではかなり大きな進歩!)
この日記術は留学が終わった今でも使う、私なりのライフハックになっています。

日記。留学期間とおして6冊くらい書きました。
部屋。居心地重要!
一番好きだったカフェ。2時間文字を書くこともザラだった。

インターンシップ仲介会社が見つからない時に、ブログを当たってみた!

  • 留学先探し : インターンシップ

実践活動をしなきゃ!インターンシップを探そう!
となったときに、北欧をはじめとするそこまで王道じゃない留学先を選ぶ人がぶつかる壁の一つが、「インターンシップの仲買業者がみつからない」というもの。
私の場合も奨学金の申請書類をだすまでに、インターンシップの受け入れ先についてある程度めどをつけておきたかったのでネットで情報を漁ることがありましたが、まあ見つからない(笑)
見つかったとしても1ヶ月で100万近くかかってしまったり(!)、自分が行いたいと思っている活動が見つからないなど、インターン探しは非常に難航しました。
じゃあ現地で...となる気持ちもわかるし、実際に現地に行ってから大学や市役所などで見つけたという友人もいましたが、私はもう少し粘りました。

その方法は、表題にもある通りブログを訪問すること。
自分の行いたいインターンシップの活動をg◯◯gle先生に入力して、現れたブログのコメント欄に
「どこで、その活動の口を紹介されましたか?」
とひたすら訪ね続けること。

私の場合は「フィンランド 学校 インターン」で10件ほど巡り、幸いにして2件ほどのお返事をいただき、良い仲介業者を紹介していただくことができました。料金もインターネットで探した最初の会社と比べ、半額以下。
またブログをとおしてそのブログの筆者の方ともフィンランドの教育について話し、実際に現地でお会いすることもできたので、同じ分野について興味を持つ人とつながるためにも「ブログ探訪」はかなりおすすめの方法です!

これから留学へ行く人へのメッセージ

私の文章はもしかしたらかなりふわふわしていて、イメージする「トビタテ生!」とは違うかもしれません。みんながストレス耐性抜群!ってわけじゃないよ、と伝えたくてこんな形にしました。
ただ留学前はビビりすぎず、あとで爆発するかも!ってほどに夢ややりたいことを持っていてほしい。そして万が一つらいなと思ったときに、ちらっとこのページを思い出してくれるといいなと思います。
まずは思いっきり楽しんでこい!!