留学大図鑑 留学大図鑑

はるか

出身・在学高校:
愛知淑徳高等学校
出身・在学校:
名古屋工業大学大学院
出身・在学学部学科:
工学研究科 工学専攻 生命・応用化学系プログラム
在籍企業・組織:


最終更新日:2024年04月12日 初回執筆日:2024年04月12日

羽ばたき型ドローン向けの人工翅の開発

留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ロンドンサウスバンク大学 メカニカルインテリジェンス研究室
  • イギリス
  • ロンドン
留学期間:
4か月
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 890,000円
  • グレイトブリテン・ササカワ財団 250,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 挨拶など基本的な会話ができるレベル 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル

留学内容

羽ばたき型ドローンの性能向上を目指して、人工翅の製作に取り組みました。自身が所属する研究室で提案してきた「フィルムを三次元形状に立ち上げたり、硬い・軟らかい等のパターンを有する樹脂を作ったりできる技術」と、Hamed先生の専門である「昆虫、特にその翅や機械工学の知見」を組み合わせることで達成できると考えました。具体的には、トンボの飛行性能を向上させえている「翅の凹凸」に着目し、その形状の再現に取り組みました。また、化学の基礎知識や製作方法を研究室の学生に伝えることで、帰国後も人工翅が製作できる環境を整えました。

留学の動機

生物学と工学を融合した研究は、学術研究に留まらず実用化に繋がる例が多く(例:ハスの葉の表面構造を模した超撥水技術)、本留学で行う「生物学・材料科学・機械工学」の融合も、分野横断型の研究としてインパクトのある研究になるのではないかと考えたため。また、留学を通して得た経験や人脈が将来に繋がると考えたため。

成果

研究面では、Hamed先生の知見、Hamed 先生に紹介していただいた折り紙工学を学ばれている研究者の方の知見を組み合わせることで、トンボの飛行性能を向上させえている「翅の凹凸」の再現に成功しました。また、その製作方法を研究室の学生に伝え、帰国後も人工翅が製作できる環境を整えました。

ついた力

自分と向き合う力

留学期間中、人との関わり方・時間の使い方・考えの言語化という、どれも人として、またチームで何かに取り組むときに大事な自分の弱みを痛感しました。弱みは環境が変われば変わるものじゃないことも実感したため、帰国後、読書や人に相談することを通して、これらの弱みに地道に向き合うようになりました。

今後の展望

留学中の研究テーマをきっかけに、形態形成(生物の器官や植物の形が形成される過程)を勉強するコミュニティに参加することとなりました。4月からは、社会人として日本産業の発展に貢献できる技術者を目指しつつ、形態形成コミュニティの一員として好奇心を追求する研究者になりたいです。

留学スケジュール

2023年
9月~
2024年
1月

イギリス(ロンドン)

ロンドンにあるロンドンサウスバンク大学のメカニカルインテリジェンス研究室で、Hamed先生と共に羽ばたき型ドローンの性能向上を目指して、人工翅の製作に取り組みました。Hamed先生の知見、Hamed 先生に紹介していただいた折り紙工学の知見を持つ研究者の方の知見、そして自身が提案してきた樹脂のフィルムを三次元形状に立ち上げる技術を組み合わせることで、トンボの翅で観られる凹凸を精密に再現することに成功しました。また、製作方法を研究室の学生に伝え、帰国後も人工翅を製作できる環境を整えました。
大学から徒歩5分のアパートで一人暮らしをしました。別の大学に留学している台湾とイタリアから来た女の子と仲良くなり、共用キッチンで一緒に料理を作ってごはんを食べていました。また、研究室の学生とは、大学にあるパブにお酒を飲みに行ったり、先生の家でホームパーティーをしたりしていました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

手巻き寿司パーティをした時
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

留学前後での、自分の変化

帰国一か月程前、帰国が近づいているのに研究がうまくいかない焦燥感と慣れない環境での生活で蓄積された疲労感等が重なり、大学に行きたくないと感じてしまう時期がありました。そんな時に心の支えとなったのは、自分を家族のように受け入れてくれた友達とその家族の存在でした。出かけに行くことももちろんありましたが、よく家に遊びに行かせてもらって、ごはんを作ったり、ペットと遊んだり、みんなでテレビを見たり、何もせずにだらだらしたりしました。特別扱いされたり気を遣われたりすることなく、ただその家族の日常の一部として過ごして安心感を得られていたことで、研究室でもラストスパート頑張ろうと思えたのだと感じています。
遊びでも仕事でも、行動や発言で良し悪しを判断されたり評価されたりする場面が多々あります。現代社会においてこうした場面を避けることはできませんが、「ただいるだけで自分を受け入れてくれる人」の存在があることで安心感を得て、別の場所でも頑張ることができるのだと学びました。イギリスにいる間、その家族以外にも様々な人に居場所を与えてもらったため、私もそのような人間になっていきたいです。

帰国時に友達にもらったプレゼント

会話で不安な時は文字起こし

  • 語学力 : 英語

研究する際、受入れ先の研究室とは別の研究室の設備を借りていました。その利用方法や注意点を説明してもらった際、会話の内容が専門的であることに加え、担当の方はネイティブではなく英語が早く訛りがあったため、何度聞き返しても聞き取れませんでした。しかし、この内容の理解を間違えると安全に関わるため、めげずに理解に励みました。具体的には、話した内容を文字起こししてもらう、受入れ先の研究室のメンバーと一緒に話を聞きに行き、その人に後でしっかり説明してもらうというような対策を取りました。また、実験方法を研究室のメンバーに教える際にも、伝えることに不安があったため、説明資料を作製したうえで進めることでスムーズに進行することができました。

研究室で実験している様子

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学が少しでも気になっているのであれば、その気持ちを大切にして行動してみてください。留学する・しないに関わらず、留学を意識して行動したり選択したりした結果得られる出会いやチャンスがあり、それらが”どこでどんな留学ができるのか”や”本当に留学したいのか”等を考えるヒントになっていくと思います。皆さんが後悔のない選択をできることを願っています!