留学内容

バンクシーの作品を通して自分が絵を描いている意味を見つける目的でバンクシーの出身地であるイギリスのブリストルに留学しました。平日は語学学校に通いながら授業のない時間や休日を使ってバンクシーの作品についてアンケートを取ったりバンクシーの作品展を含め数多くの美術館に足を運びました。
これらのことから、バンクシーが作品を描き続けるのは社会に訴えかけると言う意味が込められている一方で当たり前だけど作品作りが好きだから続けていて、それらを見ている人も特別な理由はなく好きだから見ていると言うことがよくわかりました。また、日本人との芸術に対する向き合い方の違いを感じることができました。

留学の動機

苦手な英語を克服するとともに、自分の視野を広げたいと思ったからです。そこでせっかくなら、自分がずっと続けている芸術に関連した留学をしたいと考えました。前に訪れたバンクシーの作品展が心に残っていたので、彼についてもっと深く学び、自分自身を見つめ直し、自分の制作に活かせる留学がしたいと考えました。

成果

私は何のために、何で絵を描いているのかを見つけることを目的に留学しましたが、そんな理由がなくても好きだからと言う理由だけで続けていいんだと言うことを学びました。最近は芸術作品を見るとどうにかして自分の作品に活かせないかと言うことばかりを考えてしまっていましたが純粋に芸術を楽しむことを思い出すことができました。

ついた力

とにかく挑戦してみる力

海外に行くのが初めてで、英語もままならない私にとっては、パスポートを取ることも国際線に乗ることも四六時中英語を耳にするのも何もかもが初めてのことでした。そんな中で飛行機やバス、美術館の予約を取ったり、相手に英語で話しかけるという経験はすごく今の私を強くしてくれたと思います。

今後の展望

異文化に触れ、海外に対する興味がより一層湧きました。芸術面に関しては、作品を見るだけでなくて、実際に作家の人と関わりたいという気持ちになったので海外の大学院に進学したいと考えています。また、今回の留学とは直接的に関係はないかもしれませんが格差社会を目の当たりにしたことで、貧困地域に対する関心も湧き、ボランティアにも行ってみたいと思っています。