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もとい

出身・在学高校:
香川高等専門学校
出身・在学校:
香川高等専門学校
出身・在学学部学科:
創造工学専攻科
在籍企業・組織:

水処理系の留学をしていました。
中南米のビザ取得などどんなことでも質問していただいて大丈夫です!


最終更新日:2020年10月26日 初回執筆日:2020年10月26日

日本の水処理技術で中南米の水問題を解決!

留学テーマ・分野:
専門留学(スポーツ、芸術、調理、技術等)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • コスタリカ大学
  • コスタリカ
  • サンホセ
留学期間:
13ヶ月
総費用:
- 円 ・ 奨学金なし

語学力:

言語 留学前 留学後
スペイン語 挨拶など基本的な会話ができるレベル 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

中米に位置するコスタリカ共和国では下水処理施設は非常に限られ,下水道の普及が行われている地域は首都近辺か観光地のみの普及に留まっており,主に地方では全排出下水中の約13.4%が未処理のまま水路に放流されています。更に処理されている下水の約70%は各家庭や事業場に設置するセプティックタンク(腐敗槽)による処理が行われています,設計条件の悪さや不適切な取り扱い,メンテナンス不備による問題が発生しています。コスタリカの首都では下水処理問題の解決のため大規模下水処理場の建設が行われ、下水道整備が進行中ですが、首都圏外の地方では下水処理の改善が先送りされています。そこで地方の下水問題の改善に向けた省エネルギー、低コストかつメンテナンスが容易な排水処理システムの開発を目的に、底面が傾斜した箱に担体を充填した発展途上国向けの水質浄化方法である傾斜土槽法を用いたコスタリカでの留学を行いました。

留学の動機

エコツーリズム発祥の地、野生動物の宝庫として有名なコスタリカですが、実際は水処理の問題など多くの問題を抱えています。コスタリカの環境先進国として良い面だけしかしらなかったのですが、実際に現地に行った人から水処理の問題を抱えていることを知り、自分の目で見て解決につなげていきたいといった思いからコスタリカへの留学を決心しました。

成果

自分の成長はもちろんですがコスタリカに日本の水処理装置を設置することに成功しました。装置を作成するための予算を現地企業からいただくことができたこともあり実際に運転、維持管理をすることができました。その結果小型の水処理装置ながら大型の水処理装置と同等の処理性能を有することが証明でき、自分が帰国した後もコスタリカで運転を続けていってくれることになっています!

ついた力

チャレンジ力

留学中には様々な人と接する機会が多く、自分の知らなかった分野にチャレンジすることがよくありました。留学前は中々チャレンジすることがありませんでしたが留学中に研究以外の動画撮影やLGBTQ+など今まで自分の知らなかったことにチャレンジしていくことが身に付いたことでより広い視野で物事をを見ることができるようになったと思います。

今後の展望

今後は日本の水処理業界で働いていきたいと考えています。日本の水処理技術をコスタリカで発進した経験を活かして今後の日本の水ビジネスを盛り上げていきたいです!

留学スケジュール

2019年
3月~
2020年
3月

コスタリカ(サンホセ)

留学中は様々な人と出会いました。動画編集などをするオフィスの一室でルームレントさせていただいたのですが、研究以外のことをたくさん学ぶことができました。留学中はカメの保護活動を行っているところに行ったり、動画撮影のアシスタントでコスタリカを回ったりと留学の目的としている部分以外のことをたくさん経験できました!

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

動画撮影のアシスタントをしているとき
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

留学前後での、自分の変化

留学後半は様々な体験を通して、またコスタリカに帰りたいと思う気持ちが強くなっていました。そこで自分から給付型の奨学金をしらべるようになりコスタリカにいながらでも自分の目標に向かって常にアンテナを張り情報を収集するようになっていきました。その結果、2020年から発足される日本の高い志と実績を有する若者を支援する奨学金支援プログラムに合格することができました。何事にもチャレンジする精神が身に付き、留学前後で大きく成長したなと実感することができています。
チャレンジ精神が見についたので現在は地元の観光アプリ開発のお手伝いをしたり、留学中に興味を持ったカメラ関係のお仕事も始めました!

観光アプリ用のレビュー記事作成の為に訪れた伊吹島の写真

現地の企業への研究費用獲得プレゼン

  • 費用 : 費用準備

研究留学をしたいと決意してコスタリカまで行きましたが、決まっていた研究室の受け入れのみで予算などは何も決まっていませんでした。そこで現地の企業に日本の水処理装置の利点などをプレゼンしていったりして研究費用をいただくことが決定し、ビザも申請することができました。スペイン語、英語が全くできない中でもプレゼンなどを続けていった結果、周りの人からサポートをしていただけるようになったり研究室内でも認知してもらえるようになりました。言葉は伝わらなくても熱意は伝わると思うのでとにかくチャレンジすることが大事だと実感しました。

留学前にやっておけばよかったこと

ありきたりですが語学の勉強は絶対にしておいたほうがいいです。
留学中は本当に苦労しました。

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学中は当初考えていたことと全く違ったスケジュールになったり、予定通りにいかないことばかりです。そんな中でも柔軟に対応していってください。自分の留学では何が大事なのか を考えながら行動していけばうまくいくと思います。