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ワタナベタクト

出身・在学高校:
長岡工業高等専門学校
出身・在学校:
長岡技術科学大学 大学院
出身・在学学部学科:
電気電子情報工学専攻
在籍企業・組織:


最終更新日:2017年11月28日 初回執筆日:2017年11月28日

液晶研究知見の相互交流を目指して

留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • マラヤ大学・液晶ディスプレイ研究室
  • マレーシア
  • クアラルンプール
留学期間:
3か月
総費用:
510,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 510,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 挨拶など基本的な会話ができるレベル 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル

留学内容

大学院修士課程への進学に際して、今後の研究方針の選択肢として在籍研究室と共同研究で成果を上げているマラヤ大学液晶ディスプレイ研究室にて研究知見の相互交流と液晶材料の研究を目的として3ヵ月の研究留学を行った。これまで実験対象としたことのない液晶材料の性質を現地の学生と共同実験を行い理解を進めた。

留学の動機

学部から大学院へ進学するにあたり、研究方針の選択肢を広げるため。また、前年に予定していた国外への長期インターンシップがキャンセルとなり、大学院に進学するに当たり改めて挑戦したいと考えた。

成果

塩化アルミニウムを添加したディスコティック液晶の導電率特性の調査から、カラムナー相においてホッピング伝導による導電特性を示すディスコティック液晶に対して塩化アルミニウムを添加し導電率及び諸特性を評価し、ディスコティック液晶の性質について理解を進めた。

ついた力

コミュ力

毎週末外に出掛けて見ず知らずの人と積極的に会話することで楽しんで語学力の向上に努めることができた。

今後の展望

現地の研究室で学んだ内容を含めた選択肢から大学院での研究方針を固め、研究に邁進する。
現地の大学内でも今後の進路として挑戦的な分野を目指す人と確実に安定した分野を目指す人がいた。現地では外国人である目線から見て感じたことを参考に慎重に進路を選択していきたい。

留学スケジュール

2017年
4月~
2017年
7月

マレーシア(クアラルンプール)

液晶材料の研究と学術知見の交流を目的として、数年前から所属研究室と共同研究を行っていたマラヤ大学のSuhana先生の研究室に約3ヵ月の研究留学を行った。
日本でこれまで行っていた研究の概要についてミーティングで説明を行い、マレーシアで行う研究のアプローチ方法(シミュレーション、実験等)について先生や博士課程の学生と議論し、博士課程の学生との共同実験を進めた。また、各月にプログレスミーティングで実験の進捗状況を報告することがあり、報告のスライドを準備、発表を行い先生方や学生から報告の方法や英語の単語や用法について指摘され英語を用いた報告書の書き方とスピーチでの話し方について指導を受けることができた。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

研究室での実験風景
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

感謝してもしきれない、お世話になった・大好きな人

人生で初めての海外渡航でもあったので渡航直後は緊張と不安でどうにかなってしまいそうでした。
ですが、研究室の学生、先生だけでなく街中で知り合った人までもが優しく丁寧に話を聞いてくれ力になってくれました。街中で携帯電話を無くした時に親身になって自分の携帯電話を貸してくれるだけでなく力を貸してくれた携帯ショップの店員さんには感謝してもしきれません・・・

研究室のメンバー

伝える方法はいくらでもある

  • 語学力 : 英語

簡単な意思の疎通は中学生レベルの英語力で対応できるが専門的な討論ではそれ以上に語彙力が求められる。そんな時でも身振り手振り、資料への書き込み等話す以外の相手に伝える手段があるということ、そしてそれが非常に有効な手段であるということを実感した。

留学を勧める・勧めない理由

研究や実験では論文を読んだだけでは分からないノウハウが存在する。読んだり聞くだけではなく、現地で直接ノウハウを教えてもらうことが理解を進める上で最も効率的であり、また必要なことであると考える。

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学生活ではオン/オフの切り替えが最も重要ですが、オフばかりでオンを疎かにならないよう自己管理に努めてください。留学は同分野で優秀な研究・活動を進めている世界中の学生と知り合うことのできる貴重な機会です。同分野の学生達とのネットワーク構築を積極的に行いましょう。