留学大図鑑 留学大図鑑

なっつん

出身・在学高校:
石川県立金沢泉丘高等学校
出身・在学校:
神戸大学
出身・在学学部学科:
法学部
在籍企業・組織:


最終更新日:2020年06月10日 初回執筆日:2020年06月10日

生き方を考え・広げる

留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ライデン大学
  • オランダ
  • ライデン
留学期間:
11か月
総費用:
1,900,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 1,800,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

【交換留学】
ライデン大学にて、EU法などの授業を履修しました。見識を広めるためにも、ずっと学びたいと思っていたEUの労働法のみならず性別と法に関する授業やオランダについての授業など関心のある授業にはできるだけ参加しました。授業時間外には日本人留学生とライデン大学日本学科の学生が中心となる「日本語会話クラブ」に参加し、日蘭双方の文化などに関する理解を深めました。

【実践活動】
オランダの人々の働き方・労働法制度に関する調査を行い、レポートを作成しました。文献での学習のみならず、人事部の方や弁護士、友人の家族などにアポイントメントをとりインタビューを実施しました。

留学の動機

中学の先生が欧米の働き方を新聞記事を用いて紹介してくださって興味をもって以来、欧米の労働法制度や実際の働き方を現地で学んで日本の働き方改善に携わりたいと思っていたためです。大学でEUに特化して学ぶプログラムに参加したことでEU、特に同一労働同一賃金など日本でも注目されつつある働き方を実践しているオランダに魅力を感じ、オランダへの留学を決意しました。

成果

現地の人々の生の声を聞き、日常生活の中で社会の雰囲気を感じることができたために、オランダの人々の働き方や労働法制度について文献のみから学ぶよりも深く、オランダの在り方の長所や短所、そこから日本が学ぶべきことは何かを考えることができました。柔軟で多様な働き方を目の当たりにできたことは、自分自身の将来を考える上でもとても有益な経験となったと思います。

ついた力

人を頼る力

何でも独力でやりきろうと強がらず、相談したり助けを求めることができるようになりました。留学する前は「わからない」と言うことに戸惑いがあり、何となく自分でやりきることもできていたが独りよがりになりがちであったと思います。しかし留学中に何となくでは乗り切れない事態に直面し多くの人に助けられたこと、協力したからこそ物事をやり遂げられたことで、時には人を頼ることの重要性に気づくことができました。

今後の展望

オランダで学んだこと、考えたことを活かして日本の働き方改革に携われる職に就きたいと考えています。主体的に考えて進み続けることで仕事・家庭の双方を充実させて輝けるロールモデルとなり、全ての人々が自らの望む生き方をできる社会を実現したいです。

留学スケジュール

2016年
9月~
2017年
6月

オランダ(ライデン)

ライデン大学では2016年9月から6月まで、EU法を中心に関心のある授業を幅広く履修しました。最も関心のある働き方・労働法制度についてのみならず、文化や政治制度についても学ぶことができました。授業時間外には、ライデン大学に本学科の学生と日本人留学生で構成される「日本語会話クラブ」の活動を行いました。日蘭双方の文化についての理解を深められるのみならず、約1年間活動を続けたことで日本語初学者の学生の成長を感じられたこともとても嬉しかったです。
2017年2月からは、授業と平行してオランダの労働法制度の調査にも取り組みました。弁護士さんや企業の人事部の方、フリーランスで働いている方などにインタビューを実施することができ、文献のみから学ぶよりも深くオランダの在り方について知ることができてとてもよかったです。
苦労することも多かったけれど、素敵な人々に出会い様々な貴重な経験ができました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

勉強などの合間に癒しをくれた美しく穏やかな町の景色
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

感謝してもしきれない、お世話になった・大好きな人

私は留学先で出会った2人の友人にとても感謝しています。日本人だからこそ感じる文化の違いや勉強のこと、将来のことなどを様々に話したことで、さらに視野を広げ、考えを深めることができました。留学中の大変なことも乗り越えられたのも、私の拙い英語では表現できないちょっとした悩みも2人に相談できたからこそであったと思っています。せっかく海外にいるのだから日本人とは関わらないほうがいいという意見も聞きますが、現地で出会う人は皆留学したからこそ出会えた人々であり、様々な苦楽をともにした特別な人となると思います。このご縁をずっと大切にしたいと思っています。

オランダ国王カラーのものを食べ、たくさん話して楽しみました

しっかりとした事前準備で思いがけない体調不良にも立ち向かいましょう

  • 生活 : 病院

私は留学中、風邪と怪我で病院へ行きました。体調が悪いなと思っても一晩寝ればだいたい治ることから健康には自信がありましたが、留学中に風邪を引いた1週間ほどは体調不良で動けず、病院へ行ったほうがいいと思い、現地に長くお住まいの日本人に町医者を紹介してもらいました。怪我はもともとは軽度でしたが、湿布の副作用で足が腫れ、最終的には松葉杖を利用するほどになってしまいました。
自分の体の特性はあらかじめ理解してできるだけ日本で慣れ親しんだ薬をもっていくこと、病院へ行かなければならないときのために現地の病院のシステムや症状を説明するための最低限の表現を確認しておくこと、無理して悪化する前に「海外の病院へ行くことも留学中のいい経験のひとつだ」と思って病院へ行くことをおすすめします。

これから留学へ行く人へのメッセージ

海外で暮らすからこそ学べること・得られる経験は無限に広がっていると思います。日本での価値観などに捕われず、健康・安全には気をつけながらも気の向くままにやりたいこと全てに全力で挑戦してきてください。