留学大図鑑 留学大図鑑

佐野 将史

出身・在学高校:
私立日向学院高等学校
出身・在学校:
九州大学大学院
出身・在学学部学科:
総合理工学府環境エネルギー工学専攻
在籍企業・組織:


最終更新日:2017年08月21日 初回執筆日:2017年08月21日

ヨーロッパに負けない日本のモノづくり!

留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ミュンヘン工科大学機械工学科
  • オーストリア・ドイツ
  • ミュンヘン
留学期間:
5ヶ月
総費用:
900,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 1,000,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
ドイツ語 挨拶など基本的な会話ができるレベル<(ほとんど会話できないレベル)> 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル<ドイツ語検定3級>

留学内容

日本の産業をもっと良くするためにドイツ・オーストリアにて産学連携を学んできました。ヨーロッパでは企業と教育分野が深く結びついており、学生のうちからモノを作って売るまでのプロセスを考えた上でモノづくりをしており、私はそれが日本の学生に欠如していると感じる。特にドイツでは産学連携体制が深く根付いており今日の産業大国になりえた所以の1つと言える。そこで、ドイツのミュンヘン工科大学にてドイツの学生の研究の仕方やモノの考え方に触れ、またオーストリアの企業でインターンをし将来働くことについてのイメージを固めるため留学を決意した。

留学の動機

学生時代しかできないことをやりたいと思っていたため。学生時代だからこそ多少無理もできるし、自分だけで世界と勝負ができる。

成果

ドイツでの最先端の研究に携わり、そこにいる学生と議論することで彼らが持つ価値観を受け入れ自分の中で新たな価値観を生み出すことができた。各機関で得たことの詳細は下記に示す。

ついた力

真因の追求力

ドイツ・オーストリアでの研究活動では常に「なぜそう思う」と聞かれることが多かった。明らかにわかっているだろうと思われる結果にさえ「なぜ」を問われた。留学序盤では自分の意見をうまく伝えられなかった。その理由は英語力不足もあるが、今まで結果に対し何となく理解することが多く「思い込み」が多かったためである。常になぜを問うことを心掛け研究に励んだ結果、課題にぶつかったときに目標を見失うことがなくなった。

今後の展望

ドイツ・オーストリアの産学連携のいい部分を日本に取り入れ、日本のもっといいモノづくりを世界へ発信したい。まずは、より多くの学生が企業での考え方に触れられるように、インターンシップ制度のハードルを下げる。より多くの学生が積極的に真のモノづくりを考えられるようなきっかけを与える。

留学スケジュール

2016年
10月~
2017年
2月

ドイツ(ミュンヘン)

ミュンヘン工科大学の熱機関工学研究室で、エンジン内の燃焼に深く関わる燃料噴射系の研究を行った。実機を用いた測定や画像解析を行い、問題を定量化した。テーマ「(留学で)ついた力」で述べた通り、常に「なぜ」を問いながら研究を進めることで研究の質を高めることができた。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

35,000 円

生活費:月額

40,000 円

項目:定期代、保険代

100,000 円

ミュンヘン工科大学の新キャンパス
ミュンヘン工科大学の旗
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

35,000 円

生活費:月額

40,000 円

項目:定期代、保険代

100,000 円

2017年
2月~
2017年
3月

オーストリア(グラーツ)

グラーツ工科大学に付属している企業でインターンシップを行った。内容はエンジン内の数値解析であり新たな燃焼モデルを組み込んでの合わせこみを行った。ここでは社員のオン/オフの切り替え能力に驚いた。業務の時は真剣にやるのはもちろんだが、コーヒーブレイクの多い。この切り替えこそ常にいい仕事に結びついているのではないかと考えた。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

100,000 円

生活費:月額

40,000 円

大型エンジン開発センター
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

100,000 円

生活費:月額

40,000 円

スペシャルエピソード

ココでしか得られなかった、貴重な学び

初めてメッセと呼ばれる展示会に行った。ヨーロッパ中からのワインが集まっており、多くのワインを試飲することができた。そこでは海外の人の味の表現の豊かさに感心した。それらの表現を学ぶことで味の感じ方にも奥行き・深みが出たように思える。

ワインメッセ(ワインの展示会)

留学する期間を無駄にするか成長の糧にするかはキミ次第!

  • 帰国後の進路 : 就職(企業)

私は留学から帰ってすぐ就職活動を始めました。最初は焦りもありましたが、留学中何度も自分を見つめ直し本当に自分がやりたいことを見つけていたため、就活中に軸がブレることはありませんでした。
お金があれば誰でも留学ができる時代です。だからこそその留学を無駄にするか成長の糧にするかが重要です。自分が成長する姿を想像したらワクワクしませんか?

これから留学へ行く人へのメッセージ

頭で考えず、とりあえず相談!!!