留学大図鑑 留学大図鑑

Aaya

出身・在学高校:
公立高校
出身・在学校:
出身・在学学部学科:
在籍企業・組織:


最終更新日:2024年03月01日 初回執筆日:2024年03月01日

貧富と。人のこころと。

留学テーマ・分野:
短期留学(3か月以内、語学・ボランティアなど各種研修含む)・海外ボランティア
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • Strategic Livelihood Projects Cebu
  • フィリピン
  • フィリピン・セブ島
留学期間:
3週間
総費用:
350,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 270,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

①墓地、海上、ゴミ山などのスラム地区に住む子ども達・その家族に対するインタビューや、スラム出身の高校生・大学生“バディ”とのディスカッションを行い、貧困地区での生活の実態や抱えている問題を模索した。最終的には、現在必要とされている支援を4つに分類しまとめることができた。【Medical support, Financial support, Sanitary Environment, Education】

②年収中間層の方々との対話を通して、フィリピンが直面している問題を探った。話し合いの中で、印象的だったのは、「英語を話せるか話せないか」で就職できる仕事の幅が大きく変わってくるという、フィリピンならではの問題だ。(多言語国家で、主な公用語が英語、観光産業が盛んであるという性質から。)貧困格差といっても、国の性質によって原因が異なってくることを身に沁みて感じた。

③現地のNPO法人が行っている食事提供活動や保育などのボランティアを手伝うと共に、自身の探求活動として、子ども達にお絵描き道具(在籍高校で寄付を募ったもの)をプレゼントし、自分の世界を創る楽しさを感じ、豊かな心を養ってもらった。また、日本の子ども達が描いた絵(自身の出身小学校に依頼して描いてもらったもの)を鑑賞してもらい、絵を通した日本とフィリピンの子ども達の交流を図った。

④エヴァンジェリスト活動として、現地で「坊主めくり大会」を開催し、日本の伝統的な遊びである坊主めくりを広めた。結果、子ども達の遊びに対する熱意と強い好奇心によって、坊主めくりを現地の遊びの一つとして普及させることができた。

⑤自由時間は、マンゴー加工工場、戦没者記念式典、孤児院への訪問をはじめ、現地のナイトマーケットやショッピングモール、教会、ボホール島観光地などを視察した。

留学の動機

日本の外に出て、リアルな世界を体感したいなと思っていた折、フィリピンのスラム街でたくましく成長する少女を描いた映画「ブランカとギター弾き」に出会いました。自分が住むアジアにも、明日を生きることに必死な少年少女がいることを実感すると同時に、実際に貧困地区その場に足を運び、自分の目で現状と向き合いたいと考えるようになり、応募を決意しました。

成果

日本人とフィリピン人では価値観が異なっていることはもちろん、フィリピン人と単に言っても、個々の宗教観、収入などによって、考え方が大幅に異なることに気付かれた一方、子ども達含め一人一人との対話を通して、フィリピン人の温かい国民性を存分に感じることが出来ました。

ついた力

方向転換力

プロジェクトをうまく遂行できない場面で、既存の計画に固執するのではなく「他に方法はないか」と違う道を探ることの重要さを学びました。一つの事に捉われるのではなく、状況に合わせて、自分が社会にどのように貢献できるのかを模索することが大切だと思います。

今後の展望

スラム出身の高校生・大学生“バディ”の一人に、詩作に才を持った女の子がいました。彼女の詩があまりに素晴らしかったことと、お世話になったセブ島貧困地区の方々に恩返しをしたいという思いから、現在、彼女の詩集を発行することを構想中です。

留学スケジュール

2023年
7月~
2023年
8月

フィリピン(セブシティ)

フィリピンセブ島の貧困地区で、子どもを対象としたボランティア活動を行いました。
ある1日のスケジュールをご紹介します。

7:00-8:00 起床・朝食
8:00-9:00 朝の散歩
9:00-12:00 山村集落で坊主めくり大会
12:00-13:00 Jollibeeで昼食
13:00-17:30 海上スラムでお絵描き活動
17:30-19:30 ナイトマーケットで夕食
19:30-20:30 ショッピングモール散策
20:30-22:00 スーパーへ買い出し
22:00-23:00 洗濯・入浴・就寝

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

自分が描いた絵を持って明るい笑顔の子ども達
大会後、坊主めくりを楽しむ子ども達
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

この国のことが、とても好きになった瞬間

スラム街で子ども達と遊んでいる際、みんなが遊び道具を分け合っている様子が目に留まりました。また、翌日、違うスラムにて食事提供活動でパンを配っていると、ある男の子がそのパンを私に差し出していることに気が付きました。彼は、自分のパンを分けてくれようとしていたのです。フィリピン人の中に根付く「助け合い・与え合いの精神」に、心がじんわりと温かくなりました。

パンをくれた男の子とその友達

小銭は多ければ多いほど良い!?

  • 生活 : お金

フィリピンの通貨単位はフィリピン・ペソですが、貨幣の種類は1000、500、200、100、50、20、10、5と非常に幅広く...。注意しなければならないのは、1000ペソは、ホテルや空港、ショッピングモールなどでしか崩せないという点です。さらに、バイクタクシーやジープニーに乗る場合、必要になってくるのは1桁2桁のお金。私は、現地に着いて早々、1000ペソを出来るだけ細かいお金に崩していました。高額の紙幣を外に見せてしまっただけに、財布を盗まれたという友達もいます。出来るだけ、お金は小銭に替えて持っておくことをお勧めします。

留学前にやっておけばよかったこと

現地の状況をより詳しく知っておくことで、自身のプランを明確化・改善できます。活動場所の詳細をあらかじめ掴んでおきましょう。

留学を勧める・勧めない理由

私は、留学を強く勧めます。留学する、すなわち自身の決断で海外へ飛び立つということは、人生の大きな分岐点になると思います。私の知り合いにも、留学をきっかけに起業をしたり、新たな夢ができたりした人がたくさんいます。自分の夢に一歩近づきたいという人はもちろんのこと、どんな進路を歩めば良いのか迷っているという方にとっても、何かヒントとなるものが見つかるはずです。

これから留学へ行く人へのメッセージ

新たな景色を見て、色々なものを全力で吸収してきてください!一緒に成長しましょう!
心から応援しています。