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KEROT

出身・在学高校:
名城大学附属高等学校
出身・在学校:
出身・在学学部学科:
在籍企業・組織:

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最終更新日:2024年02月19日 初回執筆日:2024年02月19日

台湾の政治体制と数学教育

留学テーマ・分野:
短期留学(3か月以内、語学・ボランティアなど各種研修含む)・語学留学
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • 漢網學院
  • 台湾
  • 台北
留学期間:
1か月
総費用:
620,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 270,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
中国語 挨拶など基本的な会話ができるレベル 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル

留学内容

私は以下
1. 台湾での政治体制「五権分立」
2. 台湾における数学教育
の探究のため、台湾に約一ヶ月間留学しました。
留学期間中は、基本午前は語学学校で台湾華語を学び、午後は図書館での文献調査を行い、また語学学校がない日は中央政府機関の訪問や遠出して議政博物館等の博物館訪問を行いました。

留学の動機

留学の主目的は、政治と数学研究の原点を築くことにあります。
留学先が台湾である目的は、中学生の時に知った台湾における政治体制である「五権分立」に対して、非常に強い興味関心を持っていたため、これを研究しようと留学を決意しました。また、元々数学に対しても強い研究意欲があったため、今回は教育と絡めて「数学教育」という観点からも留学を決意した要因となっています。

成果

「五権分立」については、台湾にて施行されている「中華民國憲法」についての認識を深めることによって、権力の分立均衡構造や制憲・修憲過程等の知識を蓄積することができました。また、数学教育については、学習範囲については日本と同様であり、初等・中等教育段階での違いによって生まれている差ではないと予想することができました。「教育」に範囲を広げて、日本統治時代からの台湾教育史を俯瞰することもできました。

ついた力

研究対象と面と向かう力

五権分立も数学も教育も、それら自身が自らを語ることはありません。それらを理解するためには、様々な書籍、論文、文書、法律や博物館での解説などを通じて、多角的に研究対象を見つめ、洞察し、理解することが必要です。私はこの力を、完全とは言えませんが今回の留学を通じて得ることができました。

今後の展望

今後も継続的な研究を行う予定です。この時、より厳密で深い研究活動を行うために、第一に数学の博士号を、第二に政治学系の博士号の取得を目指しています。
また、行きたい大学の範囲を日本国内に絞らず、台湾の大学・大学院進学も大きく視野に入れています。

留学スケジュール

2023年
7月~
2023年
8月

台湾(台北)

私の通った語学学校では、コマは自分で自由に設定できるようになっていたため、探究活動の予定も考慮して、月金に1コマ、火木に2コマを午前に入れて台湾華語を学び、午後は探究活動というようにして基本計画としました。
月火木金の午後の探究活動としては、「國立臺灣圖書館」という台湾でも最大級の図書館にある「臺灣學中心」での文献調査を基本としました。水土は一日中かかる探究活動をしました。具体例としては、「國民大會」(現在は機能凍結状態)の議場である「陽明山中山樓」のツアー参加や「立法院」「行政院」等の訪問、台中(台湾中部の都市)にある「立法院民主議政園區」という、中華民国及び台湾政治を紹介する場所の訪問学習等を行いました。
また、日曜日については休養日として、台湾の観光をしたり、仲良くなった台湾人の方とともに様々なところに行きました。それにより、台湾の風土的、民俗的事項を知ることができました。

費用詳細

学費:納入総額

90,000 円

住居費:月額

200,000 円

生活費:月額

80,000 円

項目:飛行機代、荷物配送費、書籍代等

250,000 円

中華民國總統府
國立臺灣圖書館
野柳地質公園
費用詳細

学費:納入総額

90,000 円

住居費:月額

200,000 円

生活費:月額

80,000 円

項目:飛行機代、荷物配送費、書籍代等

250,000 円

スペシャルエピソード

感謝してもしきれない、お世話になった・大好きな人

台湾留学以前に知り合った台湾人の方です。この方は台湾留学中、その方の出身校のOBのサークルである楽団や、夜市などに連れて行ってもらいました。特にサークルの集まりでは、他の楽団員の方などと知り合ったり、伝統的な音楽である「國樂」の演奏やそれに用いられる楽器、演奏に参加させていただいたりと、様々な経験をすることができました。
また他にも、「立法院民主議政園區」にある「臺灣省議會」では私に熱心に解説してくださる方が、「議政博物館」ではそこで買った記念品をサービスしていただいた方がいらっしゃりました。さらにさらに、「國立臺灣大學」という大学の歴史館でも、熱心に台湾大学の歴史を教えてくださった方もいらっしゃいました。
他にも感謝したい方々が沢山いらっしゃいます。
ここに感謝の意を表します。本当にありがとうございます!

第二段落で述べた方がいる「立法院民主議政園區」

この国のことが、とても好きになった瞬間

前述した方々のような人がいるのはもちろんですが、他に大きなものが一つあります。それは、何といっても台湾の自然です。台湾がポルトガル人に「発見」されたときにその船員に「Formosa」のように言いました。「Formosa」は「美しい島」という意であり、台湾華語では意訳して「美麗島」という別称、美称で呼ばれることもあります。このように歴史的にとても美しい島であり、実際私は留学中それを実感することができました。例としては、私の滞在していた台北市の近くに「陽明山」という山があり、市内からバスで30分ほどで行ける近さで、そして自然を感じられる場所です。探究活動で行った「陽明山中山樓」はそこにあるのですが、その近くは温泉が流れているという凄いところでした。さらにそこから出て少し進むと山中の足湯であったり、さらに進んで「北投」というところに行くと、温泉施設が立ち並んでいたりと、温泉好きの日本人にとっては最高の場所であり、私が大好きな場所です。他にも、留学中は行けませんでしたが、台湾を縦断する「玉山山脈」にあり、そして台湾最高峰の山である「玉山」、紅茶が有名な「阿里山」という山や「日月潭」という湖など、各地の大自然が楽しむことができるところが大好きになった瞬間です。

「旗津海水浴場」での夕焼け
「陽明山中山樓」を流れる温泉

留学で確信した、“私はこれを目指す!”

留学以前から漠然と決めていた、数学と政治の研究者になるという目標がより強く決心することができました。特に政治については、1990年代の民主化以前まで、戒厳令布告下の人権弾圧状態であり、そこからここまで民主化ができた点は非常に興味深いところがあり、研究する価値は十二分にあり、台湾の大学または研究所で研究する計画を立てるには十分でした。
また、他にも私見ではありますが台湾は日本と似たような価値観というか、基礎がありながらも日本にない部分を持ち合わせています。そして同時に日本もまた、台湾にない部分を持っています。従って、日台の交流は双方の発展という互いの国益を得ることができると考えているため、その日台交流の促進化の中の学術的、教育的側面からの寄与をすることを決意しました。そのための方法として参考としているのは、以前私の在学校主催で行われた台湾研修があります。それでは主に、企業、大学訪問による企業・大学紹介や施設紹介、現地高校との学術的交流をしていました。これを参考に、日本や台湾の高校が訪問するときの、大学・研究所候補の紹介やアポ取りの仲介などができればと考えています。
さらに考えているのは、日本の研究産業の再興のため、国家間の事情のギャップを修正した上で、日本版中央研究院の設立を、今だ構想段階ではありますが提言したいと考えています。ただその前に大学における研究産業の再興を図ります。

国立研究所の「中央研究院」
國立臺灣大學校門

留学にかかる費用の概算をとにかく作る!

  • 周囲の説得 : 家族

まず第一にすべきことは、留学に対する意欲等の熱弁もありますが、大体でも良いのでとにかく概算を出すことです。私の持論として、留学をしない要因として心理的なものと経済的なものに大きく分けられます。心理的なものは、その国の治安に応じて自分を守る方法や万が一に対する対応策等を話せば解決はしやすいと思います。ただ、私の場合日本と比較的治安の安定度が近い国であるため、理解の得られやすさについては、あまり私のものを鵜呑みにせず、他の人の意見を優先的に受け入れると良いかと思います。
そして本題の経済的なものとしては、言うべきは主に二つで、一つはトビタテに合格することで奨学金がどれだけ得られるか(ただしこのときに給付型であることをきちんと言うこと)、そしてもう一つは、概算で現地の交通費や食費等の生活費、滞在費、留学エージェントを使用する場合はエージェントに支払う金額、語学学校に通う場合は学費など、とにかくそれらを全て含めた、留学予算を組み上げることが必要だと私は思います。それだけでも、経済的不安をある程度解決できるにとどまらず、留学に対する意欲も示せて、心理的不安も解消できると考えています。実際私は、見積もりの作成は家族に指示されたものですが、それを通じて理解や承認を得ることができました。

留学前にやっておけばよかったこと

語学勉強、特にListeningやSpeakingを強くするべきだと感じました。特に私の場合は英語ではない第三言語で、学校の英語教育のような下地もなく、尚更感じました。これに対する解決法としては、とにかくその言語の音声を聞く習慣をつけるとともに、言語を理解して話す習慣をすることが必要だと考えます。他には、日本でできる先行研究はしっかり行うことがあります。

留学を勧める・勧めない理由

留学を勧める理由としては二つあり、一つは国際的視野の拡大、もう一つは自国の客観視です。いずれも、言葉通りの意であり、これらは日本国内にいては得られない大切なものだと思います。反対に留学を勧めない理由と言うよりも勧めない人については、私の持論ではありますが、自国認識が薄かったり、考えが流されやすい人です。特に日本を変える目的があるのならば、自国認識をはっきりさせることが絶対的に前提となります。

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学へ行く今、様々な感情が入り混じっていると思います。私は留学前、英会話教室の先生にこのようなことを言われました。「死ぬこと以外かすり傷」と。留学において絶対に必要なのは、1.命を守る、2.以學習為樂習 です。私はこれらが達成できた場合、留学の成功と言えると思います。但し、「大成功」にはより多くのことが必要ですが。ともかく、あなたの留学がより良いものになることを強く願っております。