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まちゅ

出身・在学高校:
北星学園女子中学高等学校
出身・在学校:
帯広畜産大学
出身・在学学部学科:
畜産学部
在籍企業・組織:

WWOOFを使っての留学だったので、何か気になることなどあればご相談に乗れるかもしれません。
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最終更新日:2021年05月19日 初回執筆日:2021年05月19日

ドイツで農村の魅力を学ぶ

留学テーマ・分野:
海外ボランティア
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • WWOOF germany, Sprachcaffe
  • ドイツ
  • フランクフルト・ローテンブルク・マルクトローダハ
留学期間:
11か月
総費用:
1,100,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 1,160,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
ドイツ語 挨拶など基本的な会話ができるレベル 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル

留学内容

ドイツに11カ月間滞在し、2カ月間の語学留学と9カ月間のファームステイを経験しました。
現在、日本では農業従事者が減少し、私の故郷である北海道でも大規模化が進んでいます。そんな中で、農村の暮らしや食などの魅力を大切にしていける活動に興味を持ち、ドイツでグリーンツーリズムを実践している農家の元に滞在することを決めました。
ファームステイにはWWOOFという農場滞在の制度を使い、全部で4軒の農家の元を周りました。ファームインを行っている農家の元ではベッドメイクや農場で出す食事の準備を手伝ったり、農場に遊びに来るゲストと一緒に遊んだりしました。有機農場でもあったので、農薬・化学肥料を使わない野菜栽培を日々の作業を通じて学びました。

留学の動機

私が留学に挑戦したのは、はじめのはじめは本当にただの海外への憧れでした。大学1年生の時にトビタテを知り、大学でトビタテに挑戦した先輩にお話を聞き留学への夢を膨らませていきました。いつかは留学をしたいと思いながら2年が経ち、このままでは一生留学をしないと思い、応募を決意しました。留学先であるドイツは、日本の知り合いの有機農家から勧めて頂き興味を持ちました。

成果

ドイツ語は、大学の第2外国語でとったことがある程度で初心者レベルでしたが、頑張って現地の人と会話できるレベルになりました。ファームステイでは、様々なベジタリアンやビーガンの人と生活をし、環境について考えるきっかけになりました。日本を出て初めて、日本での有機農業の少なさや環境意識の浸透率の低さを感じました。日本はこれからもっと良くなって行けると感じました。

ついた力

頼る力

留学中は新しいことへの挑戦と失敗ばかりで、自分が嫌になってしまうこともありました。留学先でパスポートを清掃員に捨てられてしまったり、予約した航空券の変更が効かずに10万円を失う覚悟をしたり、自分がアジア人差別されたと思ってしまうこともありました。しかしそういったハプニングが起きた時に、周りの友人や日本で支えてくれる家族に悩みを打ち明け、その度に助けてもらいました。

今後の展望

ドイツのグリーンツーリズムを学び、やはり農村で生まれる心の交流には人を癒す力があると強く感じました。私は、これからも農業に携わる仕事をしながら、生産効率だけではなく、都市にはない農村での生活の楽しさや自然の豊かさを重要視していきたいと思っています。いつかは自分自身がファームインを開き、小さな交流の場を作るのが夢です。

留学スケジュール

2019年
10月~
2019年
12月

ドイツ(フランクフルト)

フランクフルトの語学学校にて、ドイツ語を2カ月間学んだ。完全初心者レベルの教室から始まり、2か月後にはA2というレベルを取得した。
語学学校滞在期間の寮生活では、台湾、韓国、モーリシャス、ペルー、イスラエルなど様々な国の友人ができた。この頃日常会話は英語だったが、他国の学生と比べて自分の英語スキルの低さを感じた。しかし、高くない英語力でも思いやりやコミュニケーションをとる姿勢を忘れずに過ごすことで、仲の良い友人が沢山できた。この時一緒に過ごした友人に、捨てられてしまったパスポートを探してもらうなど助けてもらった。寮を出る前には日本食パーティーを開き、感謝の気持ちを伝えた。
また、知り合いの紹介でドイツの子供に日本語を教える家庭教師なども経験し、留学前には想像していなかった経験をした。

費用詳細

学費:納入総額

400,000 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

項目:

70,000 円

語学学校の寮の友人が誕生日を祝ってくれた
語学学校近くのレーマー広場の様子
家庭教師をしたドイツの子供が、ピアノを披露してくれた
費用詳細

学費:納入総額

400,000 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

項目:

70,000 円

2019年
12月~
2020年
3月

ドイツ(ドイツ、シュヴァルツァッハ・マルクトローダハ)

wwoof germanyの活動を通して、2軒の農家の元でファームステイを行った。1軒目のアルパカ農場では、アルパカの世話やクリスマスマーケット出店を手伝い動物と人との関わりを学んだ。地域のスーパーを訪れた際には廃棄されてくる食品が大量にある現状を目の当たりにし、食品ロスは日本だけの問題でないことを実感した。選別した野菜などをアルパカに餌として与え、捨てられる食材を有効活用した。2軒目のファームインでは羊や豚、ガチョウなどの動物の世話や客室清掃の業務を行った。ドイツにおけるクリスマスや新年の休暇をファームインのゲストと共に過ごしたことで、ホストとゲスト長年の友人同士である関係を肌で感じ学んだ。日本とドイツにおける休暇の過ごし方の違いを感じ日本における農村の魅力の伝え方のヒントを得た。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

アルパカ農場では、アルパカの赤ちゃんの哺乳も担当しました
ファームインでは、こどもたちが作業を手伝ってくれました
ファームインの羊
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

留学中に、自分を勇気づけてくれたモノ・コト

私は、留学中にパスポートを紛失した思い出が忘れられません。
語学学校の寮で生活していた時の話です。私は、共用スペースの台所で友人たちとそれぞれの国のパスポートを見せ合って楽しんでいました。あろうことか、私は自分のパスポートをマイバッグと共に台所に置いたままにしてしまいました。
翌日、外出先から帰ってくるとバッグごとパスポートが消えていました。驚いて、自分の部屋から台所まで一生懸命探しましたが、一向に出てきません。騒ぎを聞きつけた友人たちも、一緒になって探してくれました。どうやら、その日に部屋の清掃に来た掃除夫が私のバッグを捨ててしまったようで、私はもう諦めようと思いました。
しかし、私の友人たち数名が、私が校内を探している間にゴミ捨て場から、私のバッグを見つけてきてくれたのです。中にはパスポートは入ってなかったため、私も一緒に探しに行きました。1時間ほどゴミの中を探すと、私のパスポートが出てきました。
自分の危機管理の意識の低さを実感すると共に、人のためにゴミ箱の中を探すことのできる友人たちの優しさに感動した経験でした。友人たちから受けた親切を、私もこの先の人生で誰かに返していこうと思っています。

見つかったパスポート

ドイツ語で会話

  • 語学力 : その他の言語

私は、正直英語もドイツ語も十分に話せるわけでは無い中、ドイツへの留学を決めました。せっかくドイツに行くのだから、日常会話にはドイツ語を使おう。そう思い、語学学校で初心者の状態から2カ月間ドイツ語を学びました。
語学学校の2カ月間と聞くと、十分な時間に感じられるかもしれませんがそうではありません。基本的な文法を学ぶことに手一杯で、日常会話を理解できないのです。実際にファームステイを始めてから、ドイツ語での会話の難しさに気が付きました。
しかし、生活する中で「コミュニケーションがとりたい」と思っていれば、自然と少しずつ話せるようになってくるものだと知りました。留学が終わるころには、簡単な内容なら理解できるし、自分の考えていることも伝えられるようになりました。
留学前に語学に不安を抱えている人がいるかもしれませんが、現地に行ってしまえば何とかなるというのが結論です。しかし、より充実した留学にするためにも、留学前からしっかり行く国の言語を学んでおくことは大切です。

留学前にやっておけばよかったこと

ドイツ語の勉強を留学前にもっと頑張ればよかったです。現地に行ってから学ぶことも多いですが、基礎ができると吸収できるものが格段に違うと思います。せめて、単語だけでも覚えておくといいかもしれません。

留学を勧める・勧めない理由

留学を勧めます。長く生活してきた日本を出ることで、様々な困難・ハプニングに必ず出会います。それを一つずつ乗り越えていくうちに、知らないうちに成長しているものです。
また、留学はゴールではなく、スタートです。始めは留学が目標かもしれませんが、そこからまた新たな目標が出てくるはずです。

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学は、思い描いているように全てがうまく行くわけではないです。時に辛い思いや孤独を感じることもあるかもしれません。でも、周りの人に助けてもらいながら、乗り越えていけるはずです。
夢をかなえて、思い切り留学を楽しんできてください!