留学大図鑑 留学大図鑑

なっちゃん

出身・在学高校:
香川県立高松高校
出身・在学校:
お茶の水女子大学
出身・在学学部学科:
人間文化創世科学研究課比較社会文化学専攻
在籍企業・組織:


最終更新日:2021年03月22日 初回執筆日:2021年03月22日

音楽×テクにおいて音楽の専門家として何が

留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ケルン大学人文科学科
  • ドイツ
  • ケルン
留学期間:
6ヶ月
総費用:
1,000,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 1,160,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル<英検1級> 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル<TOEIC975点>

留学内容

音楽×テクノロジーの関係において、音楽専門家として何ができるかを探るために留学しました。
留学の動機は下に記入する通りなのですが、一方で日本では音楽×テクが新しい分野であるため、学術面でも実践面でも学びの機会が少ない事が分かりました。
そこで、2年間の留学計画を立てました。①最初の一年は、ケルン大学にて音楽×テクご専門の教授のゼミに出席し、②次の一年は、スタートアップの聖地と言われるベルリンにおいてインターンをするという計画でした。
結果としては、コロナの影響で①の半分、半年で帰国することとなってしまったのですが、ゼミからの、学術面での学びはもちろん、文化的な面での発見もありました。

留学の動機

修士過程において、音楽学という分野で音楽×テクを研究する中で、⑴音楽が他分野の芸術と比べて、テクノロジーとの関わりにおいて遅れをとっていること、⑵現在、音楽×テクはテク出身者が大半を占めており、音楽の専門家がそこに介入することによる音楽×テクのさらなる可能性を感じたため。

成果

学術面の学びとしては、Pythonを用いた、音楽の調性に関わる機会学習を、実際に手を動かして実装する技術を身につけました。また、授業が基本英語だったため、英語力が伸び帰国後TOEIC975点を獲得しました。ドイツ語についても、ほとんど話せない状態で渡航したのですが、半年でB1を獲得しました。

ついた力

自分の本当にやりたいことをやる力

ドイツの、良くも悪くも自分主義で他人に全く興味がない環境から、いかに日本で自分が人や社会の言う事に影響されていたのか分かりました。渡航前は、人に上手く説明できない時「それってやる意味あるの?」などと言われることもあり、現時点で言語化できないことはやるべきではない、と無意識に思ってしまっていたと思います。今は、人に何と言われようと、自分が価値があると思ったことはやるべきだと思うようになりました。

今後の展望

自分のやりたいことができる音楽×テクの会社が見つからず、IT企業に就職することとなりました。そこでさらなる実践的な力を身につけつつ、自分のやりたいことが形になるように試行錯誤していきたいと考えています。

留学スケジュール

2019年
10月~
2020年
3月

ドイツ(ケルン)

①ケルン大学において、音楽×テクご専門の教授の下で、音楽に関わるプログラミングを学んだ。
具体的には、PythonベースのMusic21というライブラリを用いて、調性に関わる機会学習を行った。難関と呼ばれる授業で、何度もついていけないと思ったが、必死に食い下がり、無事全ての課題と最終試験をパスした。
②大学寮で色んな国籍の人とのシェアハウス。
国籍違えばライフスタイルが違い、深夜にパーティーが始まってあっけにとられることもあったが、コミュニケーションによって乗り越えられることが分かった。また完全個人/自分主義なドイツ人達から、人を気にする必要は全くなく、人が何を言おうと自分のやりたい/やるべきことをすべき、という強い軸を学んだ。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

28,000 円

生活費:月額

- 円

ケルン大聖堂と
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

28,000 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

ココでしか得られなかった、貴重な学び

留学中は様々な事件が起きるものですが、海外滞在中は健康のダメージが直接精神的ダメージになる、ということを痛感しました。
渡航3日目で発疹ができ、それが3日ほどで全身にまわったときはかなり精神的に参ってしまいました。もちろん症状が出てすぐ皮膚科に行ったのですが、ドイツの病院では基本的に予約が必要で、急にきた人は偶然予約の空きがない限り診てもらえません。初日はそれが原因で3件はしごするはめになり、足は痛いし不安だし、ドイツ人は冷たいしで帰り道少し泣きながら帰りました。次の日に行った一件目では、2週間後の予約がとれたものの、2週間も待てるか!と思い、もう一件行ったらその日の午前中、最後の枠が余っていて、事なきを得ました。
予約のシステムもそうですが、事前にできる限りの準備をしておく、あとは最後は語学しか守ってくれないので、語学はしっかりと学んで行く、ということを身に沁みて感じました。

心癒される綺麗なミュンヘン

ドイツの部屋探しをナメてはいけない!

  • 住まい探し : 学生寮

ドイツの都市は家探しが難しいことで有名で、それは学生寮についても例外ではありません。大学や地区によって異なるのですが、ケルンの場合は、Kölner Studierendenwerkという、日本の大学生協的な組織がケルン内全ての大学の寮を管理しています。このHPに寮を希望する登録フォームがあり、これは登録の早い順に連絡が来るため、早く登録しないと永遠に寮が見つからない悲劇が発生します。寮は200〜300ユーロ
と良心的価格ですが、Airbnbなどだと700ユーロはくだらないので、本当に早く寮の登録をすることをオススメします。

これから留学へ行く人へのメッセージ

まず留学を決断されたことが素晴らしいと思います。留学中は、もちろん毎日がピクニックというわけではなく、困難の連続となると思いますが、間違いなく自分の今後の人生を変える経験となりますし、何事も恐れず挑戦して欲しいと思います!応援しています!