留学大図鑑

なっちゃん

出身・在学高校:
佐賀清和高等学校
出身・在学校:
筑紫女学園大学
出身・在学学部学科:
文学部アジア文化学科
在籍企業・組織:

異文化理解で自分らしく生きやすい社会に

留学テーマ・分野:
ボランティア・インターンシップ・コミュニティ調査・語学学校
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • NY de Volunteer,Gallery91,EC NewYork
  • アメリカ合衆国
  • ニューヨーク
留学期間:
6ヶ月
総費用:
2,500,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表プログラム」 860,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

多文化共生をテーマに、人種・性別・年齢ボーダーレスな多様性の街ニューヨークへ留学しました。日本や地元で多文化共生を実現するには何が必要なのか学ぶため、留学先では多くのコミュニティに所属し様々な世代、エスニシティの生活や社会との関わり方を学ぼうとしました。
インターンシップでは多国籍企業で働き方やビジネス・接客の違い、コミュニケーションの取り方、顧客の意向から何が必要とされているのかを知り、サスティナブルな商品が好まれるなど世界的な動向なども学びました。ボランティア活動では、現地の方々の生の声を聴き、様々なバックグラウンドを持つ方々の生活や価値観、移民が多い小学校での教育システム、異文化理解の重要性、ボランティア活動と幸福度との関係性などを学びました。コミュニティ調査では、チャイナタウンを中心にフィールドワークを行い、歴史的背景やコミュニティ内での生活、アメリカ社会への同化と多様化、エスニシティ、移民コミュニティの存在意義などについて調査を行いました。休みの日は積極的に言語交換の活動に参加したり、街に出かけ、いろんな人と話したり交流するよう心掛けました。様々なアイデンティティを持った人々、セクシュアリティにとらわれずありのままの自分を受け入れ個性を大切にする人たちとの出会いにより、新たな価値観を得て固定概念が覆され、マイノリティや異文化により目を向け向き合うようになりました。

留学の動機

大学で国際交流を行う中で、日本で働く外国人の苦悩、ホスト社会としての日本の対応、外国人の友達が日本で感じた生きづらさや差別などを知り、日本・地方である地元で外国人も日本人も生きやすく共生・共働・共学・共笑するにはどうすればよいか考えるようになりました。多文化共生とはどういうことなのか実際に生活して体験したいと思い、留学を決意しました。

成果

異なる人種、性別、宗教、を超え共生することで異文化理解が当たり前になり、コミュニティがマイノリティの受け皿になっていました。個性や自分らしさを大切にする人が多く生き生きしていました。私は高校まで国際交流の機会も少なく、ニュースは偏った情報が多く、周りにLGBTQを公表している人もおらず、存在すら知りませんでした。この無知や視野の狭さが差別やマイノリティの生きづらさの原因のひとつだと思っています。

ついた力

行動、巻き込み、挑戦、異文化理解、寛容力

とにかく積極的に行動、発言しなければ取り残され学びも少なくなります。自分の挑戦したいことや考えは恥ずかしがらず公言していたことで、挑戦することが楽になり驚くようなご縁もありました。そして自分の価値観を無責任に押し付けることなく、相手に寄り添い受け止める姿勢が異文化理解につながり寛容な考えになれました。

今後の展望

地元佐賀県のNPO法人でインターンを経験し、ローカルでもグローバルな活動ができると改めて学びました。外国人支援や国際交流の機会が比較的少ない地方で多文化共生の実現を目指す活動を行うことは重要だと感じています。留学の経験から、佐賀県を中心に外国人コミュニティ形成の手助けや国際交流の活動等を通して、異文化理解が自分らしく生きやすい社会を創るということを伝えていきたいです。

留学スケジュール

2019年
9月?
2020年
2月

アメリカ合衆国(ニューヨーク)

半年間語学学校に通いながら、日本人中心のボランティア団体で運営スタッフとして約4か月間、 日本の商品を取り扱う商社で約3か月間のインターンシップを並行して行っていました。最初は慣れない環境で友達作りとフィールドワークから始めました。ボランティア活動、インターンシップが始まると毎日多忙で投げ出したくなることもありましたが、学校に行けば友達が疲れを忘れさせてくれて、学校で英語を学ぶことでほかの活動に活きてきました。ボランティア・インターンの活動も勉強のモチベーションになり、多くのコミュニティでの活動が相乗効果や自分の活動のモチベーションに大きく繋がっていました。住居に関しては、マンハッタンの家賃が高額だったので隣のニュージャージー州でシェアハウスをしていました。バスで早ければ10~15分でマンハッタンに行けるので不便さは感じませんでした。

費用詳細

学費:納入総額

1,100,000 円

住居費:月額

85,000 円

生活費:月額

100,000 円

ボランティア活動で小学生に書道を教えたときに書いてくれた
費用詳細

学費:納入総額

1,100,000 円

住居費:月額

85,000 円

生活費:月額

100,000 円

スペシャルエピソード

この国のことが、とても好きになった瞬間

毎週土曜日に通っていた言語交換のイベントでグループになった人たちとの出会いが私にとっては素晴らしい体験になりました。LGBTQを公表している台湾系移民2世のCさんとアメリカ人で日本で働いた経験のあるアニメ映画のトランスレーターJさん、イラストレーターの日本人Kさんと同じグループになり英語と日本語で会話をしました。それぞれ年齢も性別も国籍もバックグラウンドも全く異なる4人でしたが、みんな考え方は似ていると感じる部分がありました。アメリカでの生活、日本との関わりなどいろんな話をしました。そのなかで感じたのは、異なる部分があったとしても全員が相手を尊重し、理解しようとする姿勢や、自分の個性や自分らしさを大切にする考え方です。世間体や周りの目を気にして自分の言いたいことやしたいことができなければ、母国にいても生きづらいと思います。反対に、どこにいても自分らしく生きられれば心も豊かになると思います。出会ってすぐでしたが、まじめな話も楽しい話も自分の本音で話せたのがすごく心地よかったです。留学に来てすぐの出来事だったので、自分らしさや個性を大事にするニューヨークがより好きになり、心が解放された気持ちになりました。自分のスタイルや居場所を見つけることはすごく大切なことだと改めて気づかされました。

マンハッタンの夜景

インターンシップの受け入れができず急遽変更申請した話

  • 留学先探し : インターンシップ

留学前に留学エージェントから、語学学校が行っているインターンシップがあると聞いており、そこでインターンシップをする計画を立てていました。しかし、現地へ行って話を聞くと語学学校を卒業してからしか受け入れができないことや、実際は職場見学など非常に短期間で実際の業務に携わることは難しいことが判明しました。それから、急遽インターンシップ先を一から探し始め、計画していなかったボランティア活動も活動に盛り込むことにしました。留学先が都市だったので、日系の仲介業者の支社もあり、インターネットでボランティア団体も探すことができたので助かりましたが、変更申請で受理されなかったらと不安でいっぱいでした。語学学校に関しては基本的にエージェントを通してしか連絡が取れなかったので、うまく連携が取れていなかったり、情報が入りづらいこともあります。これ以外にも日本でお世話になった留学エージェントとはいくつかトラブルがあったので、何でも早めに準備することや最新の注意を払ってこまめに連絡を取ることをおすすめします。特にトビタテでの留学は煩雑で必要書類が大量にあるので自分もエージェント側も混乱してしまうことがあります。ですので、留学出発前に少しでも不安要素や不明点は解消しておくことで、留学中も活動に全力で取り組めます。結果的に、インターンシップの活動は非常に良い経験になり、留学前は予定していなかったボランティア活動も盛り込んだことで活動が広がりました。ですが、日本の感覚で進めていると予期しないトラブルもあるので事前準備の大切さを改めて学びました。

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学で今までの価値観や考え方が大きく変わりました。躊躇せずどんどん挑戦してほしいです。事前準備や留学目的の再確認、留学計画の深掘りをやっていればいるほど留学でやるべきことが明確になり、時間を有効的に使えると思います。また、留学先でも様々な分野の方々との関わりが視野を広げてくれます。環境の変化で気づかないうちに疲労やストレスが溜まってしまうので、体調管理や気分転換はしっかり行ってくださいね。