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Kai

出身・在学高校:
Carson Graham Secondary School
出身・在学校:
上智大学
出身・在学学部学科:
外国語学部英語学科
在籍企業・組織:

ビールとワインに恋しちゃったKaiです!

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最終更新日:2020年01月10日 初回執筆日:2020年01月10日

日本テニス産業を変える!

留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • Luxembourg University, Bachelor en gestion(経営学科)
  • ルクセンブルグ
  • ルクセンブルク
留学期間:
11ヶ月
総費用:
2,400,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 2,010,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
フランス語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル

留学内容

「もっと多くの人々がスポーツの恩恵を受けられるように」

日本テニス産業の円滑化を助けるべく、世界テニス産業の実情を調査するというテーマで留学をサポートして頂いた。

ヨーロッパは世界で一番テニスにおいて重要な大陸であると言っても過言ではない。そのヨーロッパの経済の中枢であり、世界中の大企業が会社を置いているルクセンブルク。そんな環境にある国内たった1つの大学、ルクセンブルク大学で経営学を学んだ。加えて、世界で最もテニスに投資している会社の1つであるBNP Paribasと、アスリート専門のリクルートメント会社であるzportsにてインターンを行った。
講義がない期間は世界各地を周り、起業家に必要な包括的なスキルを身につけるべく、様々な分野のプロフェッショナルと交流を行った。

結果、BNP Paribasでは出来る限りの行動をもってしても深くまで調査を行うことができず悔しい思いをしたが、その他の所属先や様々な分野のプロフェッショナルとの交流により予想を遥かに越える自身の成長を実現できた。

留学の動機

私はこれまで海外も含め、11もの違う学校に通った。しかし自分の存在をスポーツが保ち、様々な恩恵をを与えてくれた。大学入学後、プロ選手以外で日本テニス産業を盛り上げるキャリアの選択肢が少ないと感じたため、スポーツビジネスで最高の事業をつくりたいというアバウトな目標があった。
その目標を達成するべくヨーロッパでフランス語で経営学を学びたいと思い、リサーチを行っていたところこのような留学計画に至った。

成果

世界をマーケットにしているスタートアップと大企業の双方での仕事経験により、複数視点からの組織づくりを学んだ。特に、影響力の強い事業をつくる際のパワーポジションの大切さを学んだ。
テニスの四大大会のうちの3つの大会を訪問し、USオープンでは関係者としてテニス界の実情を調査することができた。
生活する上で「余裕」がどれほど仕事においてもプライベートにおいても大きな力となり得るかを学ぶことができた。

ついた力

余裕力

「余裕」を持っているからこそ100%仕事もプライベートにも取り組める。余裕があるからこそ人の意見に耳を傾けることができ、質の高いコミュニケーションが常日頃から行える。余裕がある人は強く、無駄がなく、主体的に動くことができ、自分だけでなく周りをも幸せにさせる、そうルクセンブルクで実体験した。もちろん余裕を持つことは容易ではないがルクセンブルクの環境はそう努力させてくれた。

今後の展望

学生のうちに余裕をもちながら、自分のキャリアの軸となるような事業に取り組む。

留学スケジュール

2018年
10月~
2019年
7月

ルクセンブルグ(ルクセンブルク大学、経営学科)

110カ国以上から集まる優秀な生徒と共に経済学の授業を中心に英語、フランス語の双方で履修した。 ビジネスの実世界での経験がある講師を優先的に受講し、リアルな学びを身に付けた。
私は言語において強い自信を持っていたが、ヨーロッパでは北米と全く違う文化背景のため、友人や仕事仲間と密な交流を行うの大きな壁にぶつかった。自信があったからこそ深く悩み、自分のコミュニケーション方法、行動方法、アイデンテティまでも見つめ直すきっかけになった。
服装についてもそうだ。パーカーなどのラフな服装であるとルクセンブルクで働く人々に、見下された経験を何度もした。日本人の母を持つため、周りと比べて若い顔、実際の年齢の若さ、北米の英語の話し方も合わさった結果だと思うが乗り越えるのに苦労した。留学後半では自分である程度ルクセンブルクの文化に適応することができた。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

緑と調和した要塞、城や街が見えるルクセンブルク
夜も心が癒される
大学院に通うドバイの起業家とも交流。-パブ文化が濃い-
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

2019年
1月~
2019年
6月

ルクセンブルグ(BNPパリバ)

ルクセンブルクにあるBNPParibasにてインターンを行い、BNPParibasがなぜ四大大会を含む数々のテニス世界大会やテニス事業に投資をしているか、そしてその際の資金の流れと仕組みを調査する予定だった。
しかし、ルクセンブルクの枢機卿の推薦状、BNPParibas日本社長室の推薦、ルクセンブルクテニス界の重鎮の推薦の事前準備をもってしても深く踏み込むことはできなかった。
ベストを尽くした結果だからこそ、とても悔しい思いをした。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

BNPパリバ社員のテニスクラスをコーチさせてもらったりした。
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

2019年
7月~
2019年
9月

ルクセンブルグ(Zports)

Zports社ではzports.comというプラットフォームを使いスポーツ選手、コーチ、監督のリクルーティングをサポートするサービスを行なっている。簡単に言うとLinkedinのようなプラットフォームをよりスポーツ関係者のリクルーティングが簡単に行えるようなプラットフォームにアレンジしたものである。
Zports社の社員として、テニス界に貢献できるリクルーティングサービスはどのようなものなのかというミッションを持つことにより、ツアー実状の深い調査を行った。加えてZports社は世界をマーケットにしているテックのスタートアップ会社であるため、様々な場面において別の視点からの学びが多かった。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

社員達と
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

感謝してもしきれない、お世話になった・大好きな人

みなさん枢機卿という位の方をご存知でしょうか?
ローマ法王の次に偉いとされている位の方です。

自分はキリスト教信者でもないのにその方の御殿に住まわせて頂きました。
たくさん食事や旅行まで連れていってくださりたくさんのことを学ばせていただきました。

留学開始当初は大司教という位だったのですが一緒にポルトガルに旅行させてもらった際に枢機卿に任命され、その瞬間に立ち会う経験もさせてもらいました。

枢機卿から言われて、見せられて、印象に残っている場面は数多くあります。

彼は私との食事の際、お祈りをしません。
私という人間を深く尊敬した結果の行動です。
その他の多くの行動からも、彼が心から人を尊敬しているのだと感じました。

枢機卿って寂しくなることはありませんか?僕は強い寂しさに落ちることがあって。
「私は幸せだからないかな。自分が幸せって決めてるから。幸せってなるものじゃなくて自分が決めることなんだよね。」

その他にも数々の言葉を頂きました。
気になる方は直接聞いてください。

本当に感謝してもしきれない経験をさせて頂きました。

枢機卿とトビタテ生を含む友人と食事

人生を投資として考える

  • 生活 : お金

普段使うお金を投資として考えれるといいのではないかと強く感じた。
私はたくさんの方々のサポートにより、テニスの四大大会の1つUS Openに関係者として行かせて頂いた。まずこの出来事自体、たくさんの質のある、タイミングを伺った投資により実現できた。しかし1つわかりやすい現地で起きた例をあげる。

US Openはニューヨークで開催され、選手の多くはマンハッタンというニューヨークでも一等地のところに宿泊する。そこではホテル代が一番安くても簡単に一泊2万円を超える。私にとってマンハッタンに10日間の宿泊を行うことは経済的に本当に、本当に、痛かったため、郊外に宿泊しようかと考えた。

選手達は試合の進み具合により、1日のスケジュールが大きく変わる。それに伴って関係者の方々のスケジュールも当日になっても読めない。
このような状況を理解し、熟考すると私は投資のチャンスだと思いホテルをマンハッタンに借りた。
この判断のおかげで夕食前ギリギリに様々な方にお声を頂き、フェデラーや錦織圭のマネージャーを含む方々と食事をすることができた。

マンハッタンにホテルという投資により、
-お金に変えられない大切なコネクション
-その方々との交流による学び
短期的にもその日の夕食をご馳走して頂くというリターンを得た。

この「人生の投資」が自分の成長、周りの幸せにまで繋がっていくのではないかと思った。

日本•世界共にトップレベルの内田海智選手と西岡良仁選手
日比野菜緒選手、加藤美唯選手とそのチームの方々

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学は最高の学びを実現できるものです。しかしそれを最高にさせるか最悪にさせるかは自分次第です。質をあげられるようにありとあらゆる手を使ってみてください!