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出身・在学高校:
神奈川県立横浜国際高校
出身・在学校:
上智大学
出身・在学学部学科:
総合グローバル学部総合グローバル学科
在籍企業・組織:
丸井グループ

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最終更新日:2021年11月08日 初回執筆日:2021年11月08日

ヨーロッパの持続可能な開発を学ぶ

留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ルクセンブルク大学人文学部
  • ルクセンブルグ
  • ルクセンブルク
留学期間:
7ヶ月
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 1,370,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル

留学内容

持続可能なライフスタイルを学び、大量消費システムからの脱却そして将来的には持続可能な価値観を日本社会に普及させたいという目的のもと、ヨーロッパの国々の文化が混在し、Sustainable Develepment & Social Innovationというコースがあるルクセンブルク大学で研究を行った。持続可能な開発の第一人者であるAriane König教授の下、ビジネス、教育、農業、金融、サーキュラーエコノミーなどあらゆる観点からの持続可能な開発を学び、ピアグ
ループでの研究プロジェクトを行った。ピアグループでは、フェアトレードファッションをテーマとして取り上げ、認知度が低いことが課題と特定し、ポップアップショップを行うアクションプランを提案した。最終的に、実現には至らなかったものの、具体的なアクションプランにまで落とし込んだグループレポートを作成することができた。授業内では、持続可能性のイニシアチブへの市民社会の参画プロセスをテーマに、システム思考を用いたディスカッションや共同研究等を行い、論文を執筆することができた。

留学の動機

現在の日本人の価値観は、持続可能とは言い難い。大量生産・大量消費・大量廃棄型のライフスタイルが主流となってしまっている。持続可能な価値観の普及とライフスタイルの変革が喫緊の課題である。これに対して、私は市民社会レベルからアプローチしたい。そのために、制度的枠組みや市民社会レベルにおいても持続可能性の高いヨーロッパ諸国においてライフスタイル・価値観の追求をすることが必要だと考え、この留学を希望した。

成果

ルクセンブルク大学でのコースを通して、日本におけるサステナビリティの取り組みを俯瞰することができた。留学前は、日本はどの分野においても欧米に遅れをとっていると思っていたが、留学先での学習を通して、昔ながらの生活習慣など世界でも優れている点があることに気がつけた。一方で、日本では循環型の「仕組み」や法整備などハード面に遅れをとっているという点にも気づくことができた。

ついた力

異なる立場の人々とのコミュニケーション力

年代や国籍、立場の異なる人々とのコミュニケーション力がついたと自負している。留学中は、公開講座のグループワークで、あらゆる国籍の社会人や主婦、ご高齢の方とも取り組みをする機会があった。また、このコースの登録に当たって、大学のオフィスというオフィスを回って交渉したという経験から、相手の立場を理解した上でコミュニケーションをとる癖がついた。

今後の展望

留学先で学んだことから、日本は「循環型の仕組みづくり」が足りていないこと、そして私自身サーキュラーエコノミーの仕組みが非常に魅力的だと感じた。大学卒業後は、一般企業に就職する進路を選択したが、その企業でベンチャーキャピタルへの投資などを通じて循環型の仕組みを促進していくことに携わっていきたいと考えている。

留学スケジュール

2019年
8月~
2020年
3月

ルクセンブルグ(ルクセンブルク)

【ルクセンブルク大学での公開講座の履修】
Sustainable Develepment & Social Innovationコースで、システム思考という手法を用いて、あらゆる観点から持続可能な開発を学んだ。また、授業と同時に、参加者でグループワークプロジェクトを実施した。
【生活】
大学のフラットシェアの寮に住み、留学生コミュニティのイベントなどにも参加していた。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

60,000 円

生活費:月額

50,000 円

留学生の受け入れが盛んなルクセンブルク大学
グループワークが中心の授業
小国なので、首相と話す機会もありました。
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

60,000 円

生活費:月額

50,000 円

スペシャルエピソード

留学中に手に入れた、今でも大事にしているもの

留学中に偶然の出会いから始まった友人たちとの関係は今でも大切にしています。留学中、日本人の友人を訪れるためにフランスのある都市に移動するバスの中で、急にバスが停止してしまうハプニングがありました。その時偶然近くにいたフランス人と仲良くなり、後日お互いを訪れたり、一緒に旅行を楽しんだりする関係になりました。今でも連絡をとっている仲で、偶然の出会いからここまで仲良くなった奇跡を大切にしています。

偶然仲良くなった友人が、その友人まで紹介してくれました。

前例のない留学生のダブルディグリー履修

  • 留学先探し : 大学

ルクセンブルク大学では留学生の受け入れが盛んですが、交換留学生が正規のコースと同時に、私が履修した公開講座に登録することは前例がなかったようでした。当初、システム上での登録ができず、アドミッションオフィスに問い合わせに行くと、交換留学生は登録できないと門前払いでした。しかし、このコースで学ぶことを目的に留学を決めたので、諦めるわけにはいかず、担当教授に相談したり、他のオフィスに問い合わせたり、メールや窓口での交渉を重ねた結果、私の熱意が伝わって、登録をさせてもらえるようになった、ということがありました。前例がなく、大学の職員さんたちもどのように登録したら良いか把握できていなかったというのがオチだったのですが、諦めずに、自分の熱意を伝え続けることの大切さを学びました。

留学前にやっておけばよかったこと

留学先で学ぶ分野を、渡航前に少しでも英語で予習しておくべきだったと感じています。留学が始まって、実際に授業を受け始めると、日本語では理解できていた内容が、知らない単語などが多く出てきて、授業についていくので一杯一杯でした。せめてこの分野の専門用語だけでも、渡航前に学んでおけばよかったと思っています。

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学は、思っている以上に自分の人生を豊かにしてくれて、たくさんの出会いやチャンスに触れることができます。留学の目的と、事前・事後の取り組みをしっかりとすれば、必ず人生の財産となると思うので頑張ってください!