留学大図鑑 留学大図鑑

ダイジロウ

出身・在学高校:
清風南海高等学校
出身・在学校:
九州大学
出身・在学学部学科:
生物資源環境科学
在籍企業・組織:

日本文化を発信します!!よろしくお願いいたします


最終更新日:2020年07月13日 初回執筆日:2020年07月13日

持続可能な農業を発展途上国に届ける

留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ドルナウ、ホーエンハイム大学有機農業学科
  • ドイツ
  • シュツットガルト
留学期間:
12か月
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 2,050,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
ドイツ語 挨拶など基本的な会話ができるレベル 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル

留学内容

環境保全を考慮した持続可能な農業を農業インターン、および大学の講義、研究活動を通じて学んだ。
インターン先では、実際の有機農業を体験することで、有機農業がどれほど苦労するのか、また有機農業が抱える課題を学んだ。インターンを通じて、農業以外にもコミュニティでのリーダシップを学ぶこともできた。大学では、有機農業に関する授業を中心に、持続可能な農業、農業指導や教育、最新の農業機械や生産システムに関する技術の三つの軸で、勉学に勤しんだ。大学では、課外活動が盛んで、多くの農家の人と話すことができ、その中で私自身の農業や食に関する考えを持つことができた。

留学の動機

フィリピンでのボランティア活動を通じて発展途上国の農村の子供がどのようにすれば、教育を受けることができるのか、考えた。私は農村の主要産業である農業を省力化することで子供たちが学校に行けると考えるようになり、農業機械を専攻した。しかし、農業技術の導入は、環境問題などのデメリットもあることを知り、私は有機農業などの農業における環境保全が有名なドイツに留学し、農業における環境保全を学ぶことを決めた。

成果

インターンを通じて、実際に農業に携わる難しさと面白さを学んだ。大学での活動を通じて、アカデミックでの有機農業や環境保全のアプローチなどを学んだ。また、これらを同時に学ぶことで、大学でのアカデミックな農業と実際の農業に大きなギャップがあり、そこを埋めるためにはまず、農業教育を変えていく必要があるのではないかと考えている。将来は、この農業、環境、教育の三つのフィールドで国際的に活躍したいと考えている。

ついた力

行動する力

私は、留学を通じて多くのことを失敗した。実際の留学は留学前に抱いていた理想像とは大きく異なるものであり、想像以上に苦労した経験もある。しかし、そこで自分の足で行動することで、気持ちも前向きになり、多くの人を巻き込んで自分なりに苦労を乗り越えることができると学んだ。

今後の展望

私は、留学前に抱いていたように発展途上国の農業技術向上に寄与できる人材になりたいと考えている。将来は、アフリカで教育と環境保全を考慮した農業を農家の人に教える人材になりたい。また、そのために今は、農村の開発に必要な農業経済学を学ぶことで、多角的な視点から、発展途上国の農村について自分の考えを深めていきたいと考えている

留学スケジュール

2018年
8月~
2018年
9月

ドイツ(Dorunau)

有機農業のインターンシップを行った。具体的には、作物の生育、灌漑施設の増築、コミュニティでのミーティングの参加等を行った。この活動を通じて有機農業のノウハウや大変さを自分の身を以て知ることができた。また、農村でのコミュニティでのコミュニケーションをどのように行うのか、どのようにコミュニティを維持するのかについて学ぶことができた。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

60,000 円

搾乳前に牛と2ショット
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

60,000 円

2018年
9月~
2019年
8月

ドイツ(stuttgart )

有機農業に関する学科に所属し、環境問題、農業教育、農業技術の三つを講義、研究活動、課外活動を通じて学んだ。有機農業の農業展示会、学会に参加したり、研究者や企業の人に会いに行くなど、自分の足で行動することで自分自身のアカデミックな農業に関する考えをマクロな視点で学ぶことができた。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

フランスの農業展示会にて
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

ココでしか得られなかった、貴重な学び

農業や自然に対する人々の関心が想像以上に高く、驚いた。農業を行う上でLand scapeをどのように保全するのか、課外活動を通じて学ぶことができた。
また、有機農業に対する人々の興味は凄まじいものであった。特に有機農業展Bio fachでは、多くの人が駆け付け、その熱量を肌で感じることができ、有機農業の未来の可能性を確信する機会になった。

課外活動の様子

苦労したビザ取得

  • 事前準備 : 渡航手配(VISA、保険、持ち物など)

ビザをドイツでは渡航後に取得する必要があり、渡航前に調べていたのだが、渡航後に規制が変更になり、申請に必要な書類が大きく変わってしまし、申請に失敗した。しかし、現地の人と仲良くなり彼らの協力を得ることで何とかビザを発行することができた。

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学を通じて私は自分の中で考えを持つことができるようになりました。ぜひ、目的意識をもって全力で楽しんでください