留学大図鑑 留学大図鑑

みきみお

出身・在学高校:
和歌山信愛高校
出身・在学校:
奈良県立大学
出身・在学学部学科:
地域創造学部
在籍企業・組織:

台湾に関すること、留学に関することなど、ぜひお気軽にお尋ねください!


最終更新日:2019年10月15日 初回執筆日:2019年10月15日

台湾人のニーズを知って奈良をPR!

留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • 開南大学、HIS台北支店
  • 台湾
  • 桃園
留学期間:
交換留学1年のうち、トビタテ留学6か月
総費用:
350,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 820,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
中国語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル<中国語検定3級> 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<中国語検定2級>

留学内容

現在、日本にたくさんの訪日台湾人が訪れています。台湾の生活では日本をとても身近に感じられますが、日本にどのような観光ニーズを求めてやって来るのか、またどのような日本のプロモーション方法が台湾の人の心に残りやすいのかを調査しました。その結果を踏まえて奈良市の魅力の中から訪日台湾人のニーズに合うものを選び、効果的なプロモーション方法でPRすることを計画しました。
日本をよく知る台湾の方だからこそ日本の地域の情報一つでも詳しく聞いてこられたので、実際に地域のイベントをPRしている場では困惑しました。その反省を踏まえて交換留学先の大学で奈良を紹介したときは、マイナーな魅力も詳しく紹介しました。結果、奈良に関心を持ってくれる学生がいて奈良にも訪れてくれました。きちんとニーズを押さえてPRしないと実際の誘致には繋がらないことを実感しました。

留学の動機

中学三年生の時に短期語学研修で台湾に行ってから、台湾が好きになり、その時から大学で台湾に長期留学することが目標でした。ただ、留学目前になると今まで目標だった台湾留学を語学が成果という自分のなかだけで終わらせず、誰かに共有できるようなより良い留学にしようと思いトビタテに応募しました。またせっかく大学が奈良にあるので今しかできない留学にしようと思い、地域人材コースを選びました。

成果

留学中のインターンシップでは、日本の自治体が台湾の方を誘致するための活動や台湾の有名ブロガーが企画した日本のツアーお披露目会など、台湾の方に向けた日本への誘致例をたくさん見ることができました。その一つ一つの内容はどれも細かく、一つのテーマに焦点を当てているようでした。台湾ではこんなに細かい魅力を紹介できるほど日本に興味を持ってくださっている方が多いのだと感じ、嬉しくなりました。

ついた力

一歩踏み出す力

私は消極的な性格で推進力がないことが悩みでした。しかし、トビタテで来れた留学ではもちろん一生懸命動かないと後悔するし、何よりこの滅多にない機会を勇気が出ないからという理由で終わらせられないと思いました。その思いを大切にし、留学中は葛藤しつつ何事にも積極的に取り組みました。
その思いは帰国後も無くしておらず、普段の生活の中でも全ての機会を成長できる良いものと思って、一歩踏み出しています。

今後の展望

今回の留学を経て、更に台湾と日本を観光で繋げたいと思うようになりました。これまで訪日台湾人のニーズについて調査してきた経験と知識を活かして、日本の魅力を台湾の方に紹介できるお仕事をしたいです。

留学スケジュール

2018年
9月~
2019年
7月

台湾(桃園)

・未経験ながらメンバーの人柄に惹かれて吹奏学部に入部した。楽器の知識も中国語能力もなかった入部当時は辛いこともあったが、留学のなかでたくさんの思い出と学びをもらった。メンバーのおかげであり、自分も伝えることを意識して取り組めた結果だと思う。

・同じ交換留学先のトビタテ生と奈良市・福山市の紹介をした。資料作成、中国語の原稿作成、勧誘まで自分たちでやりきり50人もの学生が見に来てくれた。

・インターンシップでは実際に外に出て日本のPRしたことで台湾の方の反応が見れた。

費用詳細

学費:納入総額

250,000 円

住居費:月額

450,000 円

生活費:月額

20,000 円

吹奏学部の定期演奏会
奈良市と福山市の紹介
埼玉のウオーキングイベントのPR
費用詳細

学費:納入総額

250,000 円

住居費:月額

450,000 円

生活費:月額

20,000 円

スペシャルエピソード

留学前後での、自分の変化

私は人見知りな性格で、誰かが話しかけてくれるまで自分から話にいけないほどでした。留学中に勇気を出して自分から話しかけにいって貴重な機会を得れたこと、そして台湾の方のフレンドリーさと温かさに触れていたことから私の引っ込み思案も知らないうちに改善されていました。帰国してから、知り合いの方に明るくなったねとよく言われて気が付きました。

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言語を言い訳にするな!

  • 語学力 : その他の言語

留学に行ってから言語を習得しようとしても伸びない、とある外大の教授がおしゃっていたことを覚えています。確かに留学に行く前にできるだけ語学力を伸ばしておけば、次のステップアップが早いし交流の場も広がると思います。私も言語はできるだけ努力をして留学に行ったので、たくさんの友達ができたのは語学力のおかげでもあったと思います。
もちろん留学中は能力不足で悩むこともありました。間違えたら恥ずかしいとかどうせ伝わらないと思って言いたいことが言えない時もありましたが、それはただの言い訳です。言語前提に大切なのは、伝えようとする気持ちや努力です。現地の方は一生懸命伝えようとすることを聞いてくれています。

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決めつけを取っ払え!

  • 単位・留年 : 単位互換

交換留学であったので、留学先の授業を受けて単位互換する必要がありました。留学先の大学でいくつか気になる授業に出席したのですが、いくつかの授業で「日本人留学生は中国語能力が足りないから」という決めつけで追い払われたことがありました。しかし、どうにか粘って授業に入れてもらい、予習復習を怠らなかった結果良い成績で単位を得ることができました。他のトビタテ生でも同じような決めつけにあったという方もいますが、自分はできると信じて解決できることもあります。

授業風景

留学前にやっておけばよかったこと

私がやっておけばよかったと思うのは、現地で必要になるものをしっかり把握しておくことです。いるものは現地に着いてから買えばいいいと思っていましたが、意外に必要なものはたくさんあるので、いざとなったら必要なものを買っていなかった経験があります。特に寝具から揃えないといけない場合はそっちに目が行きがちになってしまうので、留学前から生活の中で自分に必要なものは何かを考えておくべきだと思いました。

留学を勧める・勧めない理由

留学は自分を見つめることができる機会だと思います。頼れるものが少ない環境で、不安にもつらいことにも向き合っていかなければならない時がきます。そんな時に信じられるのは自分だけで、踏ん張っていかなければなりません。もちろん自分の弱い点がよく見える時もありますが、あまり知らなかった自分の強みも発見できます。その経験が留学後の自分の自信に繋がります。なので、私は留学をお勧めします。

これから留学へ行く人へのメッセージ

私は留学前、誰の人生観や熱い思いを聞いてもなかなか心に響きませんでした。しかし、留学から帰ってきてから、面白いくらい思いに共感できることが多くなりました。それは私自身の留学経験から人生観や熱い思いをたくさん得ることができたからだと思います。意義のある留学は本当に貴重な経験です。

みなさんもぜひトビタってみてください!