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ゆまたばし

出身・在学高校:
私立晃華学園高等学校
出身・在学校:
お茶の水女子大学
出身・在学学部学科:
理学部生物学科
在籍企業・組織:


最終更新日:2019年11月19日 初回執筆日:2019年11月19日

タンパク質の研究留学

留学テーマ・分野:
海外インターンシップ
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • Rice大学 Center for Theoretical Biological Physics
  • アメリカ合衆国
  • ヒューストン
留学期間:
2.5ヶ月
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 730,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<TOEIC 950点、TOEFL 91点> 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル

留学内容

タンパク質の立体構造と進化に関する共同研究を進めるため、米国ライス大学に2.5ヶ月の研究留学を行いました。それまでは、日米で遠隔で研究を進めていたのですが、時差やお互いのスケジュールの関係でディスカッションできる時間が限られていました。より多くディスカッションをすることで、結論だけでなく、一流の研究者のデータを読み解く過程や考察を発展させる過程も学びたいと思い、留学を考えるようになりました。実際に留学をし、様々な研究者や学生と関わらせてもらったことで、特に研究における現時点での自分の強みや弱みを理解することができました。

留学の動機

昨年春から留学先研究室と取り組んできた共同研究を進めることが第一の留学の動機です。それに加え、世界一流の研究室で研究体験をすることにより、共同研究をより効果的にするコミュニケーションの仕方、研究者のワークスタイルも学びたいと思い、留学したいと考えるようになりました。

成果

研究成果としては、研究センター内で行われたポスター発表会で発表をしたことと来春に開催される米国学会への発表応募が挙げられます。コミュニケーション面では、学術的な会話において考えを明確に伝えるスキルを学びました。また、働き方に関して、ポジションや生活環境、その人の性質に合わせた多様なワークスタイルのレパートリーを学び、現在の自分に合うワークスタイルを見つけることができました。

ついた力

挑戦する力

自分の快適領域と挑戦領域の境界への意識、今目の前にある挑戦が「良い」挑戦であるか否かの判断力、そして、自分が成長できる挑戦に対してリスクをとる覚悟が磨かれました。留学中、慣れない環境の中で、良質な挑戦をたくさん重ねられたことで、大小様々な成功経験が自分の自信になり、さらに大きなことにも挑戦できるポジティブな姿勢を培えたと思います。

今後の展望

今後は、日本の大学院で修士過程に進学します。留学中に進めた研究は、最終的に論文として発表することが目標です。その他働き方やコミュニケーション力、挑戦する姿勢や仲間など留学で得たものを大切にしながら、研究力を総合的に高めたいと考えています。

留学スケジュール

2019年
5月~
2019年
7月

アメリカ合衆国(ヒューストン)

留学期間である2.5ヶ月の間は、週6日間研究を行っていました。研究について、具体的には、コンピュータのスクリプトを書いたり、メンターとディスカッションをしたり、ポスター発表をしたり、口頭発表を聞いたりしました。研究の空き時間には、オフィスメイトや他の研究グループのメンバーと積極的に会話をしたり、どうやって時間の使い方を管理しているのかを聞いたりしました。週1日の休日は、寮のルームメイトとヒューストンを散策しました。その結果、研究に関しての自分の位置を知ることができただけでなく、研究室内外の人と良好なネットワークを築くことができました。留学の中の大小様々な挑戦が自分の自信になり、挑戦する力がのびたと実感しています。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

ポスター発表後研究所のみんなで
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

日本のことが、とても好きになった瞬間

オフィスメイトとお昼ご飯に頼んだハンバーガーを待っている間に、ペーパーナプキンで折り鶴を作ったら、待ち時間だったはずの時間が、折り鶴教室になりました!多文化の人と折り鶴を作って初めて、折り鶴という小さな簡単なものの中にも、日本文化らしい「美しさ」「繊細さ」「合理性」などが表れていることに気づきました。

ハンバーガーを待っている間に作成した折り鶴

自分でわからないことは、頼れる人に頼らせてもらう!

  • 費用 : 奨学金

留学日程を決めるのが今回の留学の中で一番難しかったです。大学の授業日程や、留学先大学の予定、現地で滞在する寮の開放期間やトビタテ 奨学金の期間設定など、様々な機関の条件を確認し、決めるというのは想像していたよりも大変でした。自分が留学する上で押さえるべき全条件を把握するのにあたり、それぞれの機関の詳しい方に、これはどうかあれはどうかと質問しました。すると、自分でもしつこいかなと思うほど聞いていたにも関わらず、どの方も本当に丁寧に教えてくださり、結果、一つも条件を取りこぼすことなく日程決定をすることができました。自分の留学をサポートしてくれる方に恵まれてとても心強かったですし、自分で分かりかねるところはプロに聞くのが一番だと実感しました。

これから留学へ行く人へのメッセージ

「絶対留学したい!」と現時点で思っている方はもちろん、「絶対というわけではないけど、なんとなく興味はある」と思っている方も早めの準備が大事。特に奨学金や学校の授業スケジュールの調整は時間がかかるので、可能性があると思った時点で準備開始がオススメです!