留学大図鑑

ユカ

出身・在学高校:
金沢高等学校
出身・在学校:
石川県立大学
出身・在学学部学科:
生物資源環境学部環境科学科
在籍企業・組織:

環境教育の本質を考える留学

留学テーマ・分野:
研究室留学
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ラオス国立大学水資源学部
  • ラオス
  • ビエンチャン
留学期間:
5か月半
総費用:
950,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表プログラム」 820,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル<TOEIC705点> 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル<TOEIC750点>

留学内容

環境教育の本質とは何か。開発と環境保護の境界はどこかを考えること、石川県の環境教育をよくするためにどうすべきかを考えることが全体のテーマである。これらを考えるためには、豊かな自然と開発の狭間で揺れる国で、開発による影響や現実、人々の声をこの目、耳で感じる必要があると考えた。さらに、これからの社会を担う若者がどう今の状況をとらえているのかということも知る必要があると考えた。大学での講義で水資源管理や開発に関する知識を身に付け、その後教育機関でアンケート調査を行う。また、JICAエコヘルスという環境教育プロジェクトの見学、日本文化発信プロジェクトとして華道や書道をラオスの大学生に教える、小中学校の見学という計画で実現しようと試みた。実際に行えた活動として、若い世代これからの社会を担う若い世代の環境に対する意識調査の実施、JICAによる環境教育の現状の学習、SDGsに向けたラオスの取り組みの学習、ラオスの大きな天然資源である水資源の開発においての現状課題と実態の学習を行った。日本文化発信プロジェクトでは書道と折り紙を用いて一つの作品を作り上げるものをラオス人の友人向けに行った。

留学の動機

大学2年次のヒマラヤ山脈での環境保全ボランティアの際に、予想以上に人々は環境に興味がない事、人々の生活には開発が必要である事を痛感した。自身も東南アジアの豊かな自然・人にほれ込み、東南アジアで開発と環境保全のバランスが取れた社会を作ることに貢献したいと考えた。環境に興味がない人をどうやって巻き込んで環境保全を行うかを考えたときに、環境教育の存在の重要性に気付いたため、この分野で留学を決意した。

成果

意識付けから「何ができるのか」を共に考え、実施をサポートする方向へと環境教育の在り方の変化が必要だと考えている。石川県のデータと比較すると、ラオスの学生の方が環境を守る意識が強い結果となった。理由は、環境問題による、今の自然から恩恵を受けている生活への影響を感じている子が多いからである。石川が環境教育をレベルアップさせるためには、能登と金沢の交換留学など実践型環境教育を展開していくべきである。

ついた力

頼る力

体調を崩したときに、大学の教授にいろいろ助けていただいた。申し訳なくて「ごめんなさい。」と謝っていたら、教授が「異国に来ているのだからいろいろできなくて当たり前なんだ。頼るのも大事。そしてありがとうでいいんだよ。」と言ってくださった。大切なことは、お互い様で生きていくことで、一人でなんでもやることではないと分かった。

今後の展望

今後はラオスのような国の地域で人々が自立して持続可能な社会を作っていくための教育的要因を大学院に進んで研究することで、考えていきたい。

留学スケジュール

2018年
10月?
2019年
3月

ラオス(ビエンチャン)

大学の教授と2か月間環境意識調査をビエンチャン特別区内の中学・高校で、実施した。ラオスの学生は高校生でも休み時間になると校庭でセパタクローやバレーをしたり、という日本では見られない光景が広がっていた。しかし、みんなで何かをするとなると爆発的なパワーを発揮し、青少年で団体を組み、イベント時に警備やごみ拾いを行っていたり、国のためになることなら全力で取り組む。調査を実施した時も、「環境を守るべきなのはわかっている。守るためには何をしたらいいかを教えてほしい。」と何人も書いていた。やはり学生はどうしたらいいかを考えて行動したがっていると感じ、環境教育はこの思いを伸ばす方向であるべきだと感じた。実際の生活は、JICA職員の方や東京外語大の学生、ラオス人の友人とご飯を食べたりなどで楽しんでいた。住居も防犯カメラ付き・オートロックで安全面も抜群で、大家さんと毎週焼き肉をし、充実していた。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

45,000 円

生活費:月額

20,000 円

調査校での生徒との写真
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

45,000 円

生活費:月額

20,000 円

スペシャルエピソード

留学前後での、自分の変化

留学前までは幸せ=大手企業に勤めて安定した生活というイメージであった。ちゃんと大学を4年で卒業して、すぐ就職するということが幸せだと思っていた。しかし、留学中に、熱い情熱をもって何年もラオスで奮闘する人や違う分野で留学に来た仲間と、夢や想いをお酒を片手に深夜まで語り合うことが何度もあった。誰も決して安定した生活はしていないが、本当にその人たちは最高にかっこよくて幸せそうで輝いて見えて、幸福というものはもっと自由でいいんだと分かった。ラオス人と話しても、生活が貧しかろうと家族や好きな人と過ごせるだけでいいっていう人が多い。本当にやりたいこと、人を追える環境そのものが幸せである。そして生きるということももっと自由でいい。大切なことは「自分がどう在りたいか。」だ。結局大学は4年で卒業しなかった(留学後は休学を半年延ばし、インターンなどいろんなやりたい経験をした。)し、むしろ幸せだと感じるようになった。さらに今は大学院進学し、好きなことや知りたいことを突き詰めたいと思う自分に変わった。

ラオスでできた友人たち

現地の言葉は現地で覚えるべし。

  • 語学力 : その他の言語

ラオスはラオ語が公用語とされている。私はいくつかラオ語の勉強本を購入し、渡航2か月前から勉強し始めたが、発音や文字など難しく、数やこそあど言葉だけうろ覚えであとはまったくわからない状態で渡航した。最初の方は、まったく現地の人が通う店に行けなかったが、現地でできた日本人の友人と一緒に何度もご飯に行ったときに、注文している様や話している様を見て、こう言いたいときはこの言葉を使うのかと見様見真似で覚えたり、友人に今は、何て言ったのかと聞いて教えてもらったりしていくうちに、自然と覚えて最後にはなんとなくだが言っていることはわかるレベルまで達した。事前の勉強で言語を覚えられなくても、現地でできた友人や環境をうまく利用していけばなんとか生活できるし、覚えた言葉を使ってみるということを意識していけば大丈夫であった。

留学前にやっておけばよかったこと

留学初日に泊まるホテルについてきちんと確認すること。自身が英語が通じない中国のホテルを、海外ホテル予約サイトから、英語で予約してしまったため、空港に迎えが来ず、電話で揉めてしまった。実際泊まらなかったので違反金を取られたりとアクシデントがあったため。

留学を勧める・勧めない理由

自分の知らない世界をこの目で見て感じるということが留学の最大のメリットだと思う。良くも悪くも自分の価値観や世界が無理やり広げられる。そのことによって今まで気にしなかったことにも気づくようになる。自分を変える、自分を見つめる、自分を強くするには最も効果的であるから留学を進める。

これから留学へ行く人へのメッセージ

きっと留学が近づくにつれ、不安が募ると思います。実際、予想以上の困難や壁が襲い掛かってくることは間違いありません。しかし今までの留学生全員、それをいろんな形で乗り越えることができています。だから皆さんも必ず乗り越えることができます。大切なのは頼ること、何をしたいのかという軸をブラさないこと。すべてが将来の自分の糧になると思って、楽しんできてください。