留学大図鑑

おぎの なつれ

出身・在学高校:
沖縄県立向陽高校
出身・在学校:
高知大学
出身・在学学部学科:
人文社会科学部人文社会科学科
在籍企業・組織:

先輩の近況をリアルタイムでチェック!

☑タイ・ラオスだいすき
☑地方から世界へ
☑気になること質問等、可能な範囲でお答えします◎

過去といまを繋げるのは写真と生活の記録⁉

留学テーマ・分野:
フィールドワーク
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ビエンチャン県庁
  • ラオス
  • ビエンチャン県
留学期間:
8ヵ月(COVID-19の影響により5ヵ月早く帰国)
総費用:
400,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表プログラム」 1,110,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
ラオ語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル

留学内容

所属大学がある高知県の、ある商業高校が行っているラオスでの学校建設活動が25周年を迎えました。この節目を機に、25年前に撮られた過去の写真をもとに同じ人や場所、アングルを探して写真を撮り、過去といまの写真を並べた写真集を作ろう!という留学計画でラオスへ。過去といまとの写真の間にはもちろん時代の変化や人の動きがあり、そこに焦点を当て写っている人のライフヒストリーの聴き取り調査をしながら写真集の作成を留学の最終目標の1つに掲げていました。
商業高校ではこれまで撮られた写真の整理(どの年代、どの村など)や関係性の構築、自分自身は聴き取りや写真を撮るうえで必須となる言語や、現地で彼らの生活にできるだけ入り込めるように、と少しばかりの理論を引っ提げてラオスに飛び立ちました。
結果としてはCOVID-19により一時帰国したことから写真も十分にとれておらず、まだ完成していません。ですが、少し現地を離れ客観的に現地を見れたことにより写真集完成までに必要なデータ、段取り、優先順位が少し明確になった気がします。現地では、写真を撮ることだけではなく自分自身の研究も兼ねて調査をしていたので、これまで集めた村の基礎的データは丁寧に分析し理論と結びつけながら、気を抜かずしっかりまとめていきたい所存です。

留学の動機

ラオスとの出逢いや留学を決めるまでの流れは、ほとんど偶然とタイミング!元々、東南アジアに関心があった私は大学進学後ラオスを専門としている先生と出逢い、ラオスで活動している高校生と出逢った。そして、専攻している学問でラオスの調査がしたいと思ったこと、高校生らの活動がちょうど25周年を迎えたこと。そんなタイミングが重なって「今しかない!」「状況は整った、あとは行くだけだ!」と思ったのが始まりでした。

成果

写真集作成を最終目標の1つに設定していたが、5ヵ月早まった帰国はなかなかのダメージ。ただ、現地を離れて客観的に留学生活の振り返りができたことで成果を残すまでに必要なこと、足りない点など具体的な自身の課題が明らかに。とはいうものの、無論全くダメだったわけはなく、人々の暮らしのデータが十分ではないにしろ取れたこと、そこから見える彼らの暮らしがあることは前向きに捉え、しっかりと纏めて理論と結びつけたい。

ついた力

ナイスな心意気力

具体的には現状をしっかり見て次に活かす力。2月末からコロナによる生活の変化を僅かながら記録。早期帰国で落ち込む私に先生がかけてくれたアドバイスを基にコロナで無念の帰国をした学生の体験談を集め始め、どんな状況でも出来ることがあること、活かせる学問領域があることを実感。長い人生、予期せぬことや理不尽な理由で計画通りに物事が進まないことが多々あると思うが、前向きに新たな方向へ活かす選択肢は持っていたい。

今後の展望

関心は主に2つ。都会に比べ様々な機会が少ないと感じる地方の子たちに、地方からでも世界を舞台にやりたいことができること、色々な選択肢があることを経験から伝えたいのが1つ。国内外に関わらず、あっという間に過ぎ去っていってしまう見慣れた景色や共に生活している人々の記憶を、その光景があるうちに、その人がいるうちに記録に残して発信したいのがもう1つ。この2つを掛け合わせられるといいなと思います。

留学スケジュール

2019年
8月?
2020年
4月

ラオス(ビエンチャン県)

東南アジアの内陸国ラオス・ビエンチャン県のある村に焦点を当て、ホームステイをしながら村の人の親族関係、生業、生活様式などを観察、記録する生活。
主食であるもち米を前日の夜に水に浸しておくことから始まり、翌朝それを蒸して朝ごはんと昼ごはんの用意。少し家の敷地外に出ると、村の人の「ご飯は食べたかー!?」「どこに行くのー!?」という声。調査する地域の人々と同じものを食べ、同じように生活することで彼らの“文化”にできるだけ近づくことを意識しながら過ごす日々。1日の大半は言葉を交わし、起きては喋り、歩いては喋り、食べては喋り…。
時にはだらだら、時にはピシッと。共に調査や仕事をする仲間がいないということは自分の心持ち次第で良くも悪くもなるな、と実感した留学生活でした。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

10,000 円

生活費:月額

20,000 円

項目:衣服、携帯代、移動費(ガソリン代)、その他諸々

100,000 円

村の人の生活にちょっくらお邪魔をして、インタビュー
25年前の村の写真を見ながら、盛り上がっているところ
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

10,000 円

生活費:月額

20,000 円

項目:衣服、携帯代、移動費(ガソリン代)、その他諸々

100,000 円

スペシャルエピソード

私たちはどれだけ現地に馴染めるか?

最も、というより留学生活全体を通して印象的だったお話を。
留学当初、村の外部から何をしに来たのかわからない「外国人」だった私が、村内を歩けばどこに行くの?と聞かれる「日本のお嬢さん」になり、数日顔を合わせなければどこに行ってたの?と心配される「ナット(現地での私の呼称)」になり、帰国直前にはなんで帰っちゃうの、恋しいよと言われる「娘」「お姉さん」になるんです。
よく海外に行った人から「現地の生活に馴染んでいる」という言葉を聞きますが、そこには当然ながら「現地の人の生活を変えている」というテキストが含まれていると私は思います。留学中、現地の人とできる限り同じ生活をし、できる限り共に時間を過ごすように心がけ、その中で生活風景や生まれた言葉、自分自身が感じる違和をノートにとっていました。当初、なんだかよく分からないが常にノートをとっている「外国人」だった私が、日が経つにつれて、今日も横でノートをとっている「ナット」になり、食卓を共に囲む「娘」になっていくように、時間と相互行為によってラオスの人々にとって私の存在は「なんてことない日常」になっていきます。
 こんな風に、ラオスの人々にとって「非当たり前(急に村に現れた外国人)」だった私が「当たり前(共に食卓を囲む、親族のような)」の存在になっていた。つまり、私という存在が彼らの生活を僅かながらに変えていた、というお話でした。

時に、市内の路上マーケットでお手伝いも(偉そうな態度…笑)

困った困った、VISAは思ったより時間がかかる

  • 事前準備 : 渡航手配(VISA、保険、持ち物など)

 本来ならば出発前に日本で申請しておくべき長期滞在用VISA。最低限の必要書類だけ日本で準備して、現地でVISA申請をした私は、取得までに3ヵ月超の時間を要しました。行政機関で慣れない言語を使ったやり取り、日本からの追加書類はメールで至急送ってもらったり、それに反したのんびりしたお国柄(笑)。留学当初は長期滞在VISAがないためなかなかスケジュール通りに進まず、観光VISA延長のために隣国タイに行くこと2回。VISAがないと村に入って調査はできず、焦りも少しありました。
 結果、ビエンチャン県庁の方にめちゃくちゃお世話になり、無事取得することができましたが、日本で行っておくべき準備は後回しにすることなく手を抜かず、しっかりやりましょう...。という自身の教訓を踏まえたエピソードです。

留学前にやっておけばよかったこと

 交換留学にせよ、インターンにせよ、フィールドワークにせよ、最終目標や自身がイメージする留学後の理想像があるなら、それまでの過程を想像を膨らませて具体的に考えておくこと。
 これができていたら壁にぶち当たったり、煮詰まった時の代替案や代わりの選択肢が多くあって少しばかり心に余裕のある留学生活が送れるんじゃないかな、と思います。

これから留学へ行く人へのメッセージ

 健康第一。留学の充実度や成果はその次以降です。とにかく身体には気を付けて、自分を1番大切にして留学生活を楽しんでください!