留学大図鑑 留学大図鑑

伊藤澪里

出身・在学高校:
ユナイテッドワールドカレッジISAKジャパン
出身・在学校:
出身・在学学部学科:
在籍企業・組織:

UWC ISAK Japanに在籍している高校生です。


最終更新日:2018年10月31日 初回執筆日:2018年10月31日

3週間のリーダーシップサマースクール

留学テーマ・分野:
短期留学(3か月以内、語学・ボランティアなど各種研修含む)・海外の高校のプログラムに参加
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • Pearson college UWC
  • カナダ
  • ビクトリア
留学期間:
3週間
総費用:
500,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 450,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<準一級> 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<準一級>

留学内容

Pearson Seminar on Youth Leadershipというプログラムです。「自分を変える・新しい自分を発見する」ということを目的に、講演やワークショップをメインとして毎日のスケジュールが組まれています。また、カヤックやカヌーなどのOutdoor ActivityやDance Party、映画鑑賞等の、皆で楽しいことをするFace-Time Activityを楽しむ時間も、毎日のようにありました。

留学の動機

私は、日本のインターナショナルスクールに入学して1年経ったにも関わらず、クラス内で発言できない、シャイで人に話しかけられない、という悩みを抱えており、そんな自分を変えるために留学を決めました。また、私はパレスチナ人の親友の影響で、平和や紛争解決について日頃からよく考えていたため、海外で新しい価値観と出会いたいと思っていました。

成果

私は新しい挑戦をし、多くの友達を作り、結果として自分の殻を破ることができました。また、パレスチナ・イスラエル問題についてのワークショップを、シリアのパレスチナ難民キャンプ出身の友達を含む他の参加者3人とともに開くことができました。

ついた力

不安な部分を見ない力

3週間を無駄にしたくないという思いで何にでも挑戦していました。前までは色々な言い訳を考えて行動を起こしていなかったところを、「人生一度きり」「この3週間は一度きり」という考えで自分を突き動かすことができました。

今後の展望

パレスチナ・イスラエル問題に対する熱意が大きくなったので、この問題に関することで大学も探したいと考えています。高校生活がまだ2年ほどあるのですが、自信を持ってクラス内で発言し、他の生徒とも膝を交えて交流していきます。

留学スケジュール

2018年
7月~
2018年
8月

カナダ(ビクトリア)

カナダのビクトリアにある、Pearson College UWC主催のPearson Seminar on Youth Leadershipというプログラムです。「自分を変える・新しい自分を発見する」ということを目的に、講演やワークショップをメインとして毎日のスケジュールが組まれています。また、カヤックやカヌーなどのOutdoor ActivityやDance Party、映画鑑賞等の、皆で楽しいことをするFace-Time Activityを楽しむ時間も、毎日のようにありました。

費用詳細

学費:納入総額

340,000 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

項目:航空費

160,000 円

ビクトリア市内を看板を持って
フラッシュモブで、インディアンダンス
費用詳細

学費:納入総額

340,000 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

項目:航空費

160,000 円

スペシャルエピソード

ココでしか得られなかった、貴重な学び

もちろん、もともと興味のあったパレスチナ・イスラエル問題に関するワークショップを開くことができたことや、LGBTや地球温暖化についての講義で知識を深められたことは私にとって重要な学びです。その中でも特に印象に残っているものを挙げるとすれば「先住民族」についての知識を得ることができたことです。カナダの様々な先住民族の歴史、Angry Inuit、先住民族の中でも2 spiritと呼ばれるLGBT+の世界観。私は日本で育ったこともあり、「Indigenous people(先住民)」という単語すら身近ではありませんでした。先住民と実際に会い、直接この分野を学ぶことができたことは、本当にカナダならではの貴重な機会だったと思っています。

関係ないですが、講演を受けている様子

ココでしか得られなかった、貴重な学び

プログラム中の全ての講義やワークショップは参加者の「学びのサークル」と呼ばれるものを大切にしています。実際に「Workshop Design」を学ぶことができるワークショップを受けることもでき、学習者のタイプや、子供と大人で分けられた学び方のルールやキャパシティについて学びました。実際にここで学んだことを用いて、パレスチナ・イスラエル問題のワークショップを開きました。ワークショップは、参加者に割り当てられた役割(名前・バックグラウンド)があり、彼らが自分の役を演じながら話し合いを進めるというものです。15人ほどをパレスチナ側、イスラエル側、アメリカの仲介人に均等に分けました。

学びのサークルに基づいたワークショップの例
ワークショップのチーム

会話はできても発言できない!

  • 語学力 : 英語

プログラム1週目は、講義やワークショップ中に、英語が他の参加者に比べて劣っている自覚があったために発言するのを躊躇してしまっていました。これに関しては、「自分は理解している、質問の意味もわかる、だから今ならいける!」と自分を勇気づけることに限ります。私は毎日発言できたわけではありませんが、2週間目くらいからはできるだけ発言するようにしました。一回目に勇気を振りしぼることで、数回目からは躊躇をする暇を与えることなく口を開けるようになります。

留学前にやっておけばよかったこと

やっておけばよかったことではなく、やっておいてよかったことになりますが、留学前に自分の留学計画の意味付け、また自分の意志を確立させたことは本当に重要でした。特に短期留学の場合ですが、自分の問題はなんなのか、この留学では何をするのか、なんのためにお金をかけて海外に行くのか、全てを考え抜いた上で、芯を持って留学に挑めるといいと思います。

留学を勧める・勧めない理由

留学では、新しい環境に身を置き、新しい人と出会うことができます。これは自分自身を見つめなおす、また新しい自分の欲求を発見するための絶好の機会です。ぜひ留学してください。

これから留学へ行く人へのメッセージ

日本にいた頃の自分のroutineに従わず、新しく出会う人々には「新しい自分」を見せてください。帰国後、周りに「変わったね」と言ってもらえるような留学にしてきてください。