留学大図鑑

さとちゃん

出身・在学高校:
和歌山工業高等専門学校
出身・在学校:
和歌山工業高等専門学校
出身・在学学部学科:
物質工学科
在籍企業・組織:

インドネシアで日本の食と農について考える

留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ボゴール農科大学
  • インドネシア
  • ボゴール・タングラン・ジャカルタ
留学期間:
2か月
総費用:
450,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表プログラム」 390,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 挨拶など基本的な会話ができるレベル 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル

留学内容

「日本で問題になっている、食品の産地偽装や食中毒といった問題を解決できないか」という考えから、私は”日本の農業と食の安全性”をテーマに、インドネシアで生物学を学ぶため、留学をしてきました。留学先では、訪問先の大学で実験技術の取得や向上を目指し、現地学生の実験に参加していました。しかし、自分の留学計画について考えていくうちに、”食”から派生して生物多様性や貿易のことも学びたいと思うようになりました。そこで、留学中は現地大学で生物学実験に参加するだけでなく、経済学の研究室にも所属し、日本とインドネシア間の貿易について学習しました。分子生物学・微生物学を大学で学び、産地偽装問題・食中毒などを解決する方法を探る。生物多様性の国インドネシアで、これからの環境保全について考えるため。多様な文化を受け入れてきた国インドネシアで、自分以外の考えを受け入れられる柔軟性を身に着けるため。

留学の動機

「わからないならいくら考えたってしょうがない。わからなくても、とにかくやってみろ。」これは、中学校時代に私が恩師からもらった言葉で、人生において最も大切にしていることです。そんな私ですが、18歳の時に上海へ短期留学をした際、現地学生とのコミュニケーションが取れず、自分の行動力のなさにショックを受けました。そんな自分を変えたいと思い、知らないことだらけの世界で再び学ぶことを決意しました。

成果

大学での実験学習では、新しい実験手法を学んだだけでなく、日本ですでに習っていた実験方法を再確認することができました。また、その実験手法について現地学生と軽いディスカッションを行うことができるようになりました。
誰に対しても心遣いを忘れないインドネシアの人々に囲まれて過ごす中で、私が留学の目的のひとつとして掲げていた”多様な考えを受け入れる柔軟性"を持った人間に少し近づけたと思います。

ついた力

行動力

トビタテ!の留学は、今までの留学や合宿とは異なり、留学計画も、受入先の方への連絡も、ビザの申請も、すべて自分自身の手で行う必要がありました。留学先でも言葉がわからない中、移動手段の確保や生活用品の購入など、私にとっては生きていくだけでも大変なことがたくさんありました。でも、そんな環境だったからこそ、「とにかくやってみる」という自身の“行動力”を成長させることができたのだと思います。

今後の展望

私は今、海における生物多様性にかかわる研究をおこなっています。留学を終えた今、留学先で学んだ実験手法を活かしながら、まずはこの研究を完成させたいと思っています。また、留学したことで身に着けた、“多様な考えを受け入れる柔軟性”をもって、物怖じせずに新しい分野の研究にも取り組んでいきたいです。

留学スケジュール

2017年
8月?
2017年
9月

インドネシア(ボゴール)

最初の1週間、インドネシアの文化と英語学習ためのホームステイをジャカルタでおこないました。その後ボゴール農大に移動し、海洋生物について研究している先生のもとで実験に参加しました。実験の内容としては、DNA抽出・PCR・電気泳動といった分子生物学的実験のほか、マグロの皮膚からゼラチンを作り出したり、マグロの身からミオグロビンを抽出してその成分を調べる、といった応用的な生物学的実験もおこないました。ボゴールでの生活は勉学面だけでなく文化の面で、学ぶべきことが多くありました。インドネシアの人々は本当に親切で、助けを求めていたら必ず助けてくれるし、だれかといるならば、どんな人であろうといっしょに楽しもうという心遣いを持っています。そんな人々に囲まれて過ごす中で、私が留学の目的のひとつとして掲げていた”多様な考えを受け入れる柔軟性を身に着ける”ことをできる人間に少し近づけたと思います。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

28,400 円

生活費:月額

65,000 円

サンプリングで訪れたRiau Islandの海
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

28,400 円

生活費:月額

65,000 円

2017年
9月?
2017年
10月

インドネシア(タングラン)

アトマジャヤ大学では、微生物を用いた生物学実験の手法を身に着けるために現地学生の研究に参加していました。そこでは、病原性大腸菌の毒素を分解する菌のスクリーニング・培養液の濁度測定・微生物のDNA抽出・PCRなど、微生物特有の実験手法を身に着けることができました。対象とするサンプルを変えたことや専門外の分野を見学できたことは実験手法についての視野を広げることに大きく役立ちました。
また、この期間に友人と訪れた公園では、地域ごとの伝統的衣装・住居を目にすることができました。それぞれに良さがあり、どれも素晴らしいものでした。一方で、街ではたびたび「インドネシアとして一つになろう」というスローガンを見かけることがあり、違う文化を持つもの同士が協力できる仲間意識の強さが、インドネシアの経済成長の一因になっているのではないか、と気づかされました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

12,000 円

生活費:月額

30,000 円

インドネシアの伝統的衣装のひとつ
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

12,000 円

生活費:月額

30,000 円

2017年
10月?
2017年
10月

インドネシア(ジャカルタ)

”PT. ALAKASA EXTRUSINDO”の企業インターンシップに参加しました。PT. ALAKASAはインドネシア国内だけでなく海外にも製品を輸出しており、日本企業とも取引をおこなっているアルミニウム加工の会社です。今回のインターンシップでは、工場を見学させていただきアルミニウム加工の方法を教わったり、現地社員の方と会社やビジネスの方法について話し合う機会を設けていただきました。その技術力の高さに驚いたと同時に、彼らの仕事に対する熱意を感じました。また、仕事に対する熱意や誇りだけでなく社員同士のチームワークも素晴らしいものでした。私は今回の留学で、インドネシア人が持つ「みんなでやろう」という精神に感銘を受けました。日本が世界市場で生き残っていくには、技術力はもちろん大切ですが、インドネシアの人々が持っていたような精神を多くの国民が持つと、大きな力になるのではないかと思います。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

13,500 円

生活費:月額

30,000 円

バティックを着て参加したインターンシップ
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

13,500 円

生活費:月額

30,000 円

スペシャルエピソード

日本のことが、とても好きになった瞬間

インドネシアでは、自分が思っていた以上に日本のポップカルチャーが人気でした。本屋に行くと、インドネシア語や英語で書かれた漫画がたくさん並んでいたり、ショッピングモールではコスプレ大会が開催されていたり・・・。好きな漫画を見かけたときは、海外でも同じものを好きな人がいる、ということを実感できて、インドネシアをより身近に感じた瞬間でした。アンバサダー活動で中学生たちと日本の伝統遊び「かごめかごめ」をした時には「犬夜叉!?」と期待されたこともありました(笑)。コーヒーショップで名前を聞かれた際に、「Satoko」と答えただけで、「Oh, Japanese!」と喜ばれたり、日本が好きで日本語を勉強しているという人にもたくさん出会いました。インドネシアで、日本に対して好意を持っている人がこんなに多いことはうれしかったし、過去から今にわたってインドネシアと良いつながりを作ってくれた人々に感謝の気持ちを感じました。このような素晴らしい関係をこれからも続けるため、私にもできることを探していきたいです。

コーヒーショップで書いてもらった名前

生活の中でできることから英語を取り入れた

  • 語学力 : 英語

私は、もともと英語の成績は悪くなかったのですが英会話になると途端にできなくなるタイプでした。留学に行くと決まったとき、このままでは海外で生活できるとは思えないと考え、とにかく英語の音に慣れていくことを意識しました。TOEIC対策のCDを聞いたり、何度も見たことがある洋画を吹き替えなしで見たり、洋楽を聴いたり・・・。あとは、自分がふと口にしたことを、「今の、英語でなんていうのかな?」と調べたりすることもありました。最初は簡単な会話しかできませんでしたが、使っているうちに過去に習った文法などを思い出して会話の中に取り入れられるようになりました。また、留学中は友人とは英語で会話していたので、そこから英語特有の言い回しを学ぶことができました。でもやっぱり、言い方がわからなくなった経験もたくさんあります。そんなときは、やっぱり身振り手振りで伝えることも大切です。必死に伝えようとしていると、相手も聞いてくれるものです!

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学は、“自分に素直になれる”良い機会だと私は思っています。私は留学中、日本にいたときのような安定した生活を過ごせない中で、日本にいたころよりも自分の気持ちに素直になることができました。そんな環境下では、将来本当にやりたいこと、自分の将来像をきちんと考えることができると思います。だから、留学中は自分に正直になって、新しいことをたくさん吸収し未来の自分につなげていってほしいです。