留学大図鑑 留学大図鑑

星野モエ

出身・在学高校:
ジャカルタ・インターナショナル・スクール
出身・在学校:
国際基督教大学
出身・在学学部学科:
アーツ・サイエンス学科
在籍企業・組織:

留学に関するご質問はインスタグラムのDMをいただければお答えしますが、返信が遅くなる場合がございます。


最終更新日:2018年01月25日 初回執筆日:2018年01月25日

挫折して、大学院進学を決意しました。

留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • アテネオ・デ・マニラ大学、NGO Gawad Kalinga (Ateneo)
  • フィリピン
  • マニラ
留学期間:
13ヶ月
総費用:
1,300,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 1,400,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル<TOEFL iBT 100> ネイティブレベル<TOEFL iBT 106>

留学内容

トビタテの事前研修を得てかなり準備万端で始まった留学…でしたが、やはり海外生活というのは未知数なことが多かったです。まず、家があんなにボロくてうるさいとは…一年中クーラーもなくて、暑くて、寒い時も水シャワーしかなくて、昼夜関係なく鶏の鳴き声が神経を逆撫でする…この環境で今考えてもよく勉強ができたなと思います笑でも、人類学はこんな環境でものめりこめて、これを私は職業にするべきなのかもしれないとひらめいたのはこの時です。精神的に本当に辛かったのは最後の3ヶ月のインターンの時期です。このインターンでは、失敗から学んだことが大きかったので、その学びについて記します。GKでは当初、インターンのタスクとして旅行記を書くことを依頼されていましたが、途中私が人類学を学んでいるということ、将来研究することに興味があるということを伝えると、ケゾン市内で人々に与えた影響を測ってほしいと依頼されました。そして取り組んだのですが、学部で学んだ人類学の調査方法(インタビューと参与観察)ではなく、サーベイや統計的な調査をしてほしいと言われ、大学でお世話になった人類学者の目から見ても私の与えられたタスク私の手にはあまるものということで、1ヶ月半を得て棄権することにしました。この経験から学んだことは、自分の現時点での限界と、修士を得ることができたら広がる学術的な調査法と分析への可能性です。

留学の動機

私は父の海外赴任に帯同し、大学入学時点でシンガポール、中国、インドネシアの3国で計8年海外で育ち、そのせいか、常に日本は仮の住まいという認識が強く、海外に出る機会を絶えず伺っていました。私は初めから東南アジアに的を絞っていて、協定校があるフィリピンに留学先を決定しました。人類学のフィールドワークができて、NGOの活動も非常に活発な国で、実践活動のバランスも◎

成果

一番の成果は自分の将来何をしたいのかが分かったことです。まだまだ人類学という視点から学びたい、読みたい、書きたいことがたくさんあると気づいた留学でした。あと、自分がいかに人とのつながりに恵まれているか。心くじけそうになった時、道を照らしてくれる教授だったり、友人だったりがいて、自分も誰かにとってそういう存在になれたらいいなと思いました。

ついた力

立ち上がる力

どんなに苦しくても、いや、逆に苦しいからこそその先に大きな学びがあると気づきました。くじけそうになっても、くじけちゃっても再び立ち上がる力というものが身についたと思います。

今後の展望

現在私は日本でNPOのインターンをしながら大学4年生をしています。昨年12月に大変喜ばしいことに、イギリスのサセックス大学から条件合格をいただきましたので、無事進学できるように日々今は毎日大学をこなしています。将来の展望としては、大学院を通じてNGO/NPOや国際機関の質的調査の報告書を書けるような人材になりたいと考えています。

留学スケジュール

2016年
8月~
2017年
8月

フィリピン(マニラ・ケゾンシティ)

私はトビタテ4期の新興国コースを使って、人類学の視点からフィリピンの都市問題を理解するという目的でフィリピンに計13ヶ月留学をしました。最初の10ヶ月はアテネオ・デ・マニラ大学で勉強、残り3ヶ月はNGO Gawad Kalingaのアテネオ大学支部でインターンとボランティア活動をしていました。アテネオ・デ・マニラ大学は日本で在籍している国際基督教大学の交換留学プログラムにて応募しました。NGO Gawad Kalinga Ateneoも、アテネオ大学内に支部があったことも関係して、留学開始後に直接オフィスに赴いてボランティアをさせてもらえないか、インターンも後々希望しているということを伝えました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

360,000 円

生活費:月額

100,000 円

パラワン諸島にて
パラワン諸島にて2
パラワン諸島にて3
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

360,000 円

生活費:月額

100,000 円

スペシャルエピソード

あなたにとって留学とは?

海外経験がすでにあって、英語もしゃべれるあなた。海外にもう行く必要はないんじゃないの?って思うかもしれません。でも、私みたいに自分の意思で海外に行くことがなかった場合はとくに、留学という経験は自分の力で親なしで海外生活をするということでとても大きな糧になるはずです。留学を改めて今する理由は何か。私は、もう1度海外に出ることによって、駐在員の華やかなベールも取り去った海外での生活というものを経験してとても良かったと思います。Believe it or not, you live in a bubble. But it's time to venture outside and experience the world. Get out of your comfort zone and try out new things! You will realize there is never an ending to new discoveries.

Quezon Memorial Circle
Manila

留学で単位は稼げなかった…

  • 単位・留年 : 単位互換

今大学に週3回以上通ってなんとか卒業にこぎつけようとしています。

これから留学へ行く人へのメッセージ

自分が動けば道は開かれます。