留学大図鑑 留学大図鑑

みき

出身・在学高校:
愛知県立旭丘高等学校
出身・在学校:
中央大学
出身・在学学部学科:
経済学部国際経済学科
在籍企業・組織:
総合商社


最終更新日:2017年10月23日 初回執筆日:2017年10月23日

タイ✖️自動車✖️CSVを模索する

留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • チュラロンコン大学・経済学部
  • タイ
  • バンコク
留学期間:
10ヶ月
総費用:
1,400,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 1,360,000円
  • 大学独自のもの 250,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 挨拶など基本的な会話ができるレベル 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

将来、利益獲得と同時に環境対策のできる環境ビジネスを世界中に広めて根付かせ、ビジネスチャンスを見出したいと考えています。この目標達成へのステップとして、タイ留学では特に環境×CSVの分野に着目し、現地に根ざしたより将来性のあるビジネスプランを考えることを目的としました。CSVとは、Creating Shared Value(共通価値の創造)と呼ばれる新たなコンセプトであり、“社会的な課題の解決と企業の競争力向上を同時に実現する”というものです。社会的な課題として、健康や人権、食の安全などが挙げられますが、その中で私は環境問題に着目しました。
この留学目的を達成するために、まず、チュラロンコン大学で現地の学生と共にタイやASEAN地域の経済史を学び知識を深めました。次に、実社会との接点を持つ実践活動として、日系の自動車リサイクル会社でインターンシップをさせて頂きました。インターンシップ先では自動車やレアメタルのリサイクルの現状を学び、その知識をもとにインフォーマルセクターによる環境負荷の高い自動車リサイクルの現状をフィールドワークを通じて明らかにするPBLを実践しました。このようなPBLを通じてタイの環境改善に資するCSVの事業モデルを自ら考え報告書という形でアウトプットしました。

留学の動機

将来海外を舞台に活躍するビジネスパーソンになるため、時間のある学生のうちに長期留学という形で海外経験を積みたいと考えました。大学では東南アジア諸国の交通マネジメントを研究していたこともあり、特に日本との繫がりが強く多くの日系企業が進出しているタイでより知見を広めたいと思い、留学に至りました。

成果

自ら考えたビジネスプランを実行可能なものにするにはまだまだ解決しなくてはいけない問題点がたくさんあります。しかし、市場調査を通して疑問に思ったことを追求し、実際に現地の自動車中古部品店に足を運んで店主の方にインタビューを行ったり、調査のためにタイ語で書かれた書類をタイ人の友達に協力してもらいながら読み進めるなどの経験をしたことで、小さなことでは諦めない精神力を養うことが出来たと思います。

ついた力

行動力

留学中常に「せっかく留学に来たんだから」という想いがあり、気になったことがあれば積極的に挑戦するよう心掛けていました。その想いが一番形になったのが、留学先の大学で企画・開催した日本文化発信イベントです。イベント当日には、現地の学生や教授方がたくさん集まってくださり、大成功しました。このイベントを通して、他国籍の人々と協力して一つのことを成し遂げることの難しさや楽しさを学びました。

今後の展望

海外を舞台に活躍するビジネスパーソンになりたいというトビタテ申請当初からの想いは帰国後も揺らがず、大学卒業後は総合商社で頑張る決意をしました。留学を通して学んだ、「自分らしく」を武器に精進していきたいと思います。

留学スケジュール

2016年
8月~
2017年
5月

タイ(バンコク)

チュラロンコン大学経済学部に在籍し、タイ人はもちろん他の国からの留学生らと共に東南アジア経済について学びました。特に仏教経済学の授業では、タイ国民が仏教の教えのもとどのように日々の生活を送り経済活動が行われているかを知ることができました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

Welcome partyでの集合写真
タイ人の友達とShort trip
タイの大学生は制服を着ます
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

2016年
10月~
2016年
12月

タイ(バンコク)

日系の自動車リサイクル会社でインターンシップをさせて頂きました。現地で中古自動車がどのようにリサイクルされているかを市場調査しました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

インターン先の工場にて
自動車中古部品店でインタビューを行った時
タイの中古自動車販売店にて
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

感謝してもしきれない、お世話になった・大好きな人

チュラロンコン大学経済学部棟内にある図書館の職員の方々にはいつも良くして頂きました。中でも写真右の女性とは毎日のように挨拶を交わし、私に会うたびにバナナやお菓子を手渡してくれました(笑)彼女は英語が話せないため、私の片言のタイ語でなんとか会話をしていました。彼女からタイ文化等多くのことを教えてもらいました。現地の学生との出会いはもちろんですが、こうした方々との出会いも留学ならではの宝物です。

いつも励ましてくれた図書館職員の方と

トビタテのおかげで自己PRに困らない!

  • 帰国後の進路 : 就職(企業)

多くの学生にとって留学をする上で就活は懸念点の一つだと思います。しかしトビタテ生の場合、自分がどういう人間で、将来どうなりたいのかが留学出発時点である程度定まっているため、就活における自己PRで困ることはないと思います。また私の場合、留学をしたことで自分と向き合う時間が増え、冷静に将来を考えることができたので非常に良かったと感じています。

これから留学へ行く人へのメッセージ

私は留学をしたことで圧倒的に視野が広がり、またそうした自分の変化を感じることが楽しくて仕方ありませんでした。大学生活は自由な時間が多い分ダラダラと過ごしがちですが、そうした自由な時間を生かすも殺すも自分次第ですし、生かすという面で留学は最高のチャンスだと思います。今悩んでいる人には是非、勇気を持って留学に挑戦してもらいたいです。