留学大図鑑 留学大図鑑

ひやまりょうこ

出身・在学高校:
東京都立両国高等学校
出身・在学校:
東京外国語大学
出身・在学学部学科:
言語文化学部言語文化学科フランス語科
在籍企業・組織:


最終更新日:2017年10月23日 初回執筆日:2017年10月23日

文化大国フランスでメディアについて学ぶ

留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • パリ第三大学 アールメディア学部コミュニケーション学科
  • フランス
  • パリ
留学期間:
10か月
総費用:
2,500,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 2,200,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
フランス語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

留学のテーマは「①フランスのメディアについて知る、②フランス人学生と共にフランス語で学ぶ」です。①に関しては、フランスの雑誌を中心とするフランスのメディアについて知るために、「フランス女性誌から学ぶ女性性の表象」「メディアの相互作用」「18世紀啓蒙時代の出版文化」等の授業を履修しました。またフランス人と共に学ぶことで彼らの価値観を知ることが大切だと思っていたため、授業のプレゼンにも挑戦し、②を実践しました。
結果的には、私の日本の大学では受講できなかったフランスの雑誌の授業で先生や学生の意見を聞くことが出来、視野が大きく広がりました。また彼らとともにプレゼンを作成することで、彼らと話し合う機会も多く取れ、語学力以上に知的好奇心や積極性が向上しました。

留学の動機

もともと持っていたフランスのファッション誌への興味やパリのテロで問題となったシャルリ・エブド誌への関心から留学でフランスの雑誌について学びたいと思うようになりました。
また、日本文化のPR活動に活かせる点を文化大国フランスのメディアの授業を通して得られたらと思い、メディア学部のあるパリ第三大学を選びました。

成果

大学で選択した授業の大半でプレゼンが必須となっていて、日本の大学でもフランス語でのプレゼンを経験したことがなかった私は不安だらけでしたが、初めてのプレゼンがあった18世紀の出版文化の授業ではクラスメイトと入念に準備して挑んだ結果15/20(フランスでは20点満点)というクラス内でも比較的高評価をいただくことが出来、自信が付きました。

ついた力

交渉力

留学生が現地のネイティブと共にプレゼンをしたり、彼らと同じようにレポート提出をするのが困難だったため、クラスメイトや先生に連絡をとってこまめに相談してアドバイスを得ることで乗り越えました。プレゼンでは始めは助けられるばかりでしたが、しだいに自分も提案できるようになりました。はじめから無理だと諦めず、自分が出来る範囲を周囲の方に理解してもらい、頼りながら挑戦するのが一歩前進するコツだと思いました。

今後の展望

フランス雑誌の授業で学んだ「写真と文章」による効果的な表現力や、分析力、フランス人のクラスメイトとの交流を通して培われたコミュニケーション能力や粘り強さ、フランス的価値観への理解を活かして、日本の「良いもの」を世界へPRする仕事が出来ればと思います。そのためにもっと社会情勢に詳しくなり、語学を磨いて自分自身のアウトプット力を上げていきたいです。

留学スケジュール

2017年
1月~
2017年
3月

フランス(パリ)

Christian dada、Undercoverの2017年のパリ秋冬コレクションでフィッターや小道具の補修・管理を担当しました。発表は実質15分程度にも関わらず、何時間も準備に追われ、小道具に関しても数角度の細かさで指示が出され、世界に向けた発表会のレベルの違いを思い知りました。一方、こうした緊迫した現場でも、仕切り役の方は少しの時間を利用して他のスタッフとコミュニケーションを取っていたので、私も担当したモデルの方にできる限り声をかけるよう心掛けました。一番印象に残っている出来事は、リハーサル前にモデルが「水を飲みたい」とつらそうに言っているのを聞いて運営の方に相談すると、もう時間が迫っているので我慢してと言うように言われ、私が迷った末手持ちの水を「これしかないけど飲みますか」と聞くと嬉しそうに飲んだことです。どんな現場でも人間としての思いやりを持って仕事することの大切さを感じました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

ファッションショーの行われたジョルジュサンク通り
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

この国のことが、とても好きになった瞬間

シェアハウスの70代のオーナーに誘われ、セーヌ川沿いのワルツレッスンに行った時のことが印象に残っています。年を重ねても綺麗なファッションで生き生きと踊るパリジャン・パリジェンヌを見て、これぞ恋愛大国フランスだと感じました。そして初めてダンスに加わる日本人の私にも親密に声をかけて一緒に練習してくださる方が多く、フランス人の懐の深さを実感し、フランスが大好きになりました。

セーヌ川沿いのワルツレッスン

日本のあらゆるサイトに当たってあきらめず住宅情報収集

  • 住まい探し : シェアハウス

私は留学先が無事にパリ第三大学に決まったものの、寮の抽選に落ちてしまったため自力でパリの住居を探すのに非常に苦労しました。7月になると、9月入学の人の競争率が高くなり、パリの住居はほとんど空きがなくなってしまっているのです。
私はゼミでお世話になっている先生におススメされたロジスというフランスのサイトで探しましたが、残っている物件が高額な場所ばかりでした。やはりパリはテロが発生してから安全には細心の注意を払わなければならないと思っていたので、高額でも安全な地域を選ぶためには仕方ないと諦めかけたその時、偶然見つけた日本人向けのパリ住居サイトで、学生寮とあまり変わらない料金のシェアハウスが大学の近くに一件残っていました!本当にラッキーでした。世界のどの地域にも日本人のコミュニティが意外にあるので、そういうものを頼りにすることも大切です。これから留学する人には、ネットの可能性を信じて諦めずピンチを切り抜けて欲しいと思います。

  • 語学力 : その他の言語

留学前にやっておけばよかったこと

挙げればきりがないのですが、特に感じたのは、もう少し日本や留学先・周辺国の政治に通じておけば良かったです。私は高校時代の選択科目が世界史で政経には深く触れなかった上、大学では文学を読んだり翻訳したりすることはあっても積極的に新聞を読もうとすることはありませんでした。留学先では社会の問題について話す機会が多いです。いつ始めても遅くないので、社会情勢についてアンテナを張ることをお勧めします。

留学を勧める・勧めない理由

期間がどうであれ、留学することをお勧めします。私が留学したパリでさえ学んだことの多くが日本でも勉強できることでしたし、正直パリよりも東京の方が何でもそろっています。しかし留学に行くと、その国のことが文字やインターネットで得られる情報の次元でではなく、その土地の生活者感覚としての次元で理解できる気がするのです。これは他の国の留学の場合でも同じです。留学で得られる「感覚」は非常に大切だと思います。

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学は自分にとって大きな変化や発見を一度にたくさん経験する機会なので、ワクワクしたり、もっとこの分野について何か成し遂げてやろうという気持になることもあれば、がっかりしたり、全てにおいてやる気を失ってしまったりすることもあると思います。でも、どんな結果であれ、留学する皆さんには「日本」という安心して帰れる故郷があるので、無理のない範囲で留学の機会を最大限に使って欲しいなと思います。