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なな

出身・在学高校:
茨城県立日立第二高等学校
出身・在学校:
常磐大学
出身・在学学部学科:
国際学部英米語学科
在籍企業・組織:

タイの留学や海外ボランティアについて聞きたいという方がいましたらご連絡ください。


最終更新日:2020年06月09日 初回執筆日:2020年06月09日

こどもたちを繋ぐトビタツ!絵本

留学テーマ・分野:
海外ボランティア
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • チェンマイ・ラジャバッド大学
  • タイ
  • チェンマイ
留学期間:
7ヶ月
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 1,000,000円
  • 大学独自のもの 50,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 挨拶など基本的な会話ができるレベル 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル

留学内容

私は、山岳少数民族の子供たちとアルバイト先でもある学童保育施設の子供たちを絵本の交換でつなぐ「こども絵本プロジェクト」を立ち上げました。
タイへは約7ヶ月間留学していました。最初の5ヶ月間は大学の交換プログラムを利用しチェンマイラジャパッド大学国際学部に所属し、タイ語やタイの文化をはじめ学生たちと一緒に生活をしながら現地の文化を学んでいました。日本語を教えるチューターとして活動したり、一緒に新聞を読んで議論する会を開いて交流を深めました。
後半の2ヶ月間は、チェンライのNGO団体に所属しボランティアとして海外の方とも一緒に生活をしていました。NGOに様々な国から来たボランティアで溢れているものの、村の人との関わりが少なく少し警戒されているのがよくわかりました。最初は、タイ語であいさつをしても会釈だけといったコミュニケーションしか取れず、子供たちもアカ語をわざわざ使って分からないように何か言っている状態で自身の行いたいプロジェクトへの参加を促すことすら不可能でした。ですが、村人と過ごす時間が増えていくと知り合いが増え気軽に話ができるようになりました。子供たちとも打ち解け無事プロジェクトを遂行することができ4冊の絵本が完成しました。最初は信頼すらしてもらえていない壁にぶつかりながらも自分から行動を起こすことで道は開けていくのだということに気づきました。

留学の動機

海外で何かプロジェクトを立ち上げたかったからです。私がアルバイトを始めたころの施設では家庭的に事情を抱える子など私の想像を超えるような世界が広がっていました。そんな時、偶然タイ人の留学生と交流し山岳民族の存在を知りました。彼らもグローバル化が進むことによって文化の継承問題や教育課題を抱えているということを知り子供たちを繋ぐことはできないかと考えたのです。

成果

大学では、現地の学生や他国からきている留学生とお互いの言語や文化を教えあったり悩みを打ち明けられるまでの関係を築くことができました。NGOでは、年齢も性別も国も違う人々をまとめるリーダーとして活動しましたが、意思を貫き通すことの大切さや諦めずに伝え続ける根気が鍛えられたように思います。プロジェクトとしては絵本を無事作成できたことです。

ついた力

ねばり力

留学へ行く前の私→できるだけ争わずにうまくまとめて当たり障りない感じがいい
留学後の私   →ぶつかってもいいからとことん理解したいし話し合いたい

今まで逃げてばかりでしたが、それじゃ前に進まないなと実感。それから上記のように、正面からぶつかることも大切だとわかりました。

今後の展望

今後は大学院でもなく就職でもなく看護師になるために専門学校へ進学することになりました。現地で病気を幾度となくしたことや、その時に感じた衛生問題や人々にとって医療が身近ではないこと、そして友人の死を通してこれらの問題が決して海外だけのものではないと感じる面が多かったからです。将来は場所を問わず看護師として社会に貢献していけるような存在になりたいと思っています。

留学スケジュール

2015年
8月~
2016年
1月

タイ(チェンマイ)

大学でのタイ語や文化の学習を通してタイについて学習しました。インターナショナル学部に所属していたため学校では英語でコミュニケーションをとっていることの方が多かったのですが、大学外では積極的にタイ語を話すように心がけました。また現地の学生と一緒にお出かけをしたり、スポーツフェスティバルで中国人、カンボジア人と一緒にチームを組んで練習をしたりと賑やかな学校生活を送っていました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

制服を着て代表スピーチ
タイのスポーツフェスティバル
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

2016年
1月~
2016年
2月

タイ(チェンライ)

異文化理解としての日本語を村の幼稚園生から高校生までに行っていました。授業は毎回オリジナルで、教材も他のボランティアさんと一緒に作成していました。絵本プロジェクトを実施するために現地の学校の図書館を視察したり子供達や先生にインタビューを実施しました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

幼稚園での授業
絵本プロジェクト
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

感謝してもしきれない、お世話になった・大好きな人

タイのNGO団体に所属していたときにルームシェアをしていたタイ人スタッフです。とってもチャーミングな性格で周りを明るくしてくれました。毎日夜遅くまで私にタイ語を教えてくれたりと他の仕事も私が寝た後も布団に潜って電気を消しても続けていたスーパーガールです。彼女たちが私が落ち込んでいても悩んでいてもずっとそばにいてくれたことでよりよい授業になるように模索しながら活動できたと思っています。本当に感謝してもしきれません。

大好きなタイ人スタッフ

社会解決のために自分にできることは何か

  • 留学先探し : ボランティア

現地に行って一番感じたのは、海外から来た何の知識も技術も持ち合わせていない私があまりにも力不足だったということです。NGOのボランティア団体に所属していた私は、その生活に慣れることで精一杯で学校に行って戻ってきて次の日の授業の準備をするだけで1日が終わってしまうことがほとんどでした。初めて長期で海外に渡った私は想像ではもっと活躍して現地でプロジェクトも達成すると描いていたのでその現実と向き合うことに少し時間がかかりました。毎日毎日焦ってしまって、空回りしてしまうことも多々ありました。ですがそんなときに現地で出会ったボランティアの方々に正直に今の自分の現状を打ち明けたことで指摘していただきその後の活動に目処をつけることができました。この経験を通して自分を第三者に開示することで冷静な意見、厳しい意見をもらうこともとても大切だと感じました。

留学前にやっておけばよかったこと

留学先の言語!これにつきます!

これから留学へ行く人へのメッセージ

自分の夢に向かって大きく羽ばたいて下さい!失敗したらどうしよう、留学先で何が起こるか不安と思っている人はその先にある新しい出会いをイメージして少しでも充実した留学にできるように準備をすれば問題ないです。応援しています!