留学大図鑑 留学大図鑑

後藤美宇

出身・在学高校:
大分県立安心院高等学校
出身・在学校:
広島市立大学
出身・在学学部学科:
国際学部・国際学科
在籍企業・組織:


最終更新日:2024年04月19日 初回執筆日:2024年04月19日

デンマークで学ぶロシア・ウクライナ

留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • コペンハーゲン大学 人文学部 東ヨーロッパ専攻、NGO団体「Trampoline House」
  • デンマーク
  • コペンハーゲン
留学期間:
4ヶ月
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 800,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル<英検準1級、TOEIC 850、IELTS 6.0> 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

「欧州ロシア研究の拠点であるデンマークでアイデンティティを守るための難民政策について考える」
をテーマに、①コペンハーゲン大学、②難民支援NGO団体「Trampoline House」で留学しました!

①コペンハーゲン大学では自身の専攻分野であるロシア周辺国の研究を深めるために
 その歴史や政治に焦点を当てた授業を受け、新たな視点を身につけることができました。

②難民支援NGO団体「Trampoline House」では、ウクライナなどから来た難民の子供たちと接し、
 難民支援の現状を肌で感じることにより、支援のあり方やアイデンティティ保護について探求しました。

留学の動機

この専攻で留学することにしたきっかけは、ロシア・ウクライナ問題や難民問題を身近に感じるような出来事を経験したことです。
もともとモスクワへの留学を計画していた私にとってロシアによる侵攻は衝撃的なものでしたが、
侵攻を受け、私の住む広島にウクライナの人々が避難していることなどを知り、
専攻分野であるロシア周辺地域の研究に加え、難民問題についても真剣に向き合うための留学を考えるようになりました。

成果

留学を通して、学問的な専門知識を身につけることができたことはもちろんですが、実際に人々と交流する中でしか得られない気づきを沢山得ることができました。
難民支援の現場ではつたないロシア語を使いながらも、ウクライナからきた幼い子供たちと一緒に過ごしたり、ロシアやウクライナにルーツを持つ学生と授業で議論ができたことは、あの場所でしか得られない成果だったと感じています。

ついた力

やり遂げ力

留学中は、やりたいことも、やらなきゃいけないこともとにかく沢山ありました。
少し勇気がいるような挑戦が多かったり、慣れない環境の中でいろんなことをこなすことが最初はうまくいかなかったりしましたが、
めげずに強い気持ちで「わたしならできる!」と自分を鼓舞することで、すべてやり遂げることができました。
この「やり遂げ力」が、留学が終わった時に感じた達成感や自信につながったのかなと思っています。

今後の展望

留学を経て、自分の専攻分野における研究テーマが明確になりました!
研究を深めていくためにも、大学卒業後は大学院に進学し、その後は
この留学を含めたこれまでの経験を活かせる職業に就きたいと考えています。

留学スケジュール

2023年
8月~
2023年
12月

デンマーク(コペンハーゲン)

4ヶ月間、コペンハーゲン大学にGuest Studentとして留学し、また難民支援を行うNGO団体『Trampoline House』にてボランティア活動を行っていました。
大学へは片道40分ほど自転車で通い、ボランティア先へは片道30分ほど電車で通っていました。

大学では、秋学期の1セメスター間、東ヨーロッパ専攻というフィールドでロシア・ウクライナ地域の歴史や政治について学びました。専門性の高い授業を受けることで、新たな学問的知識や視点を吸収することができました。

ボランティア活動では、ウクライナなどから難民としてやってきた家族の子供と一緒に歌を歌ったり、絵を描いたりして遊びました。実際に難民問題やその支援現場に関わることで、外から見るだけでは気が付かなかった問題に気がつき、彼らに対して自分には何ができるのかを常に考えるようになっていました。

日々の生活は、イタリア人の男性とオーストリア人の男性と3人でルームシェアをして暮らしていました。男性2名とのルームシェアは日本ではあまり想像しておらず驚きましたが、料理をシェアしたりカードゲームで遊んだりしながらも、自分のプライベートを大事にすることで上手く過ごせていたと思います。

費用詳細

学費:納入総額

770,000 円

住居費:月額

90,000 円

生活費:月額

- 円

授業のノート
ボランティア先で子どもたちが歌を歌う様子
ルームメイトがシェアしてくれたオーストリア料理
費用詳細

学費:納入総額

770,000 円

住居費:月額

90,000 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

感謝してもしきれない、お世話になった・大好きな人

留学が始まった当初、授業のレベルの高さに大きなギャップを感じ、心が折れそうになったことを覚えています。

ロシア・ウクライナ・ベラルーシの歴史を扱う授業に日本人は見当たらず、同じアジア圏から来た人もいませんでした。
私以外の学生はみんな現地のデンマーク人や、他のヨーロッパから来た学生、またはロシアやウクライナのルーツを持つ学生ばかりでした。
私のような学部生は大体半分弱くらいで、もう半数はマスターの学生が占める授業で、
英語力も知識量も周りとは比べ物にならないほど劣っていると感じていた私は、仲良くしてくれる友達ができても、ずっと心細さを感じていました。

でも、ある日勇気を出して授業中に手を上げて、分からないところを教授に質問したことをきっかけに、
マスターの年上の学生や教授が多く声をかけてくれるようになったり、手助けしてくれるようになりました。
授業の中では私が一番年下ということもあり、いつの間にか私を妹のように気にかけてくれるようになり、
私自身も周りに沢山頼れるようになりました。

分からないことを自分で解決しようとするのではなく人に頼ってみることも、大事な一歩だと気が付く経験になりました。

授業の様子

ルームシェアで大事にしたいこと

  • 住まい探し : シェアハウス

私は留学先の部屋に到着して初めて、2人のルームメイトが2名とも国籍の違う年上男性であることを知りました。
最初は不安が多かったですが、次の3つのことを大事にすることで上手くルームシェアを行うことができました。

①あくまでも自分軸で動く
ルームメイトから何遊びに誘われたり何かを頼まれた時、特に仲良くなりたての時期などは断りにくいかもしれません。その誘いが自分の生活の中で支障にならない時間帯などであれば、もちろん行くべきだと思いますが、でもあんまり気が乗らない誘いははっきり断っても全く問題ありません。私は留学当初からルームメイトに毎週のようにバーやディスコに誘われていましたが、留学が終わるまで一度も誘いに乗りませんでした。でも、誘いを断ったからと言って仲が悪くなるようなことはありません!

②我慢しない
同じ空間を共有して生活する中で、特に文化の違いなどが顕著な場合は、我慢をしてストレスを感じてしまうこともあるかもしれません。
でも、たとえばルームメイトの声が大きすぎて夜眠れない場合や、キッチンなどの共有スペースの使い方にあまりにも問題がある場合は、我慢せず本人に伝えることで、意外と解決するかもしれません。
私の場合は、ルームメイトと3人で夜ご飯を食べた日などに笑いながら(ジョークっぽく)不満を言ってみることで、相手の機嫌を損ねることなく問題を解決することができました。

③一定の交流の時間を持つ
自分軸を大事にする一方で、交流の時間を持とうとする姿勢を見せることも大事だと感じました。
実際に、異なる国から来たルームメイト同士で話したり遊んだりすることは、とても楽しい文化交流になります。
不満を笑いながら言い合えたり、誘いを悪気なく断ったりする良い関係性であるためにも、交流してお互いを理解しておくことは重要だと思います。

ルームメイトが誕生日に作ってくれたティラミス
3人で買ったクリスマスツリー

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学を決断することは、とっても勇気がいることだと思います。
知らない世界に一人で行くことは私自身とても不安だったし、恐怖と葛藤する瞬間もあるかもしれませんが、
わたしならできる!と少し自分を過信することも、朝鮮の一歩を踏み出すためには大事なのかもしれません!
現地に行ってしまえば、怒涛ながらも充実した成長の日々が待っていると信じて、頑張ってください!