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三輪祐友

出身・在学高校:
山口県立大津緑洋高等学校
出身・在学校:
出身・在学学部学科:
在籍企業・組織:


最終更新日:2024年02月16日 初回執筆日:2024年02月16日

飢餓の解決の糸口を見つけるために

留学テーマ・分野:
短期留学(3か月以内、語学・ボランティアなど各種研修含む)・語学留学
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • The Evergreen state college
  • アメリカ合衆国
  • シアトル
留学期間:
一か月(28日)
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 410,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 挨拶など基本的な会話ができるレベル<英検2級> 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル

留学内容

飢餓の解決の糸口を見つけるために二つの視点から考えアメリカに留学した。
①宇宙×飢餓。シアトルには世界最大級の航空工場であったボーイングフューチャーオブフライトに行き、宇宙の可能性から飢餓の解決をできるかを考えた。ボーイング社では持続可能な社会を目指して、燃料や構造に対しての工夫されていることが分かった。また、人工衛星の有効活用によって、難民支援、食糧生産、災害対策をもできることを知った。
②慈善活動×ホームレス。アメリカはホームレス人口が世界で一番多く、何か飢餓解決のヒントではあるのではと思い、フードバンクでボランティア活動をした。そこでは従業員にインタビューを通して理解を深めた。現状、ホームレスとドラックは密接に関わっていることを知った。これは飢餓にも言えることである。その他にも、本当にその対象物を必要としている人を集客する工夫なども知れた。

留学の動機

性的マイノリティである講師の方の講義から、生きるとは何かというのをすごく考えさせられた。多くの人は死にたくないから生きているのであって、生きたいから生きているのではない。また、そんな人たちの多くが何かを求めている。そんな勇敢な人たちを少しでも助けたいと思った。また、人にはそれぞれの幸せがあるが食べられないことは幸せにはつながらない。よって、飢餓問題の現状を間近で感じるために留学した。

成果

今回の目標であった飢餓の糸口を見つけることはできなかった。当たり前と言えば当たり前かもしれないが、日本という自分の中の常識から一歩を抜けて、0から行動してみたというこの経験は一生に一度しかない自分の最大の成果だと思う。また、その経験の中で多くの失敗や反省点を味わえ、知ることができた。今回の留学は自分を少しでも前に進めてくれたいい機会だった。

ついた力

もっとポジティブになろうよ力

ポジティブになることは大切ということに気づかされた。留学前半は慣れない環境の中で独りであり、とても悲観的になっていて、行動するという一歩が出なかった。しかし、後半は場にもなれ、徐々にポジティブになれた。心も変わり行動できたことは多い。この前半と後半の成果も楽しさも圧倒的に違う。私は日ごろ物事を悲観的に考えるくせがあるので、それを少しでも改善するきっかけづくりが今回の留学でできた。

今後の展望

今回の留学の多くの経験によって、興味を持つものが増えた。飢餓はいろんな社会問題と結びついているので、まずはそのことを知り、自分なりにかみ砕く。また、人工衛星やフードバンクなどから吸収したことも同時に調べ、広げていく。そして将来は食に関する職につき多角的な視点から物事を考え、夢である飢餓で苦しんでいる人を0にし、一人一人が輝ける社会をつくるために全力を注ぎたい。

留学スケジュール

2023年
8月~
2023年
8月

アメリカ合衆国(オリンピア)

Thurston County Food Bank というフードバンクをしている団体でボランティア活動をさせていただいた。そこでの活動は野菜の皮をむいたり、品質を分別したり、接客をしたりと単純作業が多かったイメージだったので、いろんな世代の人がボランティアをしており、やることも丁寧に教えてくれた。ボランティアが活発なアメリカだからこその工夫というのが多く見られた。
また、従業員にインタビューをして分かったこと三つがある。
①人を限定しないこと。このフードバンクの仕組みとして、名前を名簿に書けば、だれでも出入りすることができ、ホームレス以外にもたくさんの方が来ていた。一日中、人が絶えることはないほどだ。人を限定してしまうと逆に一番来てほしい人が行きづらい状況となり、安定しなくなる。よって、なにかの縛りを入れるのではなく、オープンにすることが集客には必要だとわかった。
②食材が高いということ。特に野菜・ヘルシーな食材が高いことが分かった。それにより、より安いファーストフードやジャンクフードに手をだし、肥満体系の人が多いとおっしゃっていた。このことから、今求められているのはヘルシーなファーストフードであることが分かった。ただ飢えをなくすのではなくその裏には栄養というのが強く根付いているので、その両方を解決する必要がある。
③ホームレスとドラックの関係について。職はたくさんあるが、それに雇用される人が少ない。その原因がこのドラックによる精神病だそうだ。そして、お金がないとまたドラックに手を染めてしまう。今、アメリカではこの負の連鎖・負のループがあるという。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

行列ができているフードバンク
倉庫にはたくさんの寄付された食材がある
質を分別し、よくないものは動物の餌になるらしい
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

留学中にやってしまった、私の失敗談

ホームステイ先のオリンピアという都市から行きたかったボーイングフューチャーオブフライトがあるエバレットまでは片道5時間ほど遠く計画的にいけば、完璧に言って帰れる予定だった。しかし、帰り道に三つの失敗をしてしまい、アメリカの夜の街をさまよってしまった。①バスが逆方向に行く。交通機関のアプリとは違う動きをバスがして、帰っていた道を巻き戻されてしまった。②電車が満員になった。この時、ちょうど野球観戦終わりの人たちと被ってしまい、何十分と電車の中で待たされた。③知識不足。日本の常識でいけば夜も交通機関をやっていることが当たり前であるが、アメリカ(州によって違うかも)は夜の7時にはバスも電車もないという状況になり、どうすることもできなかった。
最終的には空港に行ったらタクシーもあるだろうと思い、夜のアメリカを二時間歩き、タクシーを拾い変えることができた。銃社会であり、車の走るスピードが速いので本当に怖かった私の失敗談エピソードだ。

夜のアメリカ

そんなもんだから切り替えて、次に進もうぜ。しょげるな!!

  • 語学力 : 英語

英語に関してはネイティブとでも会話ができるという根拠のない自信があり、もし困ったとしてもどうにかなると軽く見て挑んだ留学だった。そしたら、一日目で言語という壁にぶつかり、ホームシック、カルチャーシックになった。相当落ち込んだ。しかし、大事なのはそんな状況でもどれだけ気持ちを切り替えて、次につなげつことができるかであり、何もしなければ何も変わらない。留学というのは(特に短期留学)は時間との勝負である。しょげている時間ももったいない。どんな状況でも前に進む。それが私の留学のカギになった。

留学前にやっておけばよかったこと

語学の勉強はもう大丈夫と思ってもやり続けること。どんだけ勉強しても多すぎるということは絶対にないし、必ず自分の役に立つ。また、行く前に絶対、実践的な会話で英語力を強化する。特にリスニングに趣を置く。筆記が完璧でも現地では話す・聞くがほとんどである。そして、あたりまえだが聞き取ることができなければ、話すことさえもできない。会話ができないと楽しさは圧倒的に減る。もっと英語強化しとけばよかった。

これから留学へ行く人へのメッセージ

どんなに万全な準備をしたとしても、おそらく何かしらの困りごとや問題が生まれてくると思います。しかし、それをどう乗り切るかは今から行くあなた次第。そういう問題を苦と思うのではなく新たな敵が現れたとゲーム感覚でもいいので、楽と思うようにしてください。そうするといろんなことが見えてき、自然と良い方向に向かいます。すべては気持ちです。良い留学になるよう願っておきます。頑張れー!You can do it!