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れな

出身・在学高校:
神戸女学院高等学部
出身・在学校:
出身・在学学部学科:
在籍企業・組織:

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最終更新日:2024年02月06日 初回執筆日:2024年02月06日

小児医療×医療アクセス×メンタルヘルス

留学テーマ・分野:
短期留学(3か月以内、語学・ボランティアなど各種研修含む)・海外ボランティア
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • Projects Abroad
  • タンザニア
  • アル―シャ
留学期間:
4週間
総費用:
700,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 310,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<TOEFL Junior 790点> 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<TOEFL Junior825点、英検2級>

留学内容

私は「Sustainable Mental Health Care and Child Health Care Accessesを届けるには」というテーマで4週間タンザニアのアルーシャという町で医療ボランティアをしました。①「小児医療」、②「メンタルヘルスケア」、③「持続可能な医療アクセス」を軸に、「子供とのかかわり方」、「病気の偏見による心に与える影響を知るための感染症の知識」そして「どうやったら誰でも医療がアクセスできる世の中を作り出すことができるのか?」を主に探究しました。

平日の午前中は病院実習に行きました。お医者さんの診察の様子を見つつ、タンザニアで多い病気や医療システムなどを教えていただきました。また2回帝王切開を見る機会もありました。
午後は医療に関するワークショップ、学校に行って衛生指導、タンザニアの文化に触れるアクティビティなどをしました。
3日間だけ、バスで3~5時間ほどかけて医療機関がない地域に行って、幼稚園や学校などで診察をするアウトリーチを行いました。アウトリーチでは、バイタルサインの測定・診察の様子を見学・薬を袋に入れるなどの実践的なことをしました。アウトリーチには毎回300人ほどのマサイ族の方が来ました。
休日は平日とは違うタンザニアの風土・自然・文化に触れるためにサファリに行ったりマサイ村に行ったりしました。

留学の動機

興味を持ったのは中一だったけど、英語が苦手で自信がなかった。しかし、中3になり英語も上達し、近くに高校留学のロールモデルがいたため、「私にも留学できるかも!」と思うようになりました。小児医療・メンタルヘルスケア・持続可能な医療アクセスをテーマに選んだのは、自分自身の経験から。タンザニアに決めた理由は慢性的に医療従事者が不足し、医療アクセスがしにくい地域があり、子供と関わる機会も多いから。

成果

①子供と笑顔で関わる
②感染症、特にHIVやTBなどの差別・偏見は、病院にアクセスすることまた薬を飲むこと、家族に病気を打ち明けることを妨げる
③水道を整備をすることで予防できる病気にかかっている人が、農村部では多い。道路が整っていない、交通手段が徒歩しかないために病院にアクセスするのに1日かかるような人もいる。インフラ整備を行うことで病気を防ぐとともに、医療によりアクセスできるようになる

ついた力

プレゼン力

5回ほどプレゼンをする機会がありました。子供、大人、お医者さんと様々な相手にプレゼンしました。最初の方は原稿しか見れなかったのですが、回数を重ねるうちに、だんだん堂々としゃべれるようになりました。他のボランティアメンバーに「お医者さんみたいだったよ」と言ってもらって今の自信にもつながっています。

今後の展望

この留学で学んだことを生かして、将来は医療が届いていない人に心も体も元気になれるような医療を届けることができるような小児科医になりたいです。また、この留学でインフラ整備の大切さを知ったので、医学に関わらず公衆衛生などの分野も学んでいきたいです。今はもっと知識をつけること・どんな人が医療にアクセスできていないかをさらに探究していきたいと思っています。

留学スケジュール

2023年
7月~
2023年
8月

タンザニア(アル―シャ)

アル―シャはタンザニアで4番目に大きい都市でインフラも比較的整っていて過ごしやすかったです。タンザニアの現地のホストファミリー宅に4週間お世話になりました。ほかのボランティアメンバーと一緒に住んでいました。
平日の午前は病院実習に行き、お医者さんの診察を見るとともにタンザニアで多い病気・医療システムを教えていただきました。帝王切開を見る機会もありました。
平日の午後は、タンザニアの文化に触れる・学校で衛生指導・プレゼン・ワークショップを行いました。
3日間だけ、アウトリーチに行く機会がありました。アウトリーチでは、毎回300人ほどのマサイ族の方が来ました。アウトリーチでは、バイタルサインの測定・診察の様子の見学・薬の梱包等実践的なことを行いました。患者さんの主な症状は綺麗ではない水を生活用水として使っていること・遠くに水汲みに行ってる事が原因でした。インフラ整備の大切さを実感しました。
休日は、平日とは違い、サファリやマサイ村などのタンザニアの文化や風土に触れる体験をしました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

アウトリーチに行く途中の道
マサイ村で生活用水として使われている水
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

この国のことが、とても好きになった瞬間

タンザニアでは人々がのびのびと生きている印象がありました。ポレポレタイムやTanzania flexible timeというのんびりとした時間が流れていました。お医者さんが「朝ごはん食べてるから、待っといててね」とか「すぐに戻ってくるから、待っといてね」と言われ2時間ほど待っていたことなどもありました。タンザニアにいたころは、もっと「病院実習したい!」や「探究活動しなきゃ」という焦りの気持ちがあったことや5分前行動を徹底されて育った私にとっては受け入れがたいもので少しイライラしてしまいました。日本に帰ってきて締め切りに追われたり、勉強などで時間に追われてる今になって、この時間が恋しいです。また、お医者さんが診察と診察の間におやつを食べたり、ご飯を食べながら診察ところを見て人間味を感じ、ひとりの人間として患者さんと向き合ってるなと思いました。タンザニアでは人生を楽しんで精一杯生きている人が多くて、宿題と時間に追われて人生を楽しむことを忘れている私にとってタンザニアは今では懐かしい第二の故郷となっています。

サファリ

感謝してもしきれない、お世話になった・大好きな人

一緒に活動していたボランティアメンバーとProjects Abroadの現地のスタッフさんで引率してくれた方に感謝してもしきれないです。私はとっても人見知りで、人間関係の構築と維持が苦手で、タンザニアに行って他の人とうまくやっていけなかったらどうしようと思っていましたが杞憂に終わりました。みんな優しくフレンドリーで、「プレゼンよかったよ」とか「れな、これ得意だよね」とか小さなことに気づいて声かけてくれてうれしかったです。一回メンバー同士で仲間割れをして、私はショックで泣くことしかできなかったのですが、私を気遣って「大丈夫?」と声をかけてくれて、結局仲直りをしてくれました。(そう信じてます)みんな優しくて今でもやり取りしたり、遊びに行くくらい大事な友達です。

メルー山

笑顔は世界共通のコミュニケーションツール

  • 語学力 : 英語

学校で英語を対話で話すという経験が少なかったため、日本以外から来たボランティアやタンザニアのお医者さん、現地の人とコミュニケーションをとるのがとても難しかったです。しかし、できるだけ良好な関係を築きたいし、何より会えてうれしかったのでできるだけ笑顔で、"Yes!"とか”Thank you”とかわかる単語でできるだけコミュニケーションをとることができました。笑顔はスワヒリ語しか話せない人ともスワヒリ語・英語以外の言語をしゃべる人とも良好な関係を築く一つの方法です。子供が大好きな私は、子供が診察に来た時に、うれしくて自然と笑顔になってると、お医者さんが「この子もあなたのこと好きってよ」とおっしゃってくださって、涙が出るくらいうれしかったです。たとえ言語や出身地が違っても、笑顔って自分の思いを伝えてくれるものだということを実感しました。

不安は日本で取り除いてから行く!

  • 生活 : 病院

私は体調をよく崩すので、できるだけ日本で体調管理面についてできることはやっていきました。
①飛行機に乗るのが初めてで、耳が痛くなる人がいるというのを聞いていたので、耳鼻科に行って、対処方法を教えていただきました。
②できるだけ多くのワクチンを打っていく。タンザニアには狂犬病などの病気にかかるリスクが日本よりも高かったので、できるだけ多くのワクチンを打っていきました。
③常備薬を持参する。頭痛がする、おなかが痛くなるなどの事態に備えて、できるでけ多くの量の自分に合った常備薬を持参しました。
④私は持って行ってなかったですが、蚊にかまれて顔が腫れたことがあったので虫刺され用のお薬ももっていけばよかったと思いました。
結局、一回も体調を崩すことがなく、活動に専念することができました。
幸いにもアル―シャにはマラリアにかかる心配がなかったので、だいぶ安心して過ごせましたが、備えあれば憂いなしなので日本でできるだけのことをして行くのをお勧めします。

留学前にやっておけばよかったこと

英語をしゃべる訓練。ただ、一人でしゃべるのではなく、学校の英語の先生とかと相互に話してみるのをお勧めします。

これから留学へ行く人へのメッセージ

私はこの留学まで海外経験ゼロでした。加えて英語は元々苦手な科目でした。こんなマイナス地点からでも留学できました。なので「語学力ないし、海外行ったことないから無理だ⋯」と思わず、留学してみることをお勧めします。世界には日本では見れない景色が広がっています!!