留学内容

私は将来、子どものSOSに素早く気付くことが出来る警察官になるために、トビタテでの留学を決意しました。留学先は、建国55年で急速な発展を遂げたシンガポールと、新興国インドネシアです。子どもが犯罪を起こしてしまう理由を知るため、理想の警察官になるため、子どもを取り巻く環境について3つの仮説を立て4つの観点から研究しました。シンガポールでは、語学学校に通いつつ、ホームステイもし、現地の人達にインタビューをしました。インドネシアでは、中高一貫校の学校訪問やアンケート、孤児院訪問、現地の大学生と意見交換をしました。1日たりとも無駄にはしないように、今日は何をするべきかなどとしっかり考えて行動していました。どちらの国もとても充実した、刺激的な日々でした。

留学の動機

初めは学校の先生が言った「誰でも留学できます」という言葉でした。誰でもってことは私も対象なるのかな？と思ったのがきっかけでした。そして、子供の犯罪を止める、減らすことが出来る警察官になりたい私は視野を広げる必要があると感じていたため、海外の子供を取り巻く環境を知り、改めて日本での子供を取り巻く環境整備をしていきたいと考えました。

成果

留学を通して、視野を広げるのと同時に課題を見つけることができました。留学するために色々な所に自分でアポを取ったり、アンケートの依頼をしたりしました。ほとんど相手にされず、そう簡単には了承を得ることは出来ませんでした。また、宗教観、倫理上の問題からアンケートの実施を断られることも何度もありました。宗教観などのことについて、私は勉強不足であることを改めて痛感しました。

ついた力

挑戦する力

初めてのことがとても苦手な私にとって、この留学に応募すること自体とても大きな出来事でした。いざ、留学するとなった時に1人で親元を離れてやっていけるのだろうかと不安になりましたが、やっていかなければならないんだと覚悟決めてからは1人でなんでも、どこでも動けるようになりました。

今後の展望

私の研究は、いつか子どもを取ります環境の一部になる私たちが少年犯罪が起きにくい環境作りへの理解を深めて行動していくことで、少年犯罪の減少、そして、自身が犯罪に手を染めることを自己防衛できると考えています。この留学は、私自身の進路にも影響を与えました。学びたいことが留学ではっきりしました。私にとって大きな転機であったと思います。