留学大図鑑 留学大図鑑

みやぽん

出身・在学高校:
私立広島三育学院高等学校
出身・在学校:
東京農工大学大学院
出身・在学学部学科:
工学府電子情報工学専攻物理応用工学専修
在籍企業・組織:


最終更新日:2023年10月24日 初回執筆日:2023年10月24日

生き物を離れて生き物を知る

留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • シンガポール国立大学 メカノバイオロジー研究所
  • シンガポール
  • シンガポール
留学期間:
5ヶ月
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • 大学独自のもの 720,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル

留学内容

みなさんはドラマや映画の登場人物の関係性を矢印などで示す相関図を見たことありますか?相関図を見ると、ドラマの背景がわかり、本編のストーリーを観たくなるものです。

私は、非生物な原子や分子が集まって、細胞や臓器そして動物の体ができるまでのストーリーを知りたいと思っています。ですが、生物学の教科書を開くと、ドラマの相関図のような、細胞内にある分子たちの化学反応のながれを矢印で示す図ばかりで、私が気になるストーリーについてはほとんど語られていません。

なぜ、生物学の教科書には相関図がたくさん書いてあるのに、肝心なストーリーが書かれていないのでしょうか?それはモノの動きの理を探求する物理学で、細胞内のように、化学反応がある時の分子の運動をまだ、記述しきれていないからです。つまり、生き物を深く理解するためには、一度、生物学から離れて物理学をより成熟させる必要があるのです。

細胞の遺伝子発現を制御する技術は、再生医療で安全な臓器を作るためにも、癌などの難病を治すためにも不可欠です。遺伝子発現の変化は物理的な力によって細胞が変形するときにも生じる。しかし、遺伝情報を担うDNAで詰まった細胞核内に局所的な変形を制御する方法がないため、力学的に遺伝子発現が制御される仕組みは分かっていない。私は、細胞核に磁気微粒子を挿入してそれを磁石で動かすことで、細胞核内に局所的な変形を加える実験をしています。すると、硬さや粘り気など、物理学でよく理解されている現象と比較することができるのです。

留学の動機

留学への動機は二つあります。一つ目は自分の実験への理解を深めるために、留学先の独自なシミュレーション手法を習得すること。二つ目は、物理学者が生物学者と共同研究する現場を体験し、分野横断的な研究をするノウハウを学びたかったからです。

成果

留学先では日本でした実験の解析をしながら、留学先で培われたシミュレーションを学びました。

その結果、実験データから新しい法則性を見つけることができて、シミュレーションの基礎を習得することができました。ですが、こうした成果よりも留学先で海外の研究者と議論できたことが、今振り返ると印象的でした。一流の研究者は全く研究が大変で疲れている様子がなく、とても楽しんでいました。

ついた力

研究を楽しむ力

自分が何を本当に知りたいのか?それがわかると、作業をこなす大変さが気にならなくなり、ワクワクしながら研究ができるようになります。

今後の展望

自分の武器を磨いてたくさんの人と議論しながら研究を心から楽しみたいと思います。

留学スケジュール

2022年
11月~
2023年
3月

シンガポール(シンガポール)

学生ホステルで1ユニットを二人でシェアしました。
幸いなことに、ルームメイトも日本人でとても気楽でよかったです。
ですが、家賃が異常に高かったので(月15万)、追加の奨学金がないと暮らせなかったです。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

泊まったホステルの長い廊下
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

留学中に手に入れた、今でも大事にしているもの

やはり、相手の話に耳を傾けて、質問をして議論をすることの重要性です。
相手の話を聞くと相手も自分の研究の話を聞いてくれるので、さらに
自分の研究を楽しむことができます。

通った研究所の前の写真

諦めないで

  • 費用 : 奨学金

円安でお金が足りなくなり留学を断念してしまいそうになりましたが、
諦めずに奨学金を探した結果、
大学の学長の裁量経費から支援を受けることができました。

これから留学へ行く人へのメッセージ

日本でも充実した研究ができていても、一歩外に出ることをお勧めします。
新しい環境で新しい人と出会うと、今までとは想像もできないほど知識の幅も広がり、研究が楽しくなります。