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肴倉ほの花

出身・在学高校:
青森明の星高等学校
出身・在学校:
出身・在学学部学科:
在籍企業・組織:

NewYorkに留学を考えている方、留学に興味がある方、可能な限りで質問にお答えします!


最終更新日:2020年03月06日 初回執筆日:2020年03月06日

世界の中心で語学を学ぶ

留学テーマ・分野:
短期留学(3か月以内、語学・ボランティアなど各種研修含む)・語学留学
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • New York Language Center ミッドタウン校
  • アメリカ合衆国
  • ニューヨーク
留学期間:
3週間
総費用:
650,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 360,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 挨拶など基本的な会話ができるレベル<英検準2級> 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル

留学内容

テーマ「世界の人種差別の現状を知る」
世界の中心であるニューヨークで、語学学校では「国籍や人種による考え方の違い」や「各国の文化」を多くの人との交流を通して体感しながら学び、ダンスでは「国籍や人種を超えた表現の観察」「ダンス力の向上」という計画で留学をしました。語学学校、ダンスセンター共に、様々な国籍の人が集まっていたため、初日には「文化の違いによる問題は無いのか」「私自身仲良くなれるか」などという不安がありましたが、実際に通ってみると、国籍に関わらず積極的に意見交換し、仲良く交流していました。そして帰国する頃には、クラスのメンバーだけでなく他のクラスのメンバーや先生方とも仲良くなることができました。また、ダンスセンターではダンスは世界共通の表現方法だということを再認識することができました。


留学の動機

テレビを見て、人種や国籍などによる差別の現状を知り、この現状を改善したい、その為にも世界の中心で人種差別に対する考え方を知りたいと思うようになりました。そこで、様々な国籍の人が集まるニューヨークの語学学校や、観光客が多く集まるところで観察し、実際に肌で触れて感じたいと思いました。また、表現の違いなどを知ることのできるダンスを通して、様々な視点で「人種、国籍」について見つめたいと思いました。

成果

実際に留学を通して感じたことは、どこに行ってもみんな優しく同じように接してくれるということです。学校でもダンスセンターでも日本人に対するイメージはとても良く「日本に行ってみたい。日本人は優しくてマナーもいい」などという声も沢山聞こえてきました。しかしその一方でアジア人を差別する現場を目の当たりにしました。どちらも今後差別問題を解決する上でとてもいい経験でした。

ついた力

プレゼンテーション能力、行動力

この留学で、英語力はもちろんですが、自分の思いや考えを多くの人に伝える力、プレゼンテーション能力、相手の気持ちを表情などから読み取る力が身につきました。始めは周りが外国人しかおらず、遠慮してしまったり、戸惑ってしまったりすることが多くありましたが、時間が経つにつれ「もっと知りたい。もっと知ってほしい。」と思うようになり、それからどんどん積極的に話せるようになりました。

今後の展望

今後私が行っていきたいことは大きく二つあります。一つ目はこの留学での経験をより多くの人に伝えるということです。今回出来たとても貴重な経験や感じたことを沢山の人に知ってもらいたいです。二つ目は、人種や国籍による差別の問題を解決できるように、もっと詳細を知りたいです。また、自分自身も国と国という概念を無くし、人と人との付き合いが出来るようになりたいです。

留学スケジュール

2019年
7月~
2019年
8月

アメリカ合衆国(ニューヨーク)

ニューヨークで、午前中は語学学校にて英語力の向上や日本について広めるアンバサダー活動を行い、午後はブロードウェイダンスセンターで様々な種類のダンスに挑戦し、本場のブロードウェイの舞台を観劇することでダンスの表現力の幅を広めることに挑戦しました。そしてこれらの活動内容をSNSなどを通して多くの人に広め、発信する活動を行いました。主な活動場所はマンハッタンにあるタイムズスクエア近辺で、ホームステイ先はブルックリン南部だったため毎日片道一時間かけて通学していました。また、観光客が多く訪れるアメリカ自然史博物館やメトロポリタンミュージアムにて係員の接し方を観察し、9.11メモリアムミュージアムで同時多発テロについて学びました。そして国連本部のツアーに参加し、SDGsに関する取り組みや国際的な問題について学び、実際に総会議場なども見学してきました。

費用詳細

学費:納入総額

100,000 円

住居費:月額

100,000 円

生活費:月額

100,000 円

項目:航空券、ダンスレッスン、観劇、国連・美術館等

300,000 円

国連本部見学へ行った時の外観写真です
ブロードウェイを観劇した時の写真です。
国連見学中の総会議場の写真です
費用詳細

学費:納入総額

100,000 円

住居費:月額

100,000 円

生活費:月額

100,000 円

項目:航空券、ダンスレッスン、観劇、国連・美術館等

300,000 円

スペシャルエピソード

感謝してもしきれない、お世話になった・大好きな人

今回の留学は多くの人に助けられ、人の温かさを改めて実感するものでした。学校初日エージェントと学校の行き違いにより、情報が学校側にしっかり伝わっておらず、「18歳以下は親同伴で入学手続しなくては入学できない」と言われてしまいました。着いたばかりで不安だらけということに加え、問題が発生したことで、私は今にも泣いてしまいそうで英語が出てこず戸惑ってしまいました。そんな時、先に語学学校に通っていた日本人女性の方が私の代わりに説明してくださり、何とか入学することができました。今でも感謝の気持ちでいっぱいです。その後の学校生活ではクラスメイトが私がすぐ溶け込めるようにメッセージのグループに招待してくれ、何の活動の時も常にペアになり一緒にいてくれました。また、学校の先生にトビタテのアンバサダー活動について説明すると、授業を一時間丸ごと私の日本についての説明の時間にしてくれました。人の温かさを、助け合うことのすばらしさを実感しました。

最終日に学校の先生と思い出に撮った写真です
教科書に掲載されていた私の地元の祭についてのページです
常に私と一緒にいてくれたクラスの友達です。

アメリカ時間

  • 留学先探し : 語学学校

アメリカは日本と違って、時間に対する感覚が少し違います。出発前にエージェントから聞いていた語学学校のスケジュールは、時間だけでなく、曜日まで違うものでした。単身で渡米する機会はまたとないチャンスだと思っていた私は、語学学校だけでなく、ダンススクールや国連訪問など沢山の予定を組んでいたため、驚いたと同時に予定が狂ってしまいました。その予定を全て自分自身で組みなおすため、沢山のことを調べ、計画的・効率的に行動できるよう、エージェントや語学学校、ダンススクールと調整を一人で行いました。また、現地で出会った、同じ時期にNYに留学していたトビタテ5期生と情報交換をしながら有意義な時間を共有できたことも、自分自身にとって宝物の時間となりました。

現地で出会ったトビタテ5期生

これから留学へ行く人へのメッセージ

単身で留学するということは、学校で留学するのと違い、一人で考え、行動し、問題を解決しなければなりません。それはとても不安なことでもありますが、達成した時には何とも言えない達成感があります。このトビタテ留学Japanという留学の機会を頂いたことで、背中を押してもらい、様々な国の友達ができ、色々な考え方を学ぶことが出来ました。留学は新しい自分を見つけるチャンスです。皆さんも是非チャレンジしてください。