留学大図鑑 留学大図鑑

じょな

出身・在学高校:
山口県立山口中央高等学校
出身・在学校:
山口県立大学
出身・在学学部学科:
国際文化学部国際文化学科
在籍企業・組織:


最終更新日:2019年11月13日 初回執筆日:2019年11月13日

若者参加で姉妹都市交流を活性化する

留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ナバラ州立大学人間社会学部社会福祉学科
  • スペイン
  • パンプローナ
留学期間:
11か月
総費用:
1,800,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 1,850,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
スペイン語 挨拶など基本的な会話ができるレベル<スペイン語検定6級> 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<DELE B1>

留学内容

私は2018年8月23日から2019年7月31日までスペインナバラ州パンプローナ市に位置するナバラ州立大学に交換留学生として派遣されました。私の地元である山口県、山口市はそれぞれナバラ州とパンプローナ市と姉妹提携を結んでいます。姉妹都市交流の利点は、グローバル化が進む社会の中で信頼ある関係をもとに異文化に接し、その輪を広めるところにあると考えます。しかし、一般的には行政や企業が中心となり、階層や年代の広がりに限界もあります。日本各地で民間の国際交流・国際協力団体の高齢化も進み、維持や継続が難しくなっているというのが現状です。将来的によりグローバル化の進む社会で働く若者たちにこそ、姉妹都市交流をきっかけに海外に目をひらくことが必要であると考えました。そのため、SNSなどのs情報技術などを利用して、離れて居ながらも交流が可能にできないかということをテーマにフィールドワークなどを行いました。

留学の動機

私は山口県山口市で生まれ育ちましたが、スペインのパンプローナ市と姉妹提携を結んでいるということを高校生になるまで知りませんでした。一方でパンプローナ市には「やまぐち」と名の付く図書館や公園があり、認知度が高いということを知りました。そこで、この姉妹都市交流に対する認識を変えることができないのかと考えるようになり、山口県立大学と提携校のパンプローナ市にあるナバラ州立大学に留学しようと決意しました。

成果

留学期間中はまず語学力の強化を行い、留学当初はA1レベルであったスペイン語をB1レベルまで引き上げることができました。また、コミュニケーションが円滑に取れるようになりフィールドワークに役立ちました。フィールドワークの結果として、山口市の学生とパンプローナ市の学生での交流の可能性を見出すことができました。

ついた力

自分が成長できる環境を整える行動力

留学当初は寮生活をしていましたが、寮にうまくなじめず、英語ばかりを話しスペイン語の成長が感じられませんでした。そこでフィールドワークを行えるくらいの語学力までもっていかないとという焦りからがむしゃらにホストファミリーを探し、結果的にスペイン語は2段階以上もレベルを上げることができました。もし、この時にこの行動に移っていなければ成長をする機会を逃していたので踏み切れてよかったと考えています。

今後の展望

私は元々コミュニケーションを取ることが好きで営業の方面を漠然と目指していました。しかし、パンプローナ市にある小さな店で日本のとあるメーカーの商品を見つけ、日本の製品がこんなに遠くまで届いていて使われているということを初めて意識しました。将来は海外営業をできるところで日本の製品の良さを最大限に伝えられるような営業マンになりたいと思うようになりました。

留学スケジュール

2018年
8月~
2019年
7月

スペイン(パンプローナ)

私は2018年8月23日から2019年7月31日までスペインナバラ州パンプローナ市に位置するナバラ州立大学に交換留学生として派遣された。私の地元である山口県、山口市はそれぞれナバラ州とパンプローナ市と姉妹提携を結んでいる。しかし、一般的には行政や企業が中心となり、階層や年代の広がりに限界もある。日本各地で民間の国際交流・国際協力団体の高齢化も進み、維持や継続が難しくなっている。将来的によりグローバル化の進む社会で働く若者たちにこそ、姉妹都市交流をきっかけに海外に目をひらくことが必要であると考えた。留学期間中はまず語学力の強化を行った。留学当初はA1レベルであったスペイン語をB1レベルまで引き上げた。これにより、コミュニケーションが円滑に取れるようになりフィールドワークに役立った。フィールドワークではパンプローナ市にある「山口公園」、「山口図書館」を訪れた。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

66,000 円

生活費:月額

35,000 円

牛追いで有名なサンフェルミン祭りにてホストファミリーと
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

66,000 円

生活費:月額

35,000 円

スペシャルエピソード

感謝してもしきれない、お世話になった・大好きな人

私はスペインで生活し始め2ヶ月ほどで成長に行き詰まり、悩みに悩んだ結果2019年10月下旬からホームステイへと変更しました。変更に至った経緯は、スペイン人が8割以上の学生寮で一人部屋を借りていて中々スペイン人の友達ができず、留学生同士の交流は英語で行っていたため2カ月たってもスペイン語をまだまだ話せない自分にストレスと焦りを感じたからです。そこから自らの環境を変えようと知り合いのスペイン人に片っ端から声をかけ、最終的にはホストファミリーを見つけることができた。ホストファミリーと暮らすようになってスペイン語が格段に成長しました。留学前に文法は一通り学習をしていったが練習する機会がほとんどなく伸び悩んでいましたが、少しずつ日常で使う単語やフレーズからだんだんと使えるようになり、1週間ほどで単語ごとではあるがコミュニケーションが取れるようになっていきました。今では冗談を言い合って笑ったり、週に一回電話したり、かけがえのない存在になりました。一緒にバレンシア方面やイギリスなどいろんな場所に連れて行ってくれて、とても楽しい時間が過ごせました。

イギリス旅行でホストファミリーと

スペイン語の成長を感じられなかった2か月間

  • 住まい探し : 学生寮

私はスペインで生活し始め2ヶ月ほどで成長に行き詰まり、悩みに悩んだ結果2019年10月下旬からホームステイへと変更しました。変更に至った経緯は、スペイン人が8割以上の学生寮で一人部屋を借りていて中々スペイン人の友達ができず、留学生同士の交流は英語で行っていたため2カ月たってもスペイン語をまだまだ話せない自分にストレスと焦りを感じたからです。実際に学生寮をキャンセルするためには一ヶ月分の家賃と敷金の約550ユーロ(約66000円)を手放さなければなりませんでした。決して小さな金額ではないのでとても悩みましたが両親と相談し引っ越しを決めました。トビタテ!で奨学金を貰っていたことで、このような大きな分岐点となった選択をすることができたと考えています。これから留学をする方も、自分がより成長ができる決断をできる勇気をもってほしいと思います。

これから留学へ行く人へのメッセージ

私の留学体験記をここまで読んでくれた方は、大きなビジョンを持っている方だと思います。留学では楽しいこともありますが、つらいことももちろんあります。それを乗り越えていくためには、自分自身が自分が成長するために動かなくてはなりません。言い換えると、自分で行動しないと何も自分に返ってきません。これは私が留学中に一番実感したことでした。皆さんが自分が一番成長できると思う選択をできるように応援しています!