留学内容

留学中には、主に２つのことに中心に取り組みました。１つ目は、企業を巻き込んだコンサルティングプロジェクトやケースコンペを通して、企業が抱える課題の解決に挑戦しました。プロジェクトの一つでは、ある企業の海外市場展開に際して、アメリカ人２人とカナダの市場調査に取り組みました。常にプロであることを要求される厳しいプロジェクトでしたが、チームメイトとお互いのタスクを管理しあい、密にコミュニケーションをとることで最終成果物を高い水準を保ちながら完成させることができました。留学後の現在、私たちが提案した成果物を元に海外展開が進んでいるということで、大きな達成感を得ることができました。２つ目は、環境意識の高いシアトルの人々から竹製品がどういう反応を得られるのかをテーマにインタビュー・アンケート調査を行い、自分の足で消費者側の反応を学びました。市場調査では、50人以上の方から意見を集めることができました。調査中は、留学先の学生から質問項目にフィードバックをいただくことで、改良を加えながら地道に取り組むことができました。思っていたほどポジティブな反応を得られないことや厳しい意見をもらうこともありましたが、エンドユーザーにどうすれば価値を届けられる事業を作れるのかという問いに深く向き合うきっかけとなりました。

留学の動機

将来は、日本と海外の架け橋となって、日本の優れたモノやサービスを海外に展開できるような事業に携わり、日本のこれからの持続的な経済発展に貢献したいという思いがありました。もっと生きた企業との接点を持ち、経営学を学びたい、どんな人とでも協働できるタフさを身につけたいという思いから、企業とのプロジェクトを含むカリキュラムでよく知られているワシントン大学に留学することにしました。

成果

２つの学習と活動を通して、学ぶことのできた粘り強さ、異国の仲間と協力する大切さ、常にエンドユーザーを意識するプロとしての姿勢を活かして、留学後の現在はドイツ資本の製造販売業の会社でインターンシップに挑戦しています。留学中に培ったスキルや活動からの学びが生かされていると実感していますし、留学を踏み台として、この機会に大きく成長したいと思えるマインドセットを構築できていると感じています。

ついた力

粘り強く取り組む、質問構築力

タフなプロジェクトが多かったが諦めずに結果を出すまで取り組み続けることで忍耐力が養われた。また、質問をすることで課題を掘り下げながら核心に迫る大切さもアメリカというクリアなコミニュケーションが要求される土壌で鍛えることができた。

今後の展望

留学前から抱いている目標を、経験を積み続けることでもっと明確なものにしていきたい。