留学大図鑑 留学大図鑑

りょう

出身・在学高校:
沖縄県立球陽高等学校
出身・在学校:
琉球大学
出身・在学学部学科:
観光産業科学部 産業経営学科
在籍企業・組織:


最終更新日:2020年06月15日 初回執筆日:2020年06月15日

貧困の子ども達の自立と支援について学ぶ!

留学テーマ・分野:
海外インターンシップ
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ホーチミン市師範大学、ストリートチルドレン友の会(Friends For Street Children)
  • ベトナム
  • ホーチミン
留学期間:
3か月
総費用:
450,000円 ・ 奨学金なし

語学力:

言語 留学前 留学後
ベトナム語 挨拶など基本的な会話ができるレベル 挨拶など基本的な会話ができるレベル

留学内容

私は沖縄県の貧困の子ども達に対して、様々な経験を通して広い視野を持ってもらいたいと思い、ベトナムのストリートチルドレン友の会で貧困の子ども達に対しての自立と支援方法を学びました。具体的な計画としては、沖縄とベトナムの子ども達で絵手紙交換を行い、異文化交流を行いました。この交流を通して、子ども達は自分とは違う環境で育った人がいることを知る事ができ、その土地の文化・習慣などを知る事ができます。そして、違う価値観を知ることで、子ども達の視野が広がり、この経験が積み重なれば将来の選択肢が増えると考えました。

留学の動機

約2年間、児童養護施設で学習ボランティアをしていました。その時に、貧困の子ども達がいることを知り、そして彼らが他の子ども達より経験する機会が少なく、自分の将来に明るいイメージを持てていない子がいると感じました。私は、少しでも子ども達の力になりたいと思い、なにか普段経験できない事を通して、視野を広げ、多様な価値観をもてるようになってほしいという思いから留学を決意しました。

成果

FFSCでは、事務所でのインターンとボランティア活動を行いました。様々な活動を通して子ども達を支えるのに多くの人の協力があることを知り、簡単な事でないと感じました。さらに、数々のボランティアに参加していく中で子ども達の初めての体験の瞬間に立ち会うことができました。その時の彼らのキラキラした顔を見ていると些細な事でも新しい経験をすることは子ども達にとって刺激的な事で価値観に影響を与えると感じました。

ついた力

柔軟な対応力力

ベトナムでは予定が決まっていないことが多く、当日の予定をドタキャンされ、振り回されることが多い日々でした。しかし、その国のことをよく理解することで、自分の常識に相手を合わせようとするのではなく、その土地の常識を理解し合わせる必要性を感じました。この経験から、相手のことを理解し柔軟に対応することが、良い時間を過ごし、その土地の人とうまく関係を築き、環境に馴染むコツだと感じました。

今後の展望

留学を通して、もっと地元に焦点を置いて子ども達のケアにも関心をもってくれる人を増やしたいと感じました。そのため、私は今後も児童園でのボランティアを継続し、子ども達の視野や選択肢の幅を広げるために多くの情報を発信していきたいと思っています。その他にも、留学で経験した数々のボランティア活動を児童園でも実現したいと考えています。これまでは私一人で行っていたイベントにも多くの人を巻き込んでいきたいです。

留学スケジュール

2018年
10月~
2018年
12月

ベトナム(ホーチミン)

ベトナム・ホーチミンのストリートチルドレン友の会(NGO組織)で2か月間、インターンシップとボランティアを行いました。ここでの活動は主に貧困により学校にいけない子ども達に英語や日本語を教えたり、時には一緒に遊んだりとたくさんの交流ができました。子ども達と接することで、どんなことでも経験することは大事な瞬間であると感じました。
滞在先はインターン先の宿泊施設でした。そこには私以外のボランティアの方やこの団体を支援してくださっている方も宿泊しており、多くの人と意見を交換し、交流する事ができました。

費用詳細

学費:納入総額

40,000 円

住居費:月額

50,000 円

生活費:月額

30,000 円

ベトナムでは11月20日先生の日に生徒から贈り物をもらいます
レモンと香草で手を洗う習慣があるようです
費用詳細

学費:納入総額

40,000 円

住居費:月額

50,000 円

生活費:月額

30,000 円

スペシャルエピソード

感謝してもしきれない、お世話になった・大好きな人

留学中はベトナム在住の大学の先輩や県人会の方々にとてもお世話になりました。語学学校はマンツーマンのため友達ができず、留学初期はさみしくて日本に帰りたくてしかたがありませんでした。しかし、ベトナムで出会った方々が私を遊びに誘ってくれたおかげで、充実した休日を過ごすことができ、楽しい思い出でいっぱいの留学生活になりました。さらに、インターン先では日本人の支援者が訪れることがあるのですが、そこで出会った日本人の方に旅行に誘ってもらい、都会のホーチミン以外のベトナムを知る事ができました。この方に出会わなかったら、経験できない、知る事ができなかったベトナムを知ることができました。多くの人のおかげで、3か月間、安全にベトナムを満喫することができました。留学中に出会った方々とは今も連絡を取る仲で、仲良くさせてもらっています。本当に出会えて良かったと感じています。

港町ブンタウに連れていってもらいました
久しぶりに海をみて感動しました

粘り。

  • 留学先探し : 語学学校

ベトナム語を学ぶ語学学校を探していたのですが、私はどうしても安心のできるところで学びたかったので、過去に日本人が受講したことのある先生に教えてもらうことにしました。しかし、いざ連絡を取ってみると、日程の交渉をするときに少しでも希望が合わないと、他校をお勧めされたり、授業料が全て現地決済のため、請求書と領収書を発行してくれなかったりと、物事がつまづく場面がたくさんありました。事務局とも交渉をして、請求書と領収書は現地についてから提出することになり、ベトナムへ飛び立ちました。しかし、現地について語学学校に行き、教えてもらう予定の先生に直接会い、契約を進めるのですが、なんと、今度は後払いだと言うのです!!!(笑)結局、その日、請求書はもらえず、謎に領収書だけもらうという始末でした。しかし、その先生は教え方が上手で私のベトナム語も少ない期間で自分の意思が伝えられ聞き取れるくらいには上達したので、あきらめずにアプローチし続けて良かったなあ!!と思っています。

留学を勧める・勧めない理由

留学はおすすめです!!!やっぱり、現地に行く・日本から出ることでしか分からないこと、気づけないことってたくさんあると思います。もちろん、大変な事もたくさんあり何回も帰りたいと思いましたが、他国の同世代の人と交流することで、刺激をもらえますし、学びもたくさんありました。行って良かったことの方が多いです。

これから留学へ行く人へのメッセージ

せっかくの留学なので、留学計画以外でも安全第一にたくさんの経験をしてほしいと思います。