留学大図鑑

るみか

出身・在学高校:
横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校
出身・在学校:
東海大学
出身・在学学部学科:
工学部電気電子工学科
在籍企業・組織:

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自動ドローン

留学テーマ・分野:
派遣留学、語学留学、研究留学
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • Syracuse UniversityのEnglish Language InstituteとMechanical & Aerospace Engineering
  • アメリカ合衆国
  • ニューヨーク州シラキュース
留学期間:
1年間
総費用:
2,400,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表プログラム」 1,920,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<TOEFL48だが、英語を話す力は既にあった。> 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル<TOEFL65>

留学内容

テーマは、留学先で自動運転の研究を通じ、日本に応用できるアメリカの先進的な研究開発手法を学ぶこと。さらに、英語を力を向上させ英語で表記されている海外の先進的な情報を日本に取り入れられるようにすること。計画通りに、留学の前半は大学に付属している語学学校で英語を学び、その後は大学の研究室でドローンの自動運転を研究する学生インターンをした。日本の在籍大学である東海大学が提携しているシラキュース大学の語学学校の留学プログラムを延長する形で現地に残り、実践活動として研究をした。語学学校では座学のみならず課外活動や英語を学ぶ留学生のサポートをする現地のアメリカ人と過ごすなどしたので、TOEFLのスコアが上がっただけでなく会話力や実践的な英語が身についた。研究室では配線やドローンの姿勢を安定させるにはどうしたらよいかを考えたり、ソフトウェアを使用して自動制御を考え、テスト飛行もした。周りが大学院生ばかりで、当時学部3年だった私は時々戦力にならないことがあり、彼らにわからない箇所を質問することが多かった。今回の留学で学ぶべき科目や自分で取り組むべき課題が見つかったうえ、次はアメリカの大学院に正規で留学し、自動運転車の研究をし、博士号も取得したいと思うようになった。

留学の動機

幼いころから理科が好きで理数科の高校に進学し、当時は初歩の段階にあった自動運転車を課題研究で研究していた。アメリカに半年間留学していた親の話をよく聞いていてアメリカに興味があり、多様な教育方法があるアメリカの学校へ行きたいと思うようになっていった。現在の大学に入学後、念願だった長期の留学をしたいと思い、自動運転の研究が進んでいるアメリカへ実際に行きたいと思った。

成果

周囲に機械工学系の学生が多く、電気分野に弱い人が多かったので自分の専門分野である電気電子工学を強化し、頼られるようになったこと。また、ドローンの配線や部品の配置構成を誰よりも効率よく考えられた。5月から8月までの研究内容を詳しくレポートにして研究室に提出し、褒められた。

ついた力

開拓力

日本の在籍大学は研究を外部と連携して行うことが少なく、海外とのコネがある人も少なかったので、受け入れ先機関を探すのは艱難辛苦の連続であった。受け入れ先機関が決まらないまま現地へトビタち、事務室や研究室を訪問し、交渉することでほぼ自分の力だけで受け入れ先機関を見つけた。

今後の展望

現地の研究室では自分のソフトウェアに関する知識とプログラミング能力の足りなさを痛感していたので、大学生のうちにそれらを伸ばしていきたい。さらに近々開始する卒業研究とアメリカの大学院留学への準備へ取り組み、長期休みには自動運転のシステムやアルゴリズムを開発する会社へのインターンもやっていきたい。今のところ自動運転車の道に進みたいと思っており、将来は日本と海外の両方で働きたい。

留学スケジュール

2017年
8月?
2018年
8月

アメリカ合衆国(シラキュース)

2017年8月28日から2018年5月4日まではSyracuse University(SU)のEnglish Language Institute(ELI)で英語の学習に専念した。留学前よりエッセーを書けるようになり、リスニング力も向上した。2018年5月20日から2018年8月27日まではSUでドローンの自動運転の研究をした。The Technology Garden(TTG)というインキュベーターで主に活動した。TTGはSUの卒業生が立ち上げたドローンの企業であり、大学院生とポスドク、そして私が自動ドローンの開発をした。私の担当はドローンのモーターを使えるようにすることと、配線や回路を考えることだった。また、最後の仕事である研究活動を総まとめしたレポートを提出し、分かりやすく詳細まで網羅している褒められた。住居は学生アパートであった。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

1,560,000 円

生活費:月額

50,000 円

項目:教科書

180,290 円

TTGにあるこのオフィスで活動した。
開発した自動ドローン。スタンドに固定してある。
Syracuseの冬は零下20度になることもあり、寒い。
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

1,560,000 円

生活費:月額

50,000 円

項目:教科書

180,290 円

スペシャルエピソード

留学前後での、自分の変化

留学前は電車の中で英語の本を読み、放課後は英語学習支援室に毎日通い、3つの英語のサークルに通ったりと専門科目以上に英語の準備はした。しかし、研究室で英語は話せて当たり前。それよりも英語で論文を読み、話し合い、与えられた仕事をこなすことなど英語を使って何が出来るのかがより重要であった。私がミーティングで発言することは少なかったうえ、論文の英語は理解できても大学院レベルの数学や物理が難しかった。ソフトウェアやコンピュータの知識が不足していたため、それに関する自分に与えられた仕事を最後までできず、他の学生がやることになった時は暫くショックでトイレに引きこもっていた。これらの苦い経験から帰国後は残りの大学生生活でプログラミングのスキルアップをし、コンピューターサイエンスに関する知識を自主的に学んでいる。また、以前は大学の授業で習う内容は研究で使われるのかと疑問だったが、実践活動中に必要だった知識は大学の授業で学ぶ科目ばかりだったので帰国した現在は、今まで以上に授業の予習復習をしている。さらに留学前は大学を卒業後に就職しようと考えていたが、帰国後はアメリカの大学院に進学しようと決意した。留学前は、社会に出るのが遅くならないよう焦っていたが、研究室には30代の人が多く、実力をつけるには時間がかかるのが現実なのだろうと思った。

ここまでセットアップできなかった。悔しい。

受け入れ先機関未定のまま渡米

  • 留学先探し : インターンシップ

私はトビタつ当日にも受け入れ先機関が決まっておらず、不安しかなかった。そこでアメリカに着いてから自分で交渉し、受け入れ先機関を決定させた。まず、私の日本の在籍大学がSUのELIと提携があり、ELIでの勉強が終了後にSUにある研究室で活動したいと思っていたので、SUの研究室や事務にメールを送って交渉したが、ほどんど取り合ってくれなかった。生徒のみがメールを送っても取り合ってくれないと、だんだん私は悟り、在籍大学の先生方を通じてメールを送っていただきたいとお願いしたが、私が留学先で自ら交渉してほしいと言われた。出発前までに受け入れ先機関を決定したかったので、先生方のSUに限定しない海外の伝手を当たってみたが、先生によっては海外にコネが無かったり、自動運転に関連のある研究室で活動する方を知らなかった。日本を出国する当日は受け入れ先機関という言葉が頭をよぎるだけでも鬱々した。幸いにも英語の語学学校での勉強が終わる半年後くらいまでに研究室は決めればよかったので、現地に着いてからの時間はあった。そして運よくSUに到着した時から実際に足で歩いて事務や研究室を訪問し、受け入れてくださる教授に1人巡り合えた。この教授には感謝してもしきれない。

この飛行機の中で、受け入れ先機関のことをずっと考えていた。

留学前にやっておけばよかったこと

実践活動が研究活動だったので、留学前に自分の専門分野を強化し、現地で戦力になるようにしておけばよかった。

留学を勧める・勧めない理由

留学はお勧めします。留学に行った後悔より行かなかった後悔の方が大きいはずです。留学に行けば、自分の知っている範囲が広がります。人は知っている世界の範囲でしか物事を選択しないし、知っている範囲でしか何かを目指したり憧れたりしません。日本しか知らない人は、他の国に在住経験のある人より知見が狭いかもしれません。どんなテーマの留学でも良いので、自分の世界を広げるため、留学しましょう!

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学先で何でも経験してください。留学は楽しいことより大変なことの方が大半かもしれませんが、留学の経験は全て自分の中で生きます。何故なら動物は本能的に色々なことを既に知っていますが、私たち人間は経験からしか学べないからです。ガゼルの赤ちゃんは生まれてすぐ歩けますが、人間の赤ちゃんは経験によって歩けるようになっていきます。なので何かを伸ばしたい、成長したいと思うならたくさん経験してください!