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すずきゆり

出身・在学高校:
神戸市立葺合高等学校
出身・在学校:
早稲田大学
出身・在学学部学科:
国際教養学部国際教養学科
在籍企業・組織:


最終更新日:2018年10月29日 初回執筆日:2018年10月29日

教育を社会学の視点から見つめなおす

留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ノースカロライナ大学チャペルヒル校
  • アメリカ合衆国
  • ノースカロライナ
留学期間:
9か月
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 169円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル<英検1級、TOEFL ibt 110、TOEIC970> 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル

留学内容

世界ランキング26位に位置するノースカロライナ大学チャペルヒル校社会学部に留学をし、同時に高校生留学団体AFS-USAでのボランティア活動を行った。大学の授業では主に、教育に関わる社会学の授業を履修した。具体的には、教育社会学、家族と社会、社会階層論などである。それらの授業を通して、家庭教育および学校教育を社会学的にみるために学んだ。ボランティア団体では1年間を通して、様々な国からアメリカ合衆国へ留学をしてきた高校生留学生がどのように新しい家庭および教育に適応していくのかを見て、社会学の仮説とどのように重なり合っているのかを検証した。

留学の動機

中国に住んでいた時に、学校に行けない子供たちを見て、ひとりでも多くの子供が学校にいける社会を作りたいと考えるようになった。大学に入学し、教育社会学の授業を履修した際に、環境や社会の状況によって、教育を与えることはネガティブにも働いてしまうことがあると知った。そこで、教育を世界に広めるにあたっては、より深く社会学の知識を身に着ける必要があると感じ、社会学を深く学ぶことができる大学への留学を決めた。

成果

留学を通して、育ってて来た背景の違いによって様々な価値観や考え方を持つ人がいることを再確認できた。そのため、人との意見のぶつかり合いなどでは、「新しい考え方を得ることができる」という利点に目を向けることができるようになった。
学問の面では、次のステップとして、様々な国の教育システムや、教育に関わることを学ぶ必要を感じた。

ついた力

まきこみ力

学校公認の日本語会話クラブを設立し、代表を務めた。日本語を学んでいながら日本語を実際に使用する機会がない現地学生と留学先になじめていない日本人留学生がいることに気が付き、それを解決するために設立した。この中で、ほかの日本人留学生の協力と、現地学生の協力を得る必要があり、どのように行動すれば人から協力を得られるのかを考える力をつけられた。

今後の展望

自分の周りの人、新しく出会う人を大切にしたい。留学を通して様々な人に出会い、多くの学びを得た。これらは人からの支えがあったからこそだと実感している。そのため、私は周りの人が作りたい世界を一緒に作っていけるような人になり、今までの恩返しをしていきたいと考えている。

留学スケジュール

2017年
8月~
2018年
5月

アメリカ合衆国(ノースカロライナ)

世界ランキング26位に位置するノースカロライナ大学チャペルヒル校社会学部に留学。教育を社会学的な視点から学んだ。
社会学以外にも、大学のマーチングバンドに所属し、300人とともにフットボール大会での演奏を行った他、吹奏楽団ではフロリダ遠征を行い、友人関係を構築した。また、日本語ペラペラクラブをアメリカ人の友人とともに設立し、50人ほどが所属するクラブを運営した。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

日本語ペラペラクラブ
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

感謝してもしきれない、お世話になった・大好きな人

「1日することがないなら連絡しなさい」と言ってくれた人がいます。私は高校生留学団体でボランティア活動を行っていた。そこのボランティアのマネージャーさんに言われたのがこの言葉である。この言葉に込められた意味は、「留学における時間の大切さ」である。彼女が言ったのは、「留学はいつか終わってしまう物で有り、その限られた時間を無駄に過ごしてはいけない。無駄に過ごしてしまいそうな時は連絡をしてくれれば一緒に時間を過ごして、無駄じゃない時間にしよう」ということであった。私はその言葉は人生でも同じ事がいえると考えている。自分なりに毎日に意味を見つけて生活していきたい。

別のボランティアを呼んで、寿司を作っている様子

趣味を持つ

  • 周囲の説得 : 恋人・友人

私は留学開始すぐ、ホームシックになった。1週間ほどのホームシックが続き、その際には食事ができなかった。これは、私がいままでに友人や家族が周りにいない状態がなかったからである。今までの生活には必ず誰かがいて、私は自分の時間をその人達とともに使ってきた。そのため、留学後、友人も家族もいない状態での自分の時間の使い方がわからずホームシックになっていたのだと考える。私は、当時は解決法がわからなかったため、友人を作ることですこしずつ解決をしていった。友人を作ることさえできれば陥ることのないホームシックであったが、留学に友人がいない期間はほとんどの場合必ずある。むしろ、留学先に友人がいることの方が珍しいだろう。そのため、このホームシックにそもそもならず、快適に生活をはじめるにあたって何が必要であったかと考えると、趣味だと私は思う。趣味を持っていることで、自分自身が快適に過ごすことができ、友人を作るスピードもあがり、所属する場所も明確になったであろう。これから留学をはじめる方には、ぜひ自分の心のよりどころになる趣味を見つけて、それを留学先に持参してほしい。

留学先で発見した趣味:スポーツ観戦

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学は知識や経験だけではなく、人間的に大きな成長をさせてくれます。様々な価値観や考え方に触れてきてください!そしてなによりも楽しんできてください!いってらっしゃい!!