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カイコー

出身・在学高校:
愛知県立春日井高校
出身・在学校:
信州大学
出身・在学学部学科:
電子情報システム工学専攻
在籍企業・組織:


最終更新日:2018年03月16日 初回執筆日:2018年03月16日

オイルパーム用センサの開発

留学テーマ・分野:
専門留学(スポーツ、芸術、調理、技術等)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • Universiti Putra Malaysia 工学部
  • マレーシア
  • セラダン
留学期間:
3ヵ月
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 630,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル<TOEIC 770> 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル<TOEIC 770>

留学内容

オイルパームの成熟度を判別する新たな手法を提案するための研究を行いました。オイルパームとは世界で最も生産される植物性油脂として石鹸や食料や洗剤などの多岐にわたるものに使われています。オイルパームは現在目視によって成熟度の判別が行われています。しかし目視による方法は人の感覚に依存しやすいという特徴を持つ。そこで、目視に代わる方法として私は電気的な手法を提案しました。4種類の方法を提案し、3か月間、オイルパームを採取してそれらの4つの方法を用いてデータの取得を行い続け、データの処理を行って、成熟度が判別できるかを評価を行いました。

留学の動機

学部時代にしていた研究が世の中に実際にどう使われるのかがイメージできず、応用先を自ら調査を行ったところ、オイルパームに出会いました。しかしオイルパームはマレーシアやインドネシアといった国でしか育たないため、日本では手に入れることができませんでした。そこで、指導教員がマレーシアにつながりがあったので、そのつながりを利用してマレーシアで研究留学を行いました。

成果

提案した4つの方法のうち3つの方法を用いることで成熟度が判別可能であることが示唆され、成熟度判別技術の発展に少しだけ貢献しました。今後は得られた成果を学会で発表する予定です。

ついた力

行動力

留学の準備の段階から自分の研究を世の中に役立てたいという思いから、トビタテ!に応募し奨学金を得て研究留学を実現のために活動的に行動しましたし、自分の研究分野の理解を深めるためにタイの研究チームの研究室も訪問させていただきました。結果として目的をもち、それに対して思いついたことをすぐに実行し行動する能力はこれから生きていくうえで大切な力だと感じました。

今後の展望

研究テーマがセンサであったことから、センサの勉強をするうちにセンサに魅力を感じるようになりました。なので今後は、これからIoTでセンサは非常に重宝されていくと思うので、センサの開発を行える会社に就職し、センサに関する知識を磨きながら、IoT技術を発展させられるような技術者になりたいと考えています。

留学スケジュール

2017年
9月~
2017年
12月

マレーシア(セラダン)

マレーシアにてオイルパームという世界で生産される植物性油脂の成熟度判別センサの開発に行ってきました。マレーシアではあらかじめ用意していった4つの方法を用いて三か月間ひたすらオイルパームを採取しては、データを測定するという作業を行いました。研究以外には、書道教室のボランティアで筆の使い方を教えたり、日本の技術を文化祭で発表したり、マレーシアの学生の海外就職への興味についてをインタビューなどを行いました。その結果、研究では、3つの方法は判別できる可能性が示唆される結果となり、ボランティアや文化祭やインタビューでは、日本の文化を広めるだけでなく、マレーシア人と日本人の修飾に関する考え方の違いなど知る事ができました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

沢山のマレーシアの学生が日本に興味を持っており驚く
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

ココでしか得られなかった、貴重な学び

マレーシアで、宗教を信じることの素晴らしさを知りました。私はタクシーの運転者や友達など様々な人に一日五回あるお祈りは大変じゃないの?という質問をよくしました。大体の人は慣れたから全然大変じゃないというと共に、ストレスがたまったときやつらい時にお祈りの時間があると心を落ち着かせることができ、リラックスができるということを言っていました。また、イスラム教では自殺を禁じられているため、だれも自殺をしないということにも驚きを感じました。なぜなら日本では昨今いじめによる自殺などが問題視されているのに対して、マレーシアではそもそも宗教のおかげでつらくても自殺という選択肢が人々のなかにないということに素晴らしさを感じました。こうした経験から普段あまりなじみのない宗教を身近に感じ、素晴らしい側面を見ることができたことは非常に良い経験でした。

マレーシアで仲良くなったイスラムの学生

選択して下さい

新しいボキャブラリーを増やすための工夫

  • 語学力 : 英語

英語で友達と話している中で、私はいつも同じようなフレーズを使いまわしていることに気づき、ボキャブラリーの少なさを痛感し、もっと多様な単語を使いこなして表現できる幅を広くしたいと考えました。そこで、英語のボキャブラリーを増やすための工夫として、毎日友達とお話しする際に、あらかじめ使えるようになりたい単語を選択しておき、会話の中で意識的に使うことを毎日行いました。このような工夫をすることで、単語帳でインプットしたものを実際にアウトプットに移すことで、実際にその単語を使った時の記憶とその意味が頭の中に結びついて効率的に暗記することができるからです。こういった作業を留学中行うことで、留学する前に比べたら多くの単語を会話で使えるようになったと感じています。

これから留学へ行く人へのメッセージ

どんな形で留学するにせよ、確実に日本を客観的に見るための材料を留学を通して得ることができ、日本人としての強みや弱みを理解できると思います。強みと弱みを知ることで、今後日本人としてどのようなスキルを磨けばよいのかということも分かってくると思います。なので、留学はそれを理解する良い手段なので、留学する際は常に日本と比較することを忘れず生活してほしいと思います。