保護者のための10代留学ガイド

chapter2
なぜ留学

留学を通して
得られるもの

社会の構造が以前よりも早いスピードで変化を続け、予測不可能な時代といわれるいま、これまでの常識やルールだけでは対応できないことや解決できないことが少なくありません。それでも、わが子が自らの力で未来を切り開いて、良い人生を送ってほしいと親は思うもの。

留学先では、自分の身の回りのことを自分でしなければならないことはもちろん、自分のことは自分で考え、行動することがいろいろな場面で求められます。また、誰かの助けが必要な場合には、周囲の大人が動いてくれるような働きかけをする、その大人たちがどのように問題解決をしていくのかを実際に見て学ぶといった、慣れ親しんだコミュニティや学校生活の中だけではなかなか体験することができないライフスキルや物事に柔軟に対応できる力などを磨くことも可能です。

未成年からひとりの「大人」として自立をする時期がすぐそこまできている高校生年代の子どもにとって、異文化生活を送る留学は、これまで学校や家庭で育んできた自分自身の「生きる力」が、実社会でどれだけ通用するのかを試し、自分の強みやこれからもっと伸ばしていく必要があるスキルを知る絶好の機会になるはずです。

高校生年代が持つ強みは「将来の進路選択の柔軟性の高さ」
留学を経験した高校生の83%があげた「留学で得たもの」トップ3