急速に進む都市化にはメリットもある一方、
大気汚染やごみ処理など課題を生むリスクも

現在、世界の都市部で暮らす人口の割合は半分以上、そして2050年には3分の2にまで増えていくといわれています。（国連経済社会局調べ）
都市化が進むと経済が強くなり、就業や教育の機会が広がることで高い収入を得やすくなり、便利な生活環境を享受できます。一方、急激な都市化によって、住宅不足になったり、大気汚染やごみ処理の問題、格差の拡大、 出生率の低下、犯罪の増加などの課題が増えているのも現実です。まちの規模が大きくなれば、災害がおこったときの被害が大きくなるリスクも高くなります。

東京圏への集中、超高齢化が進む日本では
将来、消滅する可能性がある市町村も

都市の成長は続き、さらに、その約 90％の増加がアジアとアフリカで起こることも予想されています。国連のデータによれば、2018年の東京圏（東京・神奈川・千葉・埼玉）は、2位のデリー（インド）、3位の上海（中国）を超え、世界一人口の多い都市圏になっています。
一方、超高齢化が進む日本では、現状のまま対策をしなかった場合に、将来、消滅する可能性がある市町村も多くあるとも言われます。
まちが私たちが幸せに暮らし続けていく場所でありつづけるために、みんなができる工夫や新しいアイディアを探していこうというのがこの目標です。