本当に4年で卒業しなければいけないの?
える(大阪大学/ 愛媛県立松山東高校)
- 留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
-
- サンクトペテルブルグ大学言語学部
- ロシア
- サンクトペテルブルク
- 留学テーマ・分野:
- 大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)・人類学・言語学・歴史学・社会学・国際文化
よく留学相談を受けるときに「留学しても4年で卒業できますか」と聞かれることがあるが、私は4年で卒業することを考えてなかったから、交換留学で単位をバッチリとってきたけれど「できるかもしれないが私は5年行く」と答える。卒業ができるかできないかは学校や学部のシステムによっても違うから、先生や先輩に聞いて単位とかのことを把握しなければならないし、帰ってからの就活が気になるならそれも事前に自分がどういう就活をしていくのか考えて、調査してみるべき。私の経験と周りで見てきた人たちの結果を言うと、私は留学に行ったことでいろいろな価値観を知って、勉強に対しても働くことに対しても見方ががらりと変わったので、留学後帰ってきてからすぐに就活もできなかったし、学びたいことがまだまだ増えたので、そのまま卒業するのはもったいないと思った。周りでは留学後期から就活を始める人もいたが、軸も定まらずとりあえずの就活をしていたため、結局みんなうまくいかずまた来年チャレンジすることにしていた。他のトビタテ生はやはりしたいことが明確に決まっているからだろうか、割と帰国後に就活を初めてすぐにうまく内定を取っていたりしたが。でもやっぱり私は卒業を4年ですることにこだわる必要はないと思う。特に3年生から留学を開始して4年生で帰ってきてそのまま卒業はもったいない。きっと留学中に勉強不足で悔しい思いもするし、新しく学んでみたいことも見つかるし、ある程度言語も堪能になって帰ってくるからやっとここから本当に勉強できるようになると思うからだ。もちろん少しでも早く社会に出てみることも大事だが、学生しかできないこともたくさんあって、それは取り戻すのは難しい。多くの社会人とも話す機会があったが、ほとんどすべての人がもっと大学時代にしかできないことをやっていればよかった、と語っていた。周りの大人の圧力に負けず、最後は自分で決めてほしい。
続きを見る