病むんです、私。小さいことなのに。
中村優平(長崎大学/ 福岡県立京都高等学校)
- 留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
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- オックスフォード=ブルックス大学・アンカサ=プラ2・ザンジバル州立大学
- インドネシア・タンザニア・イギリス
- オックスフォード・ジャカルタ・ザンジバル
- 留学テーマ・分野:
- 大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)
イギリスのロンドン・ヒースロー空港、インドネシアのスカルノ・ハッタ国際空港、タンザニアのアビード・アマニ・カルーム国際空港に着陸したとき私は病んでいました。飛行機は着陸が近づくにつれ、翼が広がっていきます。その翼が広がるにつれて鬱になっていくのです。そして着陸した後、飛行機のドアに向かう列の中で胸が苦しくなってしまいます。 そう、私は新しい土地に行くとすぐに病むタイプなのです。特に初めてイギリスに着いた時は大変でした。自分でも不思議ですが、英語を話したくなかったのです。ロンドンの空港からオックスフォードの大学まで英語を話しませんでした。本当に最初の2週間は部屋から出ることも苦痛だったのです。インドネシアでもタンザニアでも似たようなことが起きました。その地を離れるころになると、帰りたくないとなっているので不思議ですが。 毎日が楽しくなった後も、週末など一日中部屋に1人でいるときは虚しい気持ちで満たされていました。良い意味でも悪い意味でもストレスが溜まることが多かったです。良い意味というのは、友人と多く語り合った時などです。やはり母語ではない英語が語り続けるのは、体力がいります。 とはいえ、そんなこんなで留学を無事に終えることが出来ました。これから留学が不安だという方に、時は過ぎていくものなので辛いことも過ぎ去る、と思って頑張って欲しいと思います。
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