自分の得意を見つけて敷衍する
西原 和代(京都大学大学院/ 愛光学園高等学校)
- 留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
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- カリフォルニア大学バークレー校 日本研究センター
- アメリカ合衆国
- バークレー
- 留学テーマ・分野:
- 大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)
読むことは比較的できたものの、会話のリスニングとスピーキングがとても弱い状態で、最初は大学院セミナーのディスカッションや日常のハウスメイトが複数居る場での会話についていけませんでした。読むことは好きだったので、聞くことと話す機会を作ること意識的に確保するのと同時に、自分の得意な読書を英語学習の機会として活用しました。 ・研究に必要な語彙を増やす 文献を読むのは当然ですが、大学院セミナーでは2時間みんながひたすら通常のスピードで議論するため、最初は全く聞き取れず辛かったです。2週目からはクラスメイトと教授にお願いして毎回授業を録音させてもらうことに。通学時間に聞きなおしてセミナーのノートに書き込みをしていました。 ・Language Exchange 留学先の先生が自分の指導している院生で日本語が学びたいという人を紹介してくれ、2年間週一回数時間、お互いに英語と日本語を教えあうというLanguage Exchange をやりました。キャンパスでチラシを貼ってLanguage Exchangeの相手を募集している人も何度もみたことがあります。 留学中は毎日が英語の特訓状態と言っても、通常の会話で分からない単語を聞き返したり、文法を訂正してもらったりするのは難しいし、ストレスもたまります。そういった時間と場をはっきり分けて定期的に身をおくことで、自分も相手も着実な進歩が見えて楽しいものです。 ・多読多聴 留学先の公共図書館でメンバーカードを作り(住所の証明ができればたいていはすぐ作れます)、オンラインでオーディオブックを借りて聞き、その後同じ本を借りて読んだり(あるいは同時に借りたり)して繰り返し同じ本を読みました。また、大人向けではなく幼児向けの絵本やYA向けの本を読むのも効果があります。
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