留学大図鑑

菅井徹人

出身・在学高校:
東北学院高等学校
出身・在学校:
北海道大学大学院農学院森林資源科学講座
出身・在学学部学科:
北海道大学農学部森林科学科
在籍企業・組織:

最終更新日:2018年01月25日

最先端の森林火災研究

留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • Lleida Univ. The Department of Crop and Forest Science and Agotecnio-Center.
  • スペイン
留学期間:
3ヵ月
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • (独)日本学生支援機構(JASSO)「海外留学支援制度」 150,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 挨拶など基本的な会話ができるレベル 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

地球温暖化の影響は,持続可能な森林管理を困難にしています。なかでも温暖化による乾燥や落雷の増加に伴って,森林火災の規模が激化しています。もともと森林生態系には必要であった森林火災の頻度や強度が,人為的な影響で劇的に変化しています。このような背景の下,既に森林火災が多発しているスペインでは,先進的な研究が盛んに行われています。特に近年は,水の安定同位体技術を活用することで,樹木の水利用戦略を時空間的に評価することが可能になりつつあります。さらに,この最先端の同位体技術は,違法伐採の抑止力として機能することも期待されています。将来は研究者の立場から森林火災や違法伐採といった問題解決に貢献することを目指して,私は留学しました。3ヵ月間,夏期集中型のスタイルで実践的な研究活動に携わる毎日でした。技術習得は勿論,上記の世界情勢や課題解決に向けた考えを総説として学術雑誌に投稿,受理されました。次年度以降の研究デザインに活用することも計画しています。

留学の動機

国際学会に参加した際,他国の若手研究者が国費を活用して参加・活動していることを知りました。一方で,これまで大学の助成金を利用していましたが,より挑戦的な課題は設定できませんでした。たまたま,トビタテの支援内容を知ることができ,面接合格に至ることで留学する決意が固まりました。

成果

・技術の習得
・上記の世界情勢や課題解決に向けた考えを総説として学術雑誌に投稿,受理
・次年度以降の研究デザインへの活用を計画中

ついた力

えらぶ力

限られた時間の中で優先する物事を考える機会が多くありました。なかでも,誰かヒトを「えらぶ」機会が印象として強く残っています。プライベートでも研究でも,はやめはやめに自分の本心や,虚勢に気がつくことができれば,よりよい学びがあったと後悔しています。

今後の展望

次年度以降の研究デザインに活用することも計画しており,日本学術振興会の審議にも無事採択されました。将来は研究者の立場から森林火災や違法伐採といった問題解決に貢献することを目指しています。

留学スケジュール

2017年
7月~
2017年
9月

スペイン(Lleida)

将来,研究者の立場から森林火災や違法伐採といった問題解決に貢献することを目指して,私は留学しました。3ヵ月間,夏期集中型のスタイルで実践的な研究活動に携わる毎日でした。受入先研究室のポスドクが担当しているプロジェクトに携わりながら,野外サンプリングや実際の測定,また帰国後の現在もデータの解析を継続しています。実験サイトは大学内の実験苗畑や,野外はピレネー山脈の固定試験地を利用していました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

Val de Boi. ピレネー山脈の固定試験地にて.
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

留学前後での、自分の変化

海外で研究生活を行うという点に,怖じ気づく側面を払拭できたと感じています。短期的ではあったものの,現地の研究学生がどのような研究生活,またプラベートの時間をどれほど過ごしているのかなど,様々な場面を実感できたことは非常に貴重な時間となりました。日本の学生との違いも実感しつつ,漠然と感じていた不安が相当薄れたことに,自分自身でも驚いています。そして,研究環境以上に重要視すべきことも見つかったことで,今後の研究デザインにおいて深みをもった内容を盛り込めると感じています。何より,共同研究だけでなく多くの生活面においてもサポートしてくれたラボのメンバーに感謝の念が止みません。

Best friends in our lab

研究留学というカタチについて

  • 帰国後の進路 : 進学

トビタテキャンペーンは,「実践活動」や「留学内容を日本へ還元すること」がが制度として強く推奨,あるいは義務づけられています。この制度に,いわゆる「研究留学」のカタチが合致しにくいと感じることがあるかもしれません。研究を展開することに意欲がある学生にとって,この課題を解決し,申請書や面接に向けて準備を進めることは有意義な経験だと思います。成果をカタチとして表現できる力は,研究を推進する上で非常に重要な点だからです。

これから留学へ行く人へのメッセージ

(研究留学される方へ)
帰国後にも留学成果や経験を活かした活動が展開されることを期待しています。
今はまだ曖昧な定義ですが,トビタテ研究者グループのような団体もあるそうです。
本制度を賢く利用して,どんどん面白い研究をすすめていきましょう。